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大分大学/2010年度/前期

大分大学 2010年 数学 第2問解答・解説

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1問題

大分大学2010年度第2問

中心の xyzxyz 座標が (0,0,1)(0,0,1) で半径が 1 の球 GG と点 P(0,−2,a)P(0,-2,a) に関して,点 PP を通る直線が球 GG と共有点をもつとき,この直線と xyxy 平面の交点全体が作る図形の外形を表す方程式を求めよ。また,その方程式が表す図形を実数 aa に関して分類せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 外形の方程式は (a2−2a+4)x2+a(a−2)y2−4ay−a2=0(a^2-2a+4)x^2+a(a-2)y^2-4ay-a^2=0。分類は、a<0a<0 または a>2a>2 で楕円、a=0a=0 で直線 x=0x=0、0<a<20<a<2 で双曲線、a=2a=2 で放物線。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

球Gの方程式はX2+Y2+(Z−1)2=1X^2+Y^2+(Z-1)^2=1である。まずa≠0a\ne0とし、xyxy平面上の点をR=(x,y,0)R=(x,y,0)とおく。直線PRPRは (X,Y,Z)=(tx,−2+t(y+2),a(1−t))(t は実数)(X,Y,Z)=(tx,-2+t(y+2),a(1-t)) \qquad \text{($t$ は実数)} と表される。これを球の方程式に代入して整理すると、 (x2+(y+2)2+a2)t2−2(2(y+2)+a(a−1))t+(a−1)2+3=0\bigl(x^2+(y+2)^2+a^2\bigr)t^2-2\bigl(2(y+2)+a(a-1)\bigr)t+(a-1)^2+3=0 を得る。ここで二次の係数は正であるから、直線PRPRが球と共有点をもつ条件は、この二次方程式の判別式Δ\Deltaが00以上となることである。したがってその外形はΔ=0\Delta=0、すなわち (2(y+2)+a(a−1))2−((a−1)2+3)(x2+(y+2)2+a2)=0\bigl(2(y+2)+a(a-1)\bigr)^2-\bigl((a-1)^2+3\bigr)\bigl(x^2+(y+2)^2+a^2\bigr)=0 で表される。展開して整理すると (a2−2a+4)x2+a(a−2)y2−4ay−a2=0(a^2-2a+4)x^2+a(a-2)y^2-4ay-a^2=0 となる。

ただしa=0a=0ではP=(0,−2,0)P=(0,-2,0)がxyxy平面上にあるので別に考える。球とxyxy平面との共有点はO=(0,0,0)O=(0,0,0)だけであるから、P,OP,Oを通る直線はxyxy平面内にあり、平面との交点全体は直線x=0x=0となる。他の条件を満たす直線は平面とPPで交わり、この点もx=0x=0上にある。よってこの場合の外形もx=0x=0であり、上の方程式も4x2=04x^2=0、すなわち同じ直線を表す。

a≠0,2a\ne0,2では、上の式を平方完成して (a2−2a+4)x2+a(a−2)(y−2a−2)2=a(a2−2a+4)a−2\displaystyle (a^2-2a+4)x^2+a(a-2)\left(y-\frac{2}{a-2}\right)^2=\frac{a(a^2-2a+4)}{a-2} と書ける。a2−2a+4=(a−1)2+3>0a^2-2a+4=(a-1)^2+3>0である。a<0a<0またはa>2a>2では二次の係数と右辺がともに正なので楕円となる。0<a<20<a<2ではyyの二次の係数と右辺がともに負でxxの二次の係数は正なので双曲線となる。a=0a=0では直線x=0x=0に退化し、a=2a=2では方程式がx2=2y+1x^2=2y+1となるので放物線である。

固定取得manifestの同一相対PDFパス・実PDF SHA一致(line 766、大分大2010医前期)。PDF p.3と旧解説を照合。旧solution_latexに文字列 が数式の前後に残っていたため、実改行に修正した。

この問題で使う考え方

  • 空間図形の計量
  • 二次方程式の判別式
  • 直線の方程式
  • 軌跡
  • 空間座標と空間ベクトル
  • 放物線
  • 楕円
  • 双曲線

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