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香川大学/2013年度/前期

香川大学 2013年 数学 第1問解答・解説

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1問題

香川大学2013年度第1問

関数 f(x)=x4+x3f(x)=x^4+x^3 について、次の問に答えよ。

1. この関数のグラフの概形をかけ。

2. この関数のグラフ上の3点 P(t−1,f(t−1)),Q(t,f(t)),R(t+1,f(t+1))\mathrm{P}(t-1,f(t-1)),\quad \mathrm{Q}(t,f(t)),\quad \mathrm{R}(t+1,f(t+1)) を頂点とする三角形の面積 S(t)S(t) を tt の式で表せ。

3. S(t)S(t) の最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 概形の要点:零点 (−1,0),(0,0)\quad (-1,0),(0,0)\quad 、極小点 (−3/4,−27/256)\quad (-3/4,-27/256)\quad 、変曲点 (−1/2,−1/16),(0,0)\quad (-1/2,-1/16),(0,0)\quad (x=0\quad x=0\quad では水平接線)。 (2) S(t)=6t2+3t+1\quad S(t)=6t^2+3t+1\quad 。 (3) 最小値は 58\displaystyle \quad \frac58\quad (t=−14\displaystyle \quad t=-\frac14\quad )。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) f(x)=x4+x3=x3(x+1)f(x)=x^4+x^3=x^3(x+1) であり、f′(x)=x2(4x+3)f'(x)=x^2(4x+3)、f′′(x)=6x(2x+1)f''(x)=6x(2x+1)。f′f' は x<−3/4x<-3/4 で負、x>−3/4x>-3/4 で正(ただし x=0x=0 で0)だから、x=−3/4x=-3/4 で極小となる。f(−3/4)=−27/256f(-3/4)=-27/256。x=0x=0 の前後で増加は変わらない。f′′f'' の符号は x<−1/2x<-1/2 で正、−1/2<x<0-1/2<x<0 で負、x>0x>0 で正なので、変曲点は (−1/2,−1/16)(-1/2,-1/16)、(0,0)(0,0) である。xx切片は (−1,0)(-1,0)、(0,0)(0,0)。両端で f(x)→+∞f(x)\to+\infty となる。これらを用いて、(−1,0)(-1,0)を通って極小点まで下がり、以後は原点で水平接線をもって上昇するグラフを描く。

(2) PRPR の中点を MM とすると、Q,MQ,M はともに x=tx=t 上にあり、QMQM の長さは ∣f(t)−(f(t−1)+f(t+1))/2∣|f(t)-(f(t-1)+f(t+1))/2| である。P,RP,R から直線 QMQM までの横方向の距離はいずれも1なので、三角形 PQRPQR の面積は、底辺 QMQM を共有する二つの三角形の面積の和として S(t)=12∣2f(t)−f(t−1)−f(t+1)∣.\displaystyle S(t)=\frac12\left|2f(t)-f(t-1)-f(t+1)\right|. 四次式と三次式の差分を計算すると f(t+1)+f(t−1)−2f(t)=12t2+6t+2.f(t+1)+f(t-1)-2f(t)=12t^2+6t+2. この二次式の判別式は 62−4⋅12⋅2=−60<06^2-4\cdot12\cdot2=-60<0 で、常に正である。したがって S(t)=12(12t2+6t+2)=6t2+3t+1.\displaystyle S(t)=\frac12(12t^2+6t+2)=6t^2+3t+1.

(3) 平方完成して S(t)=6(t+14)2+58.\displaystyle S(t)=6\left(t+\frac14\right)^2+\frac58. よって最小値は 58\displaystyle \frac58 であり、t=−14\displaystyle t=-\frac14 のときにとる。

(1) 一次導関数 f′(x)=x2(4x+3)f'(x)=x^2(4x+3) で増減と極小を、二次導関数 f′′(x)=6x(2x+1)f''(x)=6x(2x+1) で凹凸と変曲点を確認する。x=0x=0では導関数の符号は変わらず、二次導関数の符号が変わるため水平変曲点である。(2) 横座標が等間隔の3点なので、三角形の面積は二階差分の絶対値の半分であり、S(t)=6t2+3t+1S(t)=6t^2+3t+1。(3) 平方完成 S(t)=6(t+14)2+58\displaystyle S(t)=6(t+\frac14)^2+\frac58 から最小値を得る。

この問題で使う考え方

  • 導関数・二次導関数の符号
  • 等間隔点の行列式と二階差分
  • 平方完成

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