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宮崎大学/2022年度/前期

宮崎大学 2022年 数学 第2問解答・解説

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1問題

宮崎大学2022年度第2問

1辺の長さが1の正四面体 OABCOABC と点 PP が3OP→+8AP→+7BP→+CP→=0⃗3\overrightarrow{OP}+8\overrightarrow{AP}+7\overrightarrow{BP}+\overrightarrow{CP}=\vec{0}を満たしているとする。直線 OPOP と平面 ABCABC の交点を QQ とする。このとき、次の各問に答えよ。

(1) a⃗=OA→,b⃗=OB→,c⃗=OC→\vec{a}=\overrightarrow{OA},\quad\vec{b}=\overrightarrow{OB},\quad\vec{c}=\overrightarrow{OC} として、OP→,OQ→\overrightarrow{OP},\overrightarrow{OQ} のそれぞれを、a⃗,b⃗,c⃗\vec{a},\vec{b},\vec{c} を用いて表せ。

(2) 三角形 ABQABQ の面積を求めよ。

(3) 三角形 ABCABC の重心を GG とするとき、OG→\overrightarrow{OG} と平面 ABCABC が垂直であることを示せ。

(4) 四面体 PABQPABQ の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)OP→=8a⃗+7b⃗+c⃗19,OQ→=8a⃗+7b⃗+c⃗16/(2)364/(3)OG→⊥\displaystyle (1) \overrightarrow{OP}=\dfrac{8\vec a+7\vec b+\vec c}{19},\quad \overrightarrow{OQ}=\dfrac{8\vec a+7\vec b+\vec c}{16} / (2) \dfrac{\sqrt3}{64} / (3) \overrightarrow{OG}\perp平面 ABC/(4)21216\displaystyle ABC / (4) \dfrac{\sqrt2}{1216}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

OP→=p⃗\overrightarrow{OP}=\vec p とおくと、AP→=p⃗−a⃗\overrightarrow{AP}=\vec p-\vec a、BP→=p⃗−b⃗\overrightarrow{BP}=\vec p-\vec b、CP→=p⃗−c⃗\overrightarrow{CP}=\vec p-\vec c である。条件に代入して 3p⃗+8(p⃗−a⃗)+7(p⃗−b⃗)+(p⃗−c⃗)=0⃗3\vec p+8(\vec p-\vec a)+7(\vec p-\vec b)+(\vec p-\vec c)=\vec 0 より、19p⃗=8a⃗+7b⃗+c⃗19\vec p=8\vec a+7\vec b+\vec c。したがって OP→=8a⃗+7b⃗+c⃗19.\displaystyle \overrightarrow{OP}=\frac{8\vec a+7\vec b+\vec c}{19}. 平面 ABCABC 上の点の位置ベクトルは、a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec c の係数の和が 11 となる形で表される。直線 OPOP 上の点 XX を OX→=tOP→\overrightarrow{OX}=t\overrightarrow{OP} とおくと、係数の和は 16t/1916t/19 である。これが 11 となるのは t=19/16t=19/16 のときだから、 OQ→=1916OP→=8a⃗+7b⃗+c⃗16=12a⃗+716b⃗+116c⃗.\displaystyle \overrightarrow{OQ}=\frac{19}{16}\overrightarrow{OP}=\frac{8\vec a+7\vec b+\vec c}{16} =\frac12\vec a+\frac7{16}\vec b+\frac1{16}\vec c. よって、QQ は三角形 ABCABC に関して頂点 CC の係数が 1/161/16 である。

ABCABC は一辺 11 の正三角形なので、その面積は 3/4\sqrt3/4 である。ABAB から測った符号付きの高さは、点の位置ベクトルの係数に関して一次的に変化する。A,BA,B の高さは 00、CC の高さは正三角形の高さ 3/2\sqrt3/2 だから、QQ の高さは (1/16)(3/2)=3/32(1/16)(\sqrt3/2)=\sqrt3/32。したがって [ABQ]=12⋅AB⋅332=364.\displaystyle [ABQ]=\frac12\cdot AB\cdot\frac{\sqrt3}{32}=\frac{\sqrt3}{64}.

正四面体の辺の長さが 11 であるから、∣a⃗∣=∣b⃗∣=∣c⃗∣=1|\vec a|=|\vec b|=|\vec c|=1、また a⃗⋅b⃗=b⃗⋅c⃗=c⃗⋅a⃗=1/2\vec a\cdot\vec b=\vec b\cdot\vec c=\vec c\cdot\vec a=1/2 である。重心 GG について OG→=(a⃗+b⃗+c⃗)/3\overrightarrow{OG}=(\vec a+\vec b+\vec c)/3 だから、 OG→⋅(b⃗−a⃗)=13{(a⃗⋅b⃗−∣a⃗∣2)+(∣b⃗∣2−b⃗⋅a⃗)+(c⃗⋅b⃗−c⃗⋅a⃗)}=0.\displaystyle \overrightarrow{OG}\cdot(\vec b-\vec a) =\frac13\{(\vec a\cdot\vec b-|\vec a|^2)+(|\vec b|^2-\vec b\cdot\vec a)+(\vec c\cdot\vec b-\vec c\cdot\vec a)\}=0. 同様に OG→⋅(c⃗−a⃗)=0\overrightarrow{OG}\cdot(\vec c-\vec a)=0。AB→=b⃗−a⃗\overrightarrow{AB}=\vec b-\vec a と AC→=c⃗−a⃗\overrightarrow{AC}=\vec c-\vec a は平面 ABCABC 内の平行でない二方向なので、OG→\overrightarrow{OG} は平面 ABCABC に垂直である。

AGAG は正三角形 ABCABC の中線の 2/32/3 であり、中線の長さは 3/2\sqrt3/2 なので AG=3/3AG=\sqrt3/3。直角三角形 OAGOAG で OA=1OA=1 より OG=OA2−AG2=1−13=63.\displaystyle OG=\sqrt{OA^2-AG^2}=\sqrt{1-\frac13}=\frac{\sqrt6}{3}. また OP→=(16/19)OQ→\overrightarrow{OP}=(16/19)\overrightarrow{OQ} であり、QQ は平面 ABCABC 上にある。したがって、点 PP から平面 ABCABC までの距離は、OO から同平面までの距離 OGOG の 1−16/19=3/191-16/19=3/19 倍であり、6/19\sqrt6/19 である。よって四面体 PABQPABQ の体積は 13[ABQ]⋅619=13⋅364⋅619=21216.\displaystyle \frac13[ABQ]\cdot\frac{\sqrt6}{19} =\frac13\cdot\frac{\sqrt3}{64}\cdot\frac{\sqrt6}{19} =\frac{\sqrt2}{1216}. 最終結果は、位置ベクトルの係数和、正三角形の高さ、および体積比からも整合する。

この問題で使う考え方

  • 内積
  • 面積比
  • 高さ

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