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長崎大学/2025年度/前期

長崎大学 2025年 数学 第10問解答・解説

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1問題

長崎大学2025年度第10問

xyzxyz 座標空間の xyxy 平面上に,原点 OO を中心とする半径1の円 CC があり,円 CC の周上を動く点を P(cos⁡θ,sin⁡θ,0)P(\cos\theta,\sin\theta,0) とする。また,z=1z=1 で表される平面 TT 上に,点 A(0,0,1)A(0,0,1) を中心とする半径1の円 DD があり,円 DD の周上を動く点を Q(cos⁡(θ+α),sin⁡(θ+α),1)Q(\cos(\theta+\alpha),\sin(\theta+\alpha),1) とする。ただし,θ\theta は 0≦θ≦2π0\leq\theta\leq2\pi の変数とし,α\alpha は 0≦α≦π0\leq\alpha\leq\pi の定数とする。以下の問いに答えよ。

(1) PR→=tPQ→  (0≦t≦1)\overrightarrow{PR}=t\overrightarrow{PQ}\;(0\leq t\leq1) とする。このとき,点 R(x,y,z)R(x,y,z) の x,y,zx,y,z をそれぞれ t,θ,αt,\theta,\alpha を用いて表せ。

(2) (1)の RR から zz 軸に垂線 RHRH を下ろし,2点 R,HR,H の距離を dd とする。d2d^{2} を α\alpha と tt の式で表せ。また,tt が t=0t=0 から t=1t=1 まで変化するとき,dd の最小値を α\alpha を用いて表し,そのときの tt の値を求めよ。ただし,0<α≦π0<\alpha\leq\pi とする。

(3) θ\theta が θ=0\theta=0 から θ=2π\theta=2\pi まで変化するとき,線分 PQPQ が通過してできる曲面と,xyxy 平面と平面 TT の2平面とで囲まれる立体 FF の体積 VV を α\alpha を用いて表せ。

(4) (3)の立体 FF は,定数 α\alpha の値によって様々な形状になる。立体 FF の体積 VV が最大,最小になるときの α\alpha の値と体積をそれぞれ求め,そのときの形状をそれぞれ答えよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x=(1−t+tcos⁡α)cos⁡θ−tsin⁡αsin⁡θ, y=tsin⁡αcos⁡θ+(1−t+tcos⁡α)sin⁡θ, z=t\quad x=(1-t+t\cos\alpha)\cos\theta-t\sin\alpha\sin\theta,\space{}y=t\sin\alpha\cos\theta+(1-t+t\cos\alpha)\sin\theta,\space{}z=t\quad 。 (2) d2=1−4t(1−t)sin⁡2(α/2)\quad d^2=1-4t(1-t)\sin^2(\alpha/2)\quad 、最小値は cos⁡(α/2)\quad \cos(\alpha/2)\quad 、t=1/2\quad t=1/2\quad 。 (3) V=π(2+cos⁡α)/3\quad V=\pi(2+\cos\alpha)/3\quad 。 (4) 最大 π\quad \pi\quad (α=0\quad \alpha=0\quad 、円柱)、最小 π/3\quad \pi/3\quad (α=π\quad \alpha=\pi\quad 、頂点を合わせた2円錐)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

P=(cos⁡θ,sin⁡θ,0)P=(\cos\theta,\sin\theta,0)、Q=(cos⁡(θ+α),sin⁡(θ+α),1)Q=(\cos(\theta+\alpha),\sin(\theta+\alpha),1) とし、R=P+t(Q−P)R=P+t(Q-P) を加法定理で展開すると x=(1−t+tcos⁡α)cos⁡θ−tsin⁡αsin⁡θ,y=tsin⁡αcos⁡θ+(1−t+tcos⁡α)sin⁡θ,z=t.x=(1-t+t\cos\alpha)\cos\theta-t\sin\alpha\sin\theta,\quad y=t\sin\alpha\cos\theta+(1-t+t\cos\alpha)\sin\theta,\quad z=t. 高さ z=tz=t での軸からの距離は d2=(1−t)2+t2+2t(1−t)cos⁡α=cos⁡2α2+4sin⁡2α2(t−12)2.\displaystyle d^2=(1-t)^2+t^2+2t(1-t)\cos\alpha=\cos^2\frac\alpha2+4\sin^2\frac\alpha2(t-\tfrac12)^2. よって 0<α≦π0<\alpha\le\pi で最小は t=1/2t=1/2、d=cos⁡(α/2)d=\cos(\alpha/2)。その高さの断面は半径ddの円なので V=π∫01{1−4t(1−t)sin⁡2(α/2)} dt=π3(2+cos⁡α).\displaystyle V=\pi\int_0^1\{1-4t(1-t)\sin^2(\alpha/2)\}\,dt=\frac\pi3(2+\cos\alpha). 0≦α≦π0\le\alpha\le\pi でこれを最大・最小化すると、最大 π\pi は α=0\alpha=0 の円柱、最小 π/3\pi/3 は α=π\alpha=\pi の高さ1/2の円錐2個を頂点で合わせた立体となる。

この問題で使う考え方

  • ベクトル内分と加法定理
  • 平方完成
  • 円板法

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