本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

大分大学/2019年度/前期

大分大学 2019年 数学 第1問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

大分大学2019年度第1問

一辺の長さが aa の正五角形 A1B1C1D1E1A_1B_1C_1D_1E_1 がある。対角線を結んで,内部に正五角形 A2B2C2D2E2A_2B_2C_2D_2E_2 を図のように作る。  さらに正五角形 A2B2C2D2E2A_2B_2C_2D_2E_2 の対角線を結んで,内部に正五角形 A3B3C3D3E3A_3B_3C_3D_3E_3 を作る。  この操作を繰り返し,正五角形 AkBkCkDkEkA_kB_kC_kD_kE_k の内部に正五角形 Ak+1Bk+1Ck+1Dk+1Ek+1A_{k+1}B_{k+1}C_{k+1}D_{k+1}E_{k+1} を作るとき,以下の問いに答えなさい。   (1) 正五角形 A1B1C1D1E1A_1B_1C_1D_1E_1 の対角線 B1E1B_1E_1 の長さを求めなさい。   (2) 正五角形 AkBkCkDkEkA_k\allowbreak B_k\allowbreak C_k\allowbreak D_k\allowbreak E_k の一辺の長さを lkl_k とする。無限級数 ∑k=1∞lk\displaystyle\sum\limits _{k=1}^{\infty}l_k の収束,発散について調べ,収束するならば和を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) B1E1=1+52a\displaystyle \quad B_1E_1=\frac{1+\sqrt5}{2}a\quad . (2) ∑k=1∞lk\displaystyle \quad \sum\limits _{k=1}^{\infty}l_k\quad は収束し、その和は 1+52a\displaystyle \quad \frac{1+\sqrt5}{2}a\quad 。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

一辺を aa、対角線を dd とする。三角形 A1B1E1A_1B_1E_1 は等辺が aa、頂角が 108∘108^\circ の二等辺三角形である。正弦定理より da=sin⁡108∘sin⁡36∘=sin⁡72∘sin⁡36∘=2cos⁡36∘.\displaystyle \frac{d}{a}=\frac{\sin108^\circ}{\sin36^\circ} =\frac{\sin72^\circ}{\sin36^\circ}=2\cos36^\circ. c=cos⁡36∘c=\cos36^\circ とおく。三倍角の公式と sin⁡108∘=sin⁡72∘\sin108^\circ=\sin72^\circ より 3sin⁡36∘−4sin⁡336∘=2sin⁡36∘cos⁡36∘,3\sin36^\circ-4\sin^3 36^\circ=2\sin36^\circ\cos36^\circ, したがって 4c2−2c−1=04c^2-2c-1=0。c>0c>0 より c=(1+5)/4c=(1+\sqrt5)/4 であり、ϕ=(1+5)/2\phi=(1+\sqrt5)/2 とおくと d=ϕad=\phi a。

対角線 A1C1A_1C_1 と B1E1B_1E_1 の交点を PP とする。これは B1B_1 側の交点である。三角形 A1B1PA_1B_1P の角 A1A_1 と B1B_1 はそれぞれ 36∘36^\circ、角 PP は 108∘108^\circ なので、正弦定理から B1Pa=sin⁡36∘sin⁡108∘=1ϕ.\displaystyle \frac{B_1P}{a}=\frac{\sin36^\circ}{\sin108^\circ}=\frac1\phi. 対称性により反対側の端の部分も a/ϕa/\phi である。したがって内側の正五角形の一辺は l2=d−2aϕ=(ϕ−2ϕ)a=aϕ2=3−52a.\displaystyle l_2=d-\frac{2a}{\phi} =\left(\phi-\frac2\phi\right)a =\frac{a}{\phi^2} =\frac{3-\sqrt5}{2}a. 各段で相似な同じ形が繰り返されるので lk=aϕ−2(k−1).l_k=a\phi^{-2(k-1)}. 0<ϕ−2<10<\phi^{-2}<1 より級数は収束し、 ∑k=1∞lk=a1−ϕ−2=ϕa=1+52a.\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{\infty}l_k =\frac{a}{1-\phi^{-2}} =\phi a =\frac{1+\sqrt5}{2}a.

正五角形の対角線を dd、一辺を aa とする。頂角が 108∘108^\circ の二等辺三角形に正弦定理を用いると d/a=2cos⁡36∘d/a=2\cos36^\circ となる。三倍角の公式から cos⁡36∘=(1+5)/4\cos36^\circ=(1+\sqrt5)/4 なので、d=ϕad=\phi a(ただし ϕ=(1+5)/2\phi=(1+\sqrt5)/2)である。対角線上の両端の切片は対称で、各々 a/ϕa/\phi。よって内側の辺は l2=d−2a/ϕ=a/ϕ2l_2=d-2a/\phi=a/\phi^2 となる。各回で同じ相似比が続くため lk=aϕ−2(k−1)l_k=a\phi^{-2(k-1)}。比は 0<ϕ−2<10<\phi^{-2}<1 なので収束し、和は a/(1−ϕ−2)=ϕaa/(1-\phi^{-2})=\phi a。

この問題で使う考え方

  • 正弦定理
  • 三倍角の公式
  • 相似と対称性
  • 無限等比級数

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。