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熊本大学/2002年度/前期

熊本大学 2002年 数学 第1問解答・解説

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1問題

熊本大学2002年度第1問

さいころを繰り返し投げて,nn 回目に出た目の数を XnX_n とし,an=X1X2⋯Xna_n=X_1X_2\cdots X_n とする。このとき,各 nn について,an≦9a_n\leq 9 となる確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

1以外の出目が現れる回数で場合分けし、各場合の順序付きの出目列と位置の選び方を数える。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • n≧1n\ge 1 に対しP(an≦9)=1+5n+6(n2)+(n3)6n=n3+15n2+14n+66n+1.\displaystyle \quad P(a_n\le 9)=\frac{1+5n+6\binom{n}{2}+\binom{n}{3}}{6^n}=\frac{n^3+15n^2+14n+6}{6^{n+1}}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

さいころの出目は各回独立で、1から6までの6通りが同様に確からしいので、n回の出方は全部で6n6^n通りある。

出目が1でない回がk回あるとする。そのk個の出目の積は9以下でなければならない。k≧\ge 4なら積は少なくとも24=162^4=16となるから、kは0,1,2,3のいずれかである。

k=0のとき、該当する出方は1通りである。k=1のとき、1でない出目は2,3,4,5,6のいずれでもよく、位置も選ぶので5(n1)\displaystyle 5\binom{n}{1}通りである。k=2のとき、選んだ2つの位置に入る出目の組は(2,2),(2,3),(3,2),(2,4),(4,2),(3,3)の6通りであるから、6(n2)\displaystyle 6\binom{n}{2}通りである。k=3のときは(2,2,2)だけなので(n3)\displaystyle \binom{n}{3}通りである。

したがって条件を満たす出方は 1+5(n1)+6(n2)+(n3)\displaystyle 1+5\binom{n}{1}+6\binom{n}{2}+\binom{n}{3} 通りであり、確率は 1+5n+6(n2)+(n3)6n\displaystyle \frac{1+5n+6\binom{n}{2}+\binom{n}{3}}{6^n} である。これを整理すると P(an≦9)=n3+15n2+14n+66n+1(n≧1)\displaystyle P(a_n\le 9)=\frac{n^3+15n^2+14n+6}{6^{n+1}}\qquad(n\ge1) を得る。例えばn=1n=1では11、n=2n=2では1736\displaystyle \frac{17}{36}となり、いずれも直接数えた結果と一致する。なおn<kn<kでは(nk)=0\displaystyle \binom{n}{k}=0とする。

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 確率の基本法則

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