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千葉大学/2013年度

千葉大学 2013年 数学 第6問解答・解説

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1問題

千葉大学2013年度第6問

整数 p, q (p ≧ q ≧ 0) に対して2項係数を {}_pC_q = p!/(q!(p − q)!) と定める。なお 0! = 1 とする。

(1) n, kが0以上の整数のとき, {}_{n+k+1}C_{k+1} × (1/{}_{n+k}C_k − 1/{}_{n+k+1}C_k) を計算し,nによらない値になることを示せ。

(2) mが3以上の整数のとき,和 1/{}_3C_3 + 1/{}_4C_3 + 1/{}_5C_3 + ⋯ + 1/{}_mC_3 を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    kk+1\displaystyle \frac{k}{k+1}
  • (2)
    ∑r=3m1(r3)=3(m−2)(m+1)2m(m−1)\displaystyle \sum\limits _{r=3}^m\frac1{\binom r3}=\frac{3(m-2)(m+1)}{2m(m-1)}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 階乗定義を使い、二項係数の比に直すと (n+k+1k+1)(n+kk)=n+k+1k+1,(n+k+1k+1)(n+k+1k)=n+1k+1.\displaystyle \frac{\binom{n+k+1}{k+1}}{\binom{n+k}{k}}=\frac{n+k+1}{k+1},\qquad \frac{\binom{n+k+1}{k+1}}{\binom{n+k+1}{k}}=\frac{n+1}{k+1}. 与式はこの二つの差なので n+k+1k+1−n+1k+1=kk+1,\displaystyle \frac{n+k+1}{k+1}-\frac{n+1}{k+1}=\frac{k}{k+1}, 確かにnを含まない。これはk=0のときも0となり定義に適合する。

(2) r≧3r\ge3 について 1(r3)=6r(r−1)(r−2)=32(1(r−12)−1(r2)),\displaystyle \frac1{\binom r3}=\frac6{r(r-1)(r-2)} =\frac32\left(\frac1{\binom{r-1}{2}}-\frac1{\binom r2}\right), 最後の等式は各逆数を 2/((r−1)(r−2))2/((r-1)(r-2)), 2/(r(r−1))2/(r(r-1)) と書けば確認できる。従って和をとると途中の項が打ち消し合い ∑r=3m1(r3)=32(1−1(m2))=3(m−2)(m+1)2m(m−1).\displaystyle \sum\limits _{r=3}^m\frac1{\binom r3} =\frac32\left(1-\frac1{\binom m2}\right) =\frac{3(m-2)(m+1)}{2m(m-1)}.

この問題で使う考え方

  • 二項係数の階乗表示
  • 二項係数比
  • 部分分数型の望遠鏡和

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