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日本大学/2014年度/2月8日

日本大学 2014年 数学 第2問解答・解説

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1問題

日本大学2014年度第2問

原点 OO の座標平面上に円 C:(x−1)2+(y−1)2=1C:(x-1)^{2}+(y-1)^{2}=1 を描き、2点 (1−3,0),(1,1)(1-\sqrt{3},0), (1,1) を通る直線と円 CC の交点のうち、xx 座標が1より大きいほうの点を AA とする(図を参照)。また、点 AA における円 CC の接線を ll とする。以下の問いに答えなさい。ただし、(1)、(2)については答えだけを解答欄に書きなさい。

「図」と記された座標図で、x軸・y軸の正方向に矢印、原点にOがある。両軸に接する円を右上がりの直線が横切り、その直線のx切片に1−√3、円との右上の交点にAが記されている。右下がりの接線lはAを通り、円の右下の弧・l・x軸で囲まれた部分に斜線がある。

(1) ll の方程式を求めなさい。

(2) 図の斜線部分の面積を求めなさい。

(3) ll と xx 軸の両方に接して、かつ、円 CC と外接する円のうち、半径が円 CC の半径よりも小さいものを円 C1C_{1} とする。以下同様に、n=1,2,3,…n=1,2,3,\ldots に対して、ll と xx 軸の両方に接して、かつ、円 CnC_{n} と外接する円のうち、半径が円 CnC_{n} の半径よりも小さいものを円 Cn+1C_{n+1} とする。いま、円 CnC_{n} の面積を Sn (n=1,2,3,…)S_{n}\ (n=1,2,3,\ldots) で表すとき、無限級数 ∑n=1∞Sn\displaystyle \sum\limits _{n=1}^{\infty}S_{n} を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

円の中心・接線・扇形と三角形の面積を用いて幾何的に面積を計算し、2直線への接触による中心位置と外接条件から半径の比を求めて無限等比級数に帰着した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 3x+y−3−3=0,(1)\space{}\sqrt3x+y-\sqrt3-3=0,
    (2) 3−π3,\displaystyle (2)\space{}\sqrt3-\frac{\pi}{3},
    (3) π8\displaystyle (3)\space{}\frac{\pi}{8}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

円 CC の中心を Q=(1,1)Q=(1,1) とおく。与えられた直線は QQ を通り、QQ から (1−3,0)(1-\sqrt3,0) への方向ベクトルは (−3,−1)(-\sqrt3,-1) である。したがって x>1x>1 の交点は QQ から反対向きに距離1だけ進んだ点であり、A=(1+32,32)\displaystyle A=(1+\frac{\sqrt3}{2},\frac32) となる。

(1) 半径 QAQA の傾きは 13\displaystyle \frac1{\sqrt3} であり、接線 ll はこれに垂直なので傾きは −3-\sqrt3 である。点 AA を通るから y−32=−3(x−1−32)\displaystyle y-\frac32=-\sqrt3(x-1-\frac{\sqrt3}{2})、すなわち l:3x+y−3−3=0l:\sqrt3x+y-\sqrt3-3=0 である。

(2) 円 CC の xx 軸との接点を T=(1,0)T=(1,0)、ll と xx 軸との交点を P=(1+3,0)P=(1+\sqrt3,0) とする。図の斜線部分は三角形 PTAPTA から、弧 TATA と弦 TATA で囲まれる円弧部分を除いたものである。三角形 PTAPTA の面積は 12⋅3⋅32=334\displaystyle \frac12\cdot\sqrt3\cdot\frac32=\frac{3\sqrt3}{4} である。中心角 TQATQA は 2π3\displaystyle \frac{2\pi}{3} なので扇形 TQATQA の面積は 12⋅12⋅2π3=π3\displaystyle \frac12\cdot1^2\cdot\frac{2\pi}{3}=\frac{\pi}{3}、三角形 TQATQA の面積は 34\displaystyle \frac{\sqrt3}{4} である。よって円弧部分の面積は π3−34\displaystyle \frac{\pi}{3}-\frac{\sqrt3}{4} であり、求める面積は 334−(π3−34)=3−π3\displaystyle \frac{3\sqrt3}{4}-(\frac{\pi}{3}-\frac{\sqrt3}{4})=\sqrt3-\frac{\pi}{3} となる。

(3) 直線 ll と xx 軸の交点は P=(1+3,0)P=(1+\sqrt3,0) であり、図の円 CC が入る角の大きさは π3\displaystyle \frac{\pi}{3} である。両直線に接する円の中心はその角の二等分線上にある。半径を rr とすると、頂点 PP から中心までの距離 dd は、角の半分 π6\displaystyle \frac{\pi}{6} をもつ直角三角形から r=dsin⁡π6\displaystyle r=d\sin\frac{\pi}{6}、すなわち d=2rd=2r である。円 CC の半径は1で、半径の小さい外接円の中心は同じ二等分線上で PP と円 CC の中心の間にある。したがって隣り合う半径を rn>rn+1r_n>r_{n+1} とすると、中心間距離は 2(rn−rn+1)2(r_n-r_{n+1}) である。一方、外接条件からそれは rn+rn+1r_n+r_{n+1} に等しい。よって 2(rn−rn+1)=rn+rn+12(r_n-r_{n+1})=r_n+r_{n+1}、すなわち rn+1=13rn\displaystyle r_{n+1}=\frac13r_n である。最初の円 C1C_1 は元の半径1の円に外接するから r1=13\displaystyle r_1=\frac13、従って rn=13n\displaystyle r_n=\frac1{3^n}、Sn=π9n\displaystyle S_n=\frac{\pi}{9^n} である。公比 19\displaystyle \frac19 の無限等比級数より ∑n=1∞Sn=π∑n=1∞(19)n=π191−19=π8\displaystyle\sum\limits _{n=1}^{\infty}S_n=\pi\sum\limits _{n=1}^{\infty}\left(\frac19\right)^n=\pi\frac{\frac19}{1-\frac19}=\frac{\pi}{8} となる。

この問題で使う考え方

  • 三角比による面積
  • 円の方程式
  • 直線の方程式
  • 円の性質
  • 等比数列の一般項と和
  • 無限等比級数

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