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宮崎大学/2025年度/前期

宮崎大学 2025年 数学 第3問解答・解説

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1問題

宮崎大学2025年度第3問

1から mm までの自然数が1つずつ書かれた mm 枚のカードがある。  例:m=5m=5 の場合,1 2 3 4 5\boxed{1}\ \boxed{2}\ \boxed{3}\ \boxed{4}\ \boxed{5}  mm 枚のカードの中から無作為に1枚取り出し,書かれた数を確認した後に元に戻すという操作を nn 回繰り返す。kk 回目(k=1,2,…,nk=1,2,\ldots,n)に取り出したカードに書かれている数を Nk (1≦Nk≦m)N_{k}\ (1\leq N_{k}\leq m) とする。ただし,どのカードの取り出され方も,同様に確からしいとする。このとき,次の各問に答えよ。

(1) m=2, n=2m=2,\ n=2 のとき,N1<N2N_{1}<N_{2} となる確率を求めよ。

(2) m=3, n=3m=3,\ n=3 のとき,N1×N2<N3N_{1}\times N_{2}<N_{3} となる確率を求めよ。

(3) m=5, n=4m=5,\ n=4 のとき,N1×N2<N3×N4N_{1}\times N_{2}<N_{3}\times N_{4} となる確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    1/4
  • (2)
    4/27
  • (3)
    288/625

3解答

解答を見る途中式つきの解答

各回の取り出しは元に戻してから行うので、各回は独立であり、数の列はすべて等確率である。 (1) 全事象は 22=42^2=4 通りである。N1<N2N_1<N_2 となるのは (N1,N2)=(1,2)(N_1,N_2)=(1,2) の1通りだけだから、求める確率は 14\displaystyle \dfrac{1}{4} である。 (2) 全事象は 33=273^3=27 通りである。N3≦3N_3\leq 3 なので、条件 N1N2<N3N_1N_2<N_3 を満たすには N1N2=1N_1N_2=1 または 22 である。積が1となるのは (N1,N2)=(1,1)(N_1,N_2)=(1,1) の場合で、このとき N3=2,3N_3=2,3 の2通りがある。積が2となるのは (N1,N2)=(1,2),(2,1)(N_1,N_2)=(1,2),(2,1) の場合で、いずれも N3=3N_3=3 の1通りずつである。したがって条件を満たす列は 2+2=42+2=4 通りであり、求める確率は 427\displaystyle \dfrac{4}{27} である。 (3) 全事象は 54=6255^4=625 通りである。X=N1N2X=N_1N_2, Y=N3N4Y=N_3N_4 とおく。1≦a,b≦51\leq a,b\leq5 に対し、積 ab=tab=t となる順序つき組 (a,b)(a,b) の個数を ftf_t とすると、 t1234568ft1223222t9101215162025ft1222121\begin{array}{c|rrrrrrr}t&1&2&3&4&5&6&8\\\hline f_t&1&2&2&3&2&2&2\\\hline t&9&10&12&15&16&20&25\\ f_t&1&2&2&2&1&2&1\end{array} である。したがって X=YX=Y となる列の個数は ∑tft2=12+22+22+32+22+22+22+12+22+22+22+12+22+12=49\displaystyle \sum\limits _t f_t^2=1^2+2^2+2^2+3^2+2^2+2^2+2^2+1^2+2^2+2^2+2^2+1^2+2^2+1^2=49 通りである。X<YX<Y と X>YX>Y は、前半の2回と後半の2回を入れ替えることで一対一に対応する。よって X<YX<Y となる列は (625−49)/2=288(625-49)/2=288 通りであり、求める確率は 288625\displaystyle \dfrac{288}{625} である。

各回は復元抽出なので独立一様。(1)44通り中N1<N2N_1<N_2は(1,2)(1,2)のみ。(2)全2727通り中、N1N2=1N_1N_2=1ならN3=2,3N_3=2,3の2通り、積22なら(1,2),(2,1)(1,2),(2,1)各々でN3=3N_3=3の2通り、計44通り。(3)X=N1N2, Y=N3N4X=N_1N_2, \ Y=N_3N_4と置くと、25通りの順序対の積の度数は作者答案の一覧で総和2525、二乗和4949。よってX=YX=Yは49通り。交換対称性からX<YX<YとX>YX>Yは等数で、(625−49)/2=288(625−49)/2=288通り。

この問題で使う考え方

  • 等確率な列挙
  • 積ごとの度数計算
  • 交換対称性

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