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京都大学/2013年度

京都大学 2013年 数学 第6問解答・解説

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1問題

京都大学2013年度第6問配点 35点

投げたとき表が出る確率と裏が出る確率が等しい硬貨を用意する。数直線上に石を置き,この硬貨を投げて表が出れば数直線上で原点に関して対称な点に石を移動し,裏が出れば数直線上で座標1の点に関して対称な点に石を移動する。

(1) 石が座標xの点にあるとする。2回硬貨を投げたとき,石が座標xの点にある確率を求めよ。

(2) 石が原点にあるとする。nを自然数とし,2n回硬貨を投げたとき,石が座標2n−2の点にある確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 12\displaystyle \frac12。(2) n22n−1\displaystyle \frac{n}{2^{2n-1}}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

表を HH、裏を TT とすると、石の座標 uu は H(u)=−u,T(u)=2−uH(u)=-u,\qquad T(u)=2-u と移る。従って2回の結果ごとの変位は HH:u↦u,TT:u↦u,HT:u↦u+2,TH:u↦u−2.HH:u\mapsto u,\quad TT:u\mapsto u,\quad HT:u\mapsto u+2,\quad TH:u\mapsto u-2. ここで左の文字を先に投げるものとする。

(1) 4通りのうち HH,TTHH,TT の2通りで石は元の座標に戻る。ゆえに確率は 24=12.\displaystyle \frac{2}{4}=\frac12.

(2) 2n2n 回の投てきを先頭から2回ずつ nn 組に分ける。各組は、HTHT なら座標を +2+2、THTH なら −2-2 動かし、HHHH または TTTT なら動かさない。座標 2n−2=2(n−1)2n-2=2(n-1) へ達するには、nn 組全てが +2+2 なら得られる最大の 2n2n から、合計で2だけ減らせばよい。各組の減少量は、HTHT なら0、HHHH または TTTT なら2、THTH なら4なので、ちょうど1組が不動(HHHH または TTTT)、他の n−1n-1 組が HTHT でなければならない。

不動にする組の選び方は nn 通り、その組の出方は2通りで、残りの組は全て HTHT に定まる。したがって有利な列は 2n2n 通り。全ての 2n2n 回の結果は 22n2^{2n} 通りで等確率だから、求める確率は 2n22n=n22n−1.\displaystyle \frac{2n}{2^{2n}}=\frac{n}{2^{2n-1}}.

この問題で使う考え方

  • 対称移動を一次式で表す
  • 2投ごとの場合分け
  • 順序列の数え上げ

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