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名古屋市立大学/2023年度/前期

名古屋市立大学 2023年 数学 第1問解答・解説

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1問題

名古屋市立大学2023年度第1問

数列 {an}\{a_n\} の初項から第 nn 項までの和 SnS_n が Sn=3n−1(n=1,2,…)S_n=3^n-1\quad(n=1,2,\ldots) と表されるとする。bn=3n⋅anb_n=3n\cdot a_n とおくとき,次の問いに答えよ。ただし,log⁡103=0.4771\log_{10}3=0.4771 とする。

(1) 数列 {an}\{a_n\} の一般項を求めよ。

(2) b15b_{15} は何桁の数かを求めよ。

(3) Tn=∑k=1nbk\displaystyle T_n=\sum\limits _{k=1}^{n}b_k を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

部分和の差から一般項を求め、常用対数で桁数を判定する。重み付き等比和は添字をずらして差を取り、有限等比数列の和に帰着する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) an=2⋅3n−1 (n=1,2,…),(1)\space{}a_n=2\cdot 3^{n-1}\space{}(n=1,2,\ldots),
    (2) 9桁,
    (3) Tn=3+(2n−1)3n+12 (n=1,2,…).\displaystyle (3)\space{}T_n=\frac{3+(2n-1)3^{n+1}}{2}\space{}(n=1,2,\ldots).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 初項については a1=S1=3−1=2.a_1=S_1=3-1=2. また、n≧2n\ge 2 では an=Sn−Sn−1=(3n−1)−(3n−1−1)=2⋅3n−1.a_n=S_n-S_{n-1}=(3^n-1)-(3^{n-1}-1)=2\cdot 3^{n-1}. この式は n=1n=1 のときも a1=2a_1=2 を与えるから、an=2⋅3n−1(n=1,2,…).\boxed{a_n=2\cdot 3^{n-1}}\qquad(n=1,2,\ldots).

(2) (1)より b15=3⋅15⋅a15=30⋅315.b_{15}=3\cdot 15\cdot a_{15}=30\cdot 3^{15}. したがって、与えられた常用対数を用いると log⁡10b15=log⁡1030+15log⁡103=1+16⋅0.4771=8.6336.\log_{10}b_{15}=\log_{10}30+15\log_{10}3=1+16\cdot 0.4771=8.6336. よって 108<b15<10910^8<b_{15}<10^9 であり、b15b_{15} は 99 桁である。実際、b15=430467210b_{15}=430467210 となり、桁数も一致する。

(3) bk=2k3kb_k=2k3^k だから、Un=∑k=1nk3k\displaystyle U_n=\sum\limits _{k=1}^n k3^k とおけば Tn=2UnT_n=2U_n である。添字を j=k+1j=k+1 と置き換えると 3Un=∑k=1nk3k+1=∑j=2n+1(j−1)3j.\displaystyle 3U_n=\sum\limits _{k=1}^n k3^{k+1}=\sum\limits _{j=2}^{n+1}(j-1)3^j. これから Un=∑j=1nj3j\displaystyle U_n=\sum\limits _{j=1}^n j3^j を引くと、各 j=2,…,nj=2,\ldots,n の項は −3j-3^j となり、端の項と合わせて 2Un=n3n+1−∑j=1n3j=n3n+1−3n+1−32=(2n−1)3n+1+32.\displaystyle 2U_n=n3^{n+1}-\sum\limits _{j=1}^n3^j=n3^{n+1}-\frac{3^{n+1}-3}{2}=\frac{(2n-1)3^{n+1}+3}{2}. したがって Tn=3+(2n−1)3n+12(n=1,2,…).\displaystyle \boxed{T_n=\frac{3+(2n-1)3^{n+1}}{2}}\qquad(n=1,2,\ldots). 検算として n=1n=1 を代入すると T1=6=b1T_1=6=b_1 となる。

この問題で使う考え方

  • 等比数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和
  • 常用対数

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