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宮崎大学/2025年度/前期

宮崎大学 2025年 数学 第4問解答・解説

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1問題

宮崎大学2025年度第4問

θ\theta を媒介変数として,媒介変数表示  {x=e−θcos⁡θ,y=e−θsin⁡θ(0≦θ≦π2)\displaystyle \begin{cases}x=e^{-\theta}\cos\theta,\\y=e^{-\theta}\sin\theta\end{cases}\qquad\left(0\leq\theta\leq\frac{\pi}{2}\right)  の表す曲線を CC とする。CC の概形は右図のようになる。

右向きのx軸と上向きのy軸のある曲線Cの図。原点はO、x軸の右端の交点は1、y軸の交点はe^(−π/2)と記され、曲線はそこから右上へ膨らんで(1,0)に至る。

曲線 CC 上に点 AA を,AA における CC の接線が xx 軸と平行となるようにとる。このとき,次の各問に答えよ。

(1) 点 AA の座標を求めよ。

(2) I=∫0π2e−tsin⁡t dt,J=∫0π2e−tcos⁡t dt\displaystyle I=\int_{0}^{\frac{\pi}{2}}e^{-t}\sin t\,dt,\qquad J=\int_{0}^{\frac{\pi}{2}}e^{-t}\cos t\,dt とするとき,J−I=e−π2\displaystyle J-I=e^{-\frac{\pi}{2}} が成り立つことを示せ。

(3) 曲線 CC と xx 軸および直線 OAOA で囲まれる部分の面積 SS の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) A=(e−π/42,e−π/42)\displaystyle A=\left(\frac{e^{-\pi/4}}{\sqrt2},\frac{e^{-\pi/4}}{\sqrt2}\right)。(2) J−I=e−π/2J-I=e^{-\pi/2}。(3) S=1−e−π/24\displaystyle S=\frac{1-e^{-\pi/2}}4。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 媒介変数表示を微分すると x′=−e−θ(cos⁡θ+sin⁡θ)<0,y′=e−θ(cos⁡θ−sin⁡θ).x'=-e^{-\theta}(\cos\theta+\sin\theta)<0,\qquad y'=e^{-\theta}(\cos\theta-\sin\theta). したがって水平接線は y′=0y'=0、つまり θ=π/4\theta=\pi/4 のときである。このとき A=(e−π/42,e−π/42).\displaystyle A=\left(\frac{e^{-\pi/4}}{\sqrt2},\frac{e^{-\pi/4}}{\sqrt2}\right). (2) J−I=∫0π/2e−t(cos⁡t−sin⁡t) dt=[e−tsin⁡t]0π/2=e−π/2,\displaystyle J-I=\int_0^{\pi/2}e^{-t}(\cos t-\sin t)\,dt =\left[e^{-t}\sin t\right]_0^{\pi/2}=e^{-\pi/2}, ここで (e−tsin⁡t)′=e−t(cos⁡t−sin⁡t)(e^{-t}\sin t)'=e^{-t}(\cos t-\sin t) を使った。 (3) a=e−π/4/2a=e^{-\pi/4}/\sqrt2、H=(a,0)H=(a,0)、B=(1,0)B=(1,0) とする。直線OAは y=xy=x で、曲線との交点はA。領域を三角形OAHと弧ABの下側に分ける。三角形の面積は a2/2=e−π/2/4a^2/2=e^{-\pi/2}/4。 弧ABの下側の面積を S1S_1 とすると、x′<0x'<0 に注意して S1=∫a1y dx=∫0π/4e−2θsin⁡θ(cos⁡θ+sin⁡θ) dθ.\displaystyle S_1=\int_a^1y\,dx =\int_0^{\pi/4}e^{-2\theta}\sin\theta(\cos\theta+\sin\theta)\,d\theta. 二倍角の公式と t=2θt=2\theta を用いると S1=14∫0π/2e−t(1−cos⁡t+sin⁡t) dt=14(1−e−π/2−J+I)=1−2e−π/24.\displaystyle S_1=\frac14\int_0^{\pi/2}e^{-t}(1-\cos t+\sin t)\,dt =\frac14(1-e^{-\pi/2}-J+I) =\frac{1-2e^{-\pi/2}}4. よって S=e−π/24+S1=1−e−π/24.\displaystyle S=\frac{e^{-\pi/2}}4+S_1=\frac{1-e^{-\pi/2}}4.

この問題で使う考え方

  • 媒介変数の接線
  • 積の微分
  • 領域分割と置換積分

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