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熊本大学/2002年度/前期

熊本大学 2002年 数学 第4問解答・解説

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1問題

熊本大学2002年度第4問

a>0a>0 とするとき,関数 f(x)=x2e−xa\displaystyle f(x)=x^2e^{-\frac{x}{a}} について,次の問いに答えよ。

(1) x=cx=c で f(x)f(x) が極大値をとるとき,cc を aa で表せ。

(2) 定積分 ∫0cf(x) dx\displaystyle \int_0^c f(x)\,dx を aa で表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) c=2a\quad c=2a\quad / (2) a3(2−10e2)\displaystyle \quad a^3\left(2-\frac{10}{e^2}\right)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

a>0a>0 である。積の微分法と合成関数の微分法より、 f′(x)=2xe−x/a−x2ae−x/a=1axe−x/a(2a−x)\displaystyle f'(x)=2xe^{-x/a}-\frac{x^2}{a}e^{-x/a}=\frac{1}{a}xe^{-x/a}(2a-x) となる。ここで e−x/a>0e^{-x/a}>0、a>0a>0 だから、f′(x)f'(x) の符号は x(2a−x)x(2a-x) の符号と一致する。したがって、x<0x<0 では負、0<x<2a0<x<2a では正、x>2ax>2a では負である。よって x=0x=0 では極小、x=2ax=2a では極大となるから、 c=2a.c=2a. 次に、t=xa\displaystyle t=\frac{x}{a} とおくと、x=atx=at、dx=a dtdx=a\,dt であり、積分区間は 0≦t≦20\leq t\leq 2 となる。したがって、 ∫0cf(x) dx=a3∫02t2e−t dt.\displaystyle \int_0^c f(x)\,dx=a^3\int_0^2 t^2e^{-t}\,dt. 部分積分を2回用いると、 ∫02t2e−t dt=[−t2e−t]02+2∫02te−t dt=−4e2+2([−te−t]02+∫02e−t dt)=−4e2+2(−2e2+1−1e2)=2−10e2.\displaystyle \begin{aligned} \int_0^2t^2e^{-t}\,dt&=\left[-t^2e^{-t}\right]_0^2+2\int_0^2te^{-t}\,dt\\ &=-\frac{4}{e^2}+2\left(\left[-te^{-t}\right]_0^2+\int_0^2e^{-t}\,dt\right)\\ &=-\frac{4}{e^2}+2\left(-\frac{2}{e^2}+1-\frac{1}{e^2}\right)\\ &=2-\frac{10}{e^2}. \end{aligned} よって、 ∫0cf(x) dx=a3(2−10e2).\displaystyle \int_0^c f(x)\,dx=a^3\left(2-\frac{10}{e^2}\right).

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 積の微分
  • 合成関数の微分
  • 指数・対数関数の微分
  • 置換積分法
  • 部分積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質

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