(1) 第2式を a 倍して第1式を引き、第1式を b 倍して第2式を引くと (ab−1)y=a−1,(ab−1)x=b−1. ab=1 なら x=ab−1b−1,y=ab−1a−1. ab=1 なら、第1式の b 倍は x+by=b。第2式と両立するには b=1、従って a=1 が必要。この場合は x+y=1 を満たすすべての組が解。それ以外の ab=1 の場合は解がない。
(2) u(x)=x−sinx とおく。u(0)=0、u′(x)=1−cosx≧0 より u(x)≧0。次に v(x)=cosx−1+x2/2 とおくと v(0)=0、v′(x)=u(x)≧0。従って 0≦x≦π/2 で cosx≧1−x2/2.
(3) a2+b2>0 では F(x)=a2+b2eax(asinbx−bcosbx) とおく。積の微分から F′(x)=a2+b2eax{a(asinbx−bcosbx)+abcosbx+b2sinbx}=eaxsinbx. よって ∫eaxsinbxdx=F(x)+C. a=b=0 なら被積分関数が0なので不定積分は任意定数 C である。
(1) 連立方程式の第2式を a 倍して第1式を引くと (ab−1)y=a−1 を得る。また、第1式を b 倍して第2式を引くと (ab−1)x=b−1 を得る。したがって ab=1 のとき、x=ab−1b−1,y=ab−1a−1 である。 ab=1 のときは、第1式を b 倍すると x+by=b となり、第2式 x+by=1 と両立するためには b=1 が必要である。このとき ab=1 より a=1 で、2式はともに x+y=1 となる。よって a=b=1 ならば x+y=1 を満たすすべての x,y が解であり、ab=1 かつ b=1 ならば解はない。
(2) u(x)=x−sinx とおく。u(0)=0、また 0≦x≦2π で u′(x)=1−cosx≧0 だから、u(x)≧0、すなわち x−sinx≧0 である。次に v(x)=cosx−1+2x2 とおくと、v(0)=0 かつ v′(x)=x−sinx=u(x)≧0 である。したがって v(x)≧0、すなわち cosx≧1−2x2 が示された。
(3) a2+b2>0 とし、F(x)=a2+b2eax(asinbx−bcosbx) とおく。積の微分法より F′(x)=a2+b2eax{a(asinbx−bcosbx)+abcosbx+b2sinbx}=eaxsinbx となる。よって ∫eaxsinbxdx=a2+b2eax(asinbx−bcosbx)+C である。a=b=0 のときは被積分関数が 0 なので、積分は C である。