長崎大学/2011年度/前期
長崎大学 2011年 数学 第7問解答・解説
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1問題
【表紙共通指示】医学部志願者は問題2・4・7・8に解答する。
7 円 と放物線 について,次の問いに答えよ。
(1) と座標軸との共有点,および と座標軸との共有点の座標を求めよ。
(2) 連立不等式 を満たす点 全体からなる領域を とする。 の面積 を求めよ。
(3) 点 が領域 を動くとき, の最大値を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 。 (2) S=。 (3) 。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 円の式を平方完成すると 。 では 、 では 。放物線では から 、 から を得て、。従って共有点は が 、 が 。
(2) とする。平方完成から 。一方、円の上側境界は少なくとも2なので放物線は常にその下にある。円の式に を代入し と置くと、左辺は 。 二次式 の判別式は で、最高次係数 だから常に正であるため、円の内部かつ を満たすのは で、円の下側弧と放物線にはさまれた部分である。
放物線の下の面積は 。 円の下側弧を から まで取る。円の中心 、半径2で、 かつ より中心角は 。扇形から三角形を引いた弦 と小弧間の面積は 。弦 と 軸で囲まれる三角形は なので、円弧と 軸の間の面積は 。従って領域 の面積は 。
(3) では かつ 。よって 。平方完成すると 。 頂点 は を満たし、。さらに 点が領域Dに含まれるので上界が達成される。したがって最大値は 。
(1) 円の式を平方完成すると (x−√3)²+(y−2)²=4。y=0ではx=√3、x=0ではy=1,3。放物線ではx=0からy=1、y=0から x²−x/√3−2=0 を得て、x=√3,−2/√3。従って共有点はC1が(√3,0),(0,1),(0,3)、C2が(√3,0),(−2/√3,0),(0,1)。
(2) p(x)=−x²/2+x/(2√3)+1 とする。平方完成から p(x)≦25/24<2。一方、円の上側境界は少なくとも2なので放物線は常にその下にある。円の式に y=p(x) を代入し t=x/√3 と置くと、左辺は (1/4)t(t−1)(9t²+3t+28)。二次式 の判別式は で、最高次係数 だから常に正であるため、円の内部かつ y≦p(x) を満たすのは0≦x≦√3で、円の下側弧と放物線にはさまれた部分である。
放物線の下の面積は ∫₀^√3 p(x)dx=3√3/4。円の下側弧をA=(0,1)からB=(√3,0)まで取る。円の中心O=(√3,2)、半径2で、OA=OB=2かつ OA・OB=2 より中心角はπ/3。扇形から三角形を引いた弦ABと小弧間の面積は2π/3−√3。弦ABとx軸で囲まれる三角形は√3/2なので、円弧とx軸の間の面積は3√3/2−2π/3。従って領域Dの面積は S=3√3/4−(3√3/2−2π/3)=2π/3−3√3/4。
(3) Dでは0≦x≦√3かつy≦p(x)。よって x+y≦x+p(x)=−x²/2+(1+1/(2√3))x+1。平方完成すると −(1/2)(x−1−1/(2√3))²+37/24+√3/6。頂点x*=1+1/(2√3)は0≦x*≦√3を満たし、p(x*)=13/24。さらにx*はDのx範囲内にあるので点(x*,p(x*))は領域Dに含まれ、上界が達成される。したがって最大値は37/24+√3/6。
この問題で使う考え方
- 平方完成
- 代入因数分解
- 円弧・扇形・三角形面積の差
- 二次関数の最大値
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