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名古屋大学/2014年度

名古屋大学 2014年 数学 第2問解答・解説

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1問題

名古屋大学2014年度第2問

実数 t に対して 2 点 P(t, t²), Q(t+1, (t+1)²) を考える。t が -1 ≦ t ≦ 0 の範囲を動くとき,線分 PQ が通過してできる図形を図示し,その面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

直線PQPQの傾きは(t+1)2−t2=2t+1(t+1)^2-t^2=2t+1なので、その方程式は y=(2t+1)x−t(t+1).y=(2t+1)x-t(t+1). ただし線分上にあるためにはt≦x≦t+1t\le x\le t+1が必要であり、これと−1≦t≦0-1\le t\le0を同時に課す。 従って−1≦x≦1-1\le x\le1であり、固定したxxに対するttの範囲は max⁡(−1,x−1)≦t≦min⁡(0,x).\displaystyle \max(-1,x-1)\le t\le\min(0,x). 線分の傾きだけでなく、この範囲を守って上下端を求める。

−1≦x≦0-1\le x\le0の場合

このとき−1≦t≦x-1\le t\le xであり、 y=−(t−x+12)2+x2+14\displaystyle y=-\left(t-x+\frac12\right)^2+x^2+\frac14 はttについて上に凸の二次関数である。 最小値は端点のいずれかでとり、t=−1t=-1でy=−xy=-x、t=xt=xでy=x2y=x^2となる。x2≦−xx^2\le-xより最小値はx2x^2。 最大値については、頂点のt=x−1/2t=x-1/2が範囲内となるのは−1/2≦x≦0-1/2\le x\le0のときで、その値はx2+1/4x^2+1/4。 −1≦x≦−1/2-1\le x\le-1/2では頂点がt=−1t=-1の左側にあるため、最大値はt=−1t=-1での−x-xである。

0≦x≦10\le x\le1の場合

このときx−1≦t≦0x-1\le t\le0。端点の値はt=x−1t=x-1でx2x^2、t=0t=0でxxなので最小値はx2x^2。 頂点t=x−1/2t=x-1/2が範囲内となる0≦x≦1/20\le x\le1/2では最大値はx2+1/4x^2+1/4、1/2≦x≦11/2\le x\le1ではt=0t=0で最大値xxをとる。 ttに関して連続なので、それぞれ最小値と最大値の間のすべての値をとる。 よって求める図形は −1≦x≦1,x2≦y≦H(x),\boxed{-1\le x\le1,\qquad x^2\le y\le H(x)}, H(x)={−x−1≦x≦−1/2,x2+1/4−1/2≦x≦1/2,x1/2≦x≦1.H(x)=\begin{cases}-x&-1\le x\le-1/2,\\ x^2+1/4&-1/2\le x\le1/2,\\x&1/2\le x\le1. \end{cases} すべての境界を含む。下図の着色部分であり、上下の境界が一致する点は(−1,1),(1,1)(-1,1),(1,1)である。

表題「線分PQの通過領域(境界を含む)」の図で、横軸x(−1.0〜1.0、0.5刻み)、縦軸y(0.0〜1.0、0.2刻み)に格子がある。下側の境界は青の放物線y=x²、上側の境界は橙の線で、(−1, 1)から(−1/2, 1/2)までの線分y=−x、(−1/2, 1/2)から(1/2, 1/2)までの曲線y=x²+1/4、(1/2, 1/2)から(1, 1)までの線分y=xからなり、その間を水色に塗る。両端(±1, 1)に青丸、(±1/2, 1/2)に橙丸を置き、上部に凡例(下側の境界y=x²、上側の境界)がある。

左右対称なので面積は S=2{∫01/214 dx+∫1/21(x−x2) dx}=2{18+[x22−x33]1/21}=2(18+112)=512.\displaystyle \begin{aligned} S&=2\left\{\int_0^{1/2}\frac14\,dx+\int_{1/2}^1(x-x^2)\,dx\right\}\\ &=2\left\{\frac18+\left[\frac{x^2}2-\frac{x^3}3\right]_{1/2}^1\right\} =2\left(\frac18+\frac1{12}\right)=\boxed{\frac5{12}}. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 線分条件の保持
  • 固定したxでの最大最小
  • 平方完成
  • 通過領域の面積

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