長崎大学/2011年度/前期
長崎大学 2011年 数学 第8問解答・解説
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1問題
【表紙共通指示】医学部志願者は問題2・4・7・8に解答する。
8 曲線 の接線は常にこの曲線の上側にあることを利用して,次の問いに答えよ。以下, は自然数とする。
(1) 点 を通り 軸に垂直な直線と曲線 との交点を とし, におけるこの曲線の接線を とする。また, のとき, を通り 軸に垂直な直線と接線 との交点をそれぞれ とする。四角形 の面積を求めよ。
(2) 次の2つの値の大小を比較せよ。
ア) と (ただし,)
イ) と (ただし,)
(3) とおくと,2以上の自然数 について,次の不等式が成り立つことを示せ。
(4) 2以上の自然数 について, とおくとき,次の不等式を示せ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 面積 。 (2) ア 、イ 。 (3) 。 (4) 。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) とおくと、 より、 における接線 は である。したがって、、 の高さはそれぞれ となる。 では だから、これらはともに正である。平行な辺の間隔は なので、台形の面積は
(2) ア) における接線の式を とする。問題文の性質より、 の範囲 で であり、等号は のときだけである。よって 最後の等号では、 の積分が対称性により となることを用いた。
イ) の範囲の両端で と一致する一次関数を とする。 とおけば、 かつ である。したがって、 では 、すなわち である。これを積分すると
(3) かつ より (2)ア)を各 に適用し、さらに ()より の範囲 は の範囲()と の範囲 に分かれるから、これらを足し合わせて を得る。 のときも和の部分は空で、最後の区間の不等式がそのまま成り立つ。
一方、端点の項をまとめると (2)イ)を について足せば 以上により、(3)の不等式が示された。
(4) (3)の各辺に を加える。 であり、 の導関数は だから、 また ゆえに である。
接線と弦を用いた対数関数と定積分の比較を行い、階乗の対数を区間ごとの和に対応させる。(3)の評価に半分の対数項を加えて(4)を得る。
この問題で使う考え方
- 接線と凹関数の比較
- 弦による下からの評価
- 積分区間の分割
- 階乗の対数と積分比較
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