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熊本大学/2002年度/前期

熊本大学 2002年 数学 第2問解答・解説

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1問題

熊本大学2002年度第2問

a>1, a>p>0a>1,\ a>p>0 とする。2直線 ℓ1:y=2x−1, ℓ2:y=a\ell_1:y=2x-1,\ \ell_2:y=a の交点を SS,ℓ1\ell_1 と xx 軸の交点を TT とし,yy 軸上の点 P(0,p)P(0,p),ℓ1\ell_1 上の点 A(1,1)A(1,1),ℓ2\ell_2 上の点 Q(q,a)Q(q,a) をとる。∠PQS=135∘, ∠AQS=45∘\angle PQS=135^\circ,\ \angle AQS=45^\circ であるとき,次の問いに答えよ。

(1) p,qp,q それぞれを aa で表せ。

(2) ∠PAT=∠QAS\angle PAT=\angle QAS であるとき,p,ap,a それぞれの値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) p=2a−2, q=2−a(1<a<2)(1)\space{}p=2a-2,\space{}q=2-a\quad(1<a<2)
    (2) p=87, a=117\displaystyle (2)\space{}p=\frac{8}{7},\space{}a=\frac{11}{7}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

直線 ℓ1\ell_1 と ℓ2\ell_2 の交点および ℓ1\ell_1 と xx 軸の交点は S=(a+12,a),T=(12,0)\displaystyle S=\left(\frac{a+1}{2},a\right),\qquad T=\left(\frac12,0\right) である。p<ap<a、a>1a>1 より、P,AP,A はともに水平線 y=ay=a より下にある。

まず QSQS が左向きだと仮定する。下向きの QPQP が左向きの QSQS となす角が 135∘135^\circ なら QPQP は右下向きなので q<0q<0 となる。一方、下向きの QAQA が QSQS となす角が 45∘45^\circ なら QAQA は左下向きなので q>1q>1 となる。矛盾だから QSQS は右向きである。このとき QPQP は左下向き、QAQA は右下向きであり、45∘45^\circ の傾きから a−p=q,a−1=1−q.a-p=q,\qquad a-1=1-q. 従って p=2a−2,q=2−a.\boxed{p=2a-2},\qquad \boxed{q=2-a}. q>0q>0 と a>1a>1 より 1<a<21<a<2 で、この範囲では元の点の位置条件も満たす。

(2) θ=arctan⁡2\theta=\arctan 2 とおくと 45∘<θ<90∘45^\circ<\theta<90^\circ である。AQ→=(1−a,a−1)\overrightarrow{AQ}=(1-a,a-1) は左上向きで方向角 135∘135^\circ、AS→=((a−1)/2,a−1)\overrightarrow{AS}=((a-1)/2,a-1) は右上向きで方向角 θ\theta だから ∠QAS=135∘−θ\angle QAS=135^\circ-\theta は鋭角であり、 tan⁡∠QAS=tan⁡(135∘−θ)=−1−21−2=3.\displaystyle \tan\angle QAS=\tan(135^\circ-\theta)=\frac{-1-2}{1-2}=3.

また 0<p<20<p<2 なので −45∘<arctan⁡(p−1)<45∘-45^\circ<\arctan(p-1)<45^\circ である。AP→=(−1,p−1)\overrightarrow{AP}=(-1,p-1) の方向角は 180∘−arctan⁡(p−1)180^\circ-\arctan(p-1)、AT→=(−1/2,−1)\overrightarrow{AT}=(-1/2,-1) の方向角は 180∘+θ180^\circ+\theta。従って ∠PAT=θ+arctan⁡(p−1).\angle PAT=\theta+\arctan(p-1). 条件 ∠PAT=∠QAS\angle PAT=\angle QAS から arctan⁡(p−1)=135∘−2θ.\arctan(p-1)=135^\circ-2\theta. 右辺も −45∘<135∘−2θ<45∘-45^\circ<135^\circ-2\theta<45^\circ を満たすため、正接をとって同値に解ける。tan⁡θ=2\tan\theta=2 より tan⁡2θ=−4/3\tan 2\theta=-4/3 なので p−1=tan⁡(135∘−2θ)=−1−(−4/3)1+(−1)(−4/3)=17.\displaystyle p-1=\tan(135^\circ-2\theta) =\frac{-1-(-4/3)}{1+(-1)(-4/3)}=\frac17. よって p=8/7p=8/7、さらに p=2a−2p=2a-2 から a=117,p=87.\displaystyle \boxed{a=\frac{11}{7}},\qquad \boxed{p=\frac87}. このとき q=2−a=3/7q=2-a=3/7 であり、1<a<21<a<2 および 0<p<a0<p<a を満たす。

この問題で使う考え方

  • 直線の交点と傾き
  • 半直線の向き・象限による角度条件の整理
  • 逆正接の主値範囲を使う角度計算
  • 三角比の加法定理と正接

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