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琉球大学/2009年度/医

琉球大学 2009年 数学 第3問解答・解説

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1問題

琉球大学2009年度第3問

nnを2以上の自然数とする。次の問に答えよ。(50点)

問1 定積分∫1nxlog⁡x dx\displaystyle \int_1^n x\log x\,dxを求めよ。

問2 次の不等式を証明せよ。 12n2log⁡n−14(n2−1)<∑k=1nklog⁡k<12n2log⁡n−14(n2−1)+nlog⁡n\displaystyle \frac{1}{2}n^2\log n-\frac{1}{4}(n^2-1)<\sum\limits _{k=1}^{n}k\log k<\frac{1}{2}n^2\log n-\frac{1}{4}(n^2-1)+n\log n 問3 lim⁡n→∞{(11⋅22⋅33⋯nn)1n2log⁡n}\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\left\{\left(1^1\cdot2^2\cdot3^3\cdots n^n\right)^{\frac{1}{n^2\log n}}\right\} を求めよ。  (解答は次のページの解答欄に記入すること。)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)n2log⁡n2−n2−14\displaystyle (1)\quad \frac{n^2\log n}{2}-\frac{n^2-1}{4}。 (2) n2log⁡n2−n2−14<∑k=1nklog⁡k<n2log⁡n2−n2−14+nlog⁡n\displaystyle \frac{n^2\log n}{2}-\frac{n^2-1}{4}<\sum\limits _{k=1}^{n}k\log k<\frac{n^2\log n}{2}-\frac{n^2-1}{4}+n\log n。 (3) e\sqrt e。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

問1 部分積分を行うと

∫1nxlog⁡x dx=[x22log⁡x]1n−12∫1nx dx=12n2log⁡n−14(n2−1).\displaystyle \int_1^n x\log x\,dx=\left[\frac{x^2}{2}\log x\right]_1^n-\frac12\int_1^n x\,dx=\frac12n^2\log n-\frac14(n^2-1).

問2 f(x)=xlog⁡xf(x)=x\log xとおくと、x≧1x\geq1で

f′(x)=log⁡x+1>0f'(x)=\log x+1>0

だから、ffは増加します。各k=1,…,n−1k=1,\ldots,n-1について、k<x<k+1k<x<k+1ならばf(k)<f(x)<f(k+1)f(k)<f(x)<f(k+1)。各区間で積分して加えると

∑k=1n−1f(k)<∫1nf(x) dx<∑k=2nf(k).\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n-1}f(k)<\int_1^n f(x)\,dx<\sum\limits _{k=2}^{n}f(k).

f(1)=0f(1)=0、f(n)=nlog⁡nf(n)=n\log nなので、これを整理して

∫1nxlog⁡x dx<∑k=1nklog⁡k<∫1nxlog⁡x dx+nlog⁡n\displaystyle \int_1^n x\log x\,dx<\sum\limits _{k=1}^{n}k\log k<\int_1^n x\log x\,dx+n\log n

を得ます。問1の値を代入すれば、問題の不等式になります。

問3 Sn=∑k=1nklog⁡k\displaystyle S_n=\sum\limits _{k=1}^{n}k\log kとおきます。積の対数の性質から

(11⋅22⋯nn)1/(n2log⁡n)=exp⁡ ⁣(Snn2log⁡n).\displaystyle \left(1^1\cdot2^2\cdots n^n\right)^{1/(n^2\log n)}=\exp\!\left(\frac{S_n}{n^2\log n}\right).

n≧2n\geq2よりn2log⁡n>0n^2\log n>0なので、問2の不等式をこの量で割ると

12−n2−14n2log⁡n<Snn2log⁡n<12−n2−14n2log⁡n+1n.\displaystyle \frac12-\frac{n^2-1}{4n^2\log n}<\frac{S_n}{n^2\log n}<\frac12-\frac{n^2-1}{4n^2\log n}+\frac1n.

0<(n2−1)/n2<10<(n^2-1)/n^2<1、log⁡n→∞\log n\to\infty、1/n→01/n\to0なので、両端はともに1/21/2に収束します。はさみうちの原理と指数関数の連続性により、極限は

exp⁡(1/2)=e\exp(1/2)=\sqrt e

です。

この問題で使う考え方

  • 部分積分
  • 積分による和の評価
  • はさみうちの原理
  • 対数を用いた積の変形

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