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岡山大学/2015年度/前期

岡山大学 2015年 数学 第4問解答・解説

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1問題

岡山大学2015年度第4問

座標空間内の8点 (0,0,0), (1,0,0), (1,1,0), (0,1,0), (0,0,1), (1,0,1), (1,1,1), (0,1,1)(0,0,0),\ (1,0,0),\ (1,1,0),\ (0,1,0),\ (0,0,1),\ (1,0,1),\ (1,1,1),\ (0,1,1) を頂点とする立方体を考える。0<t<30<t<3 のとき、3点 (t,0,0)(t,0,0)、(0,t,0)(0,t,0)、(0,0,t)(0,0,t) を通る平面でこの立方体を切った切り口の面積を f(t)f(t) とし、f(0)=f(3)=0f(0)=f(3)=0 とする。関数 f(t)f(t) について、次の問いに答えよ。

(1) 0≦t≦30\leq t\leq3 のとき、f(t)f(t) を tt の式で表せ。

(2) 関数 f(t)f(t) の 0≦t≦30\leq t\leq3 における最大値を求めよ。

(3) 定積分 ∫03f(t) dt\displaystyle \int_0^3 f(t)\,dt の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)f(t)=32t2 (0≦t≦1),3(−t2+3t−32) (1≦t≦2),32(3−t)2 (2≦t≦3).\displaystyle (1)\quad f(t)=\dfrac{\sqrt{3}}2t^2\space{}(0\le t\le1),\quad \sqrt{3}(-t^2+3t-\dfrac32)\space{}(1\le t\le2),\quad \dfrac{\sqrt{3}}2(3-t)^2\space{}(2\le t\le3).
    (2)max⁡f(t)=334 (t=32).\displaystyle (2)\quad \max f(t)=\dfrac{3\sqrt{3}}4\space{}(t=\dfrac32).
    (3)∫03f(t) dt=3.\displaystyle (3)\quad \int_0^3f(t)\,dt=\sqrt{3}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

平面は x+y+z=tx+y+z=t である。これを xyxy 平面に正射影すると、切り口の射影領域は Dt={(x,y)∣0≦x,y≦1, t−1≦x+y≦t}D_t=\{(x,y)\mid 0\le x,y\le1,\ t-1\le x+y\le t\} となる。平面の法線ベクトルは (1,1,1)(1,1,1)、xyxy 平面の法線ベクトルは (0,0,1)(0,0,1) なので、両法線のなす角を θ\theta とすると cos⁡θ=1/3\cos\theta=1/\sqrt3 である。平面図形の正射影面積は元の面積に cos⁡θ\cos\theta を掛けたものだから、切り口の面積は DtD_t の面積の 3\sqrt3 倍である。

ss に対し、単位正方形 0≦x,y≦10\le x,y\le1 内で x+y≦sx+y\le s となる部分の面積を A(s)A(s) とおくと、 A(s)={0(s≦0),s2/2(0≦s≦1),1−(2−s)2/2(1≦s≦2),1(s≧2).A(s)=\begin{cases}0&(s\le0),\\s^2/2&(0\le s\le1),\\1-(2-s)^2/2&(1\le s\le2),\\1&(s\ge2).\end{cases} である。よって DtD_t の面積は A(t)−A(t−1)A(t)-A(t-1) である。

したがって、0≦t≦10\le t\le1 では f(t)=3t2/2f(t)=\sqrt3t^2/2、1≦t≦21\le t\le2 では f(t)=3{1−(2−t)2/2−(t−1)2/2}=3(−t2+3t−3/2)f(t)=\sqrt3\{1-(2-t)^2/2-(t-1)^2/2\}=\sqrt3(-t^2+3t-3/2)、2≦t≦32\le t\le3 では f(t)=3(3−t)2/2f(t)=\sqrt3(3-t)^2/2 となる。各境界でも隣り合う式は一致し、t=0,3t=0,3 で問題文の値とも一致する。

1≦t≦21\le t\le2 では −t2+3t−3/2=3/4−(t−3/2)2-t^2+3t-3/2=3/4-(t-3/2)^2 だから、この区間での最大値は 3/43/4 であり、t=3/2t=3/2 でとる。一方、両端の区間では t2/2t^2/2 および (3−t)2/2(3-t)^2/2 はいずれも 1/21/2 以下である。したがって全区間での最大値は 33/43\sqrt3/4 である。

最後に、 ∫03f(t) dt=32∫01t2 dt+3∫12(−t2+3t−32) dt+32∫23(3−t)2 dt=36+233+36=3.\displaystyle \int_0^3 f(t)\,dt=\frac{\sqrt3}{2}\int_0^1t^2\,dt+\sqrt3\int_1^2(-t^2+3t-\frac32)\,dt+\frac{\sqrt3}{2}\int_2^3(3-t)^2\,dt=\frac{\sqrt3}{6}+\frac{2\sqrt3}{3}+\frac{\sqrt3}{6}=\sqrt3.

この問題で使う考え方

  • 正射影面積
  • 単位正方形内の三角形面積
  • 区分的二次式
  • 平方完成
  • 区分積分

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