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自治医科大学/2018年度/前期

自治医科大学 2018年 数学 第14問解答・解説

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1問題

自治医科大学2018年度第14問

1辺の長さが aa の正三角形 P1Q1R1P_{1}Q_{1}R_{1} について考える。△P1Q1R1\triangle P_{1}Q_{1}R_{1} の内接円を C1C_{1} とし,△P1Q1R1\triangle P_{1}Q_{1}R_{1} と円 C1C_{1} の接点を P2,Q2,R2P_{2},Q_{2},R_{2} とする。△P2Q2R2\triangle P_{2}Q_{2}R_{2} の内接円を C2C_{2} と表記する。この操作を繰り返すことで △PnQnRn\triangle P_{n}Q_{n}R_{n}(nn は自然数)を作り,△PnQnRn\triangle P_{n}Q_{n}R_{n} の内接円を CnC_{n} とする。円 CnC_{n} の面積を SnS_{n} とするとき,36πa2∑n=1∞Sn\displaystyle \frac{36}{\pi a^{2}}\sum\limits _{n=1}^{\infty}S_{n} の値を求めよ。

選択肢(記号と値):ア 0,カ 1,サ 2,タ 3,ナ 4,ハ 5,マ 6,ヤ 7,ラ 8,ワ 9。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

接点からできる正三角形の辺長を求め、内接円面積の等比数列を無限等比級数として合計する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 4(4\quad(ナ)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

正三角形の内接円の接点は3辺の中点である。したがって、隣り合う接点を結んでできる次の正三角形は、元の正三角形の中点連結による三角形となり、1辺の長さは半分になる。第 nn 三角形の1辺を sns_n とすれば sn=a2n−1.\displaystyle s_n=\frac{a}{2^{n-1}}.

1辺が ss の正三角形の高さは 32s\displaystyle \frac{\sqrt3}{2}s だから、その面積は 34s2\displaystyle \frac{\sqrt3}{4}s^2 である。一方、内接円の半径を rr とすると、内心から3辺へ分けた三角形の面積の和は 3sr2\displaystyle \frac{3sr}{2} である。よって 34s2=3sr2,r=36s.\displaystyle \frac{\sqrt3}{4}s^2=\frac{3sr}{2},\qquad r=\frac{\sqrt3}{6}s. したがって第 nn 内接円の面積は Sn=π(36sn)2=πa212(14)n−1.\displaystyle S_n=\pi\left(\frac{\sqrt3}{6}s_n\right)^2 =\frac{\pi a^2}{12}\left(\frac14\right)^{n-1}. 公比 14\displaystyle \frac14 の無限等比級数なので ∑n=1∞Sn=πa212⋅11−14=πa29.\displaystyle \sum\limits _{n=1}^{\infty}S_n =\frac{\pi a^2}{12}\cdot\frac{1}{1-\frac14} =\frac{\pi a^2}{9}. よって 36πa2∑n=1∞Sn=4\displaystyle \frac{36}{\pi a^2}\sum\limits _{n=1}^{\infty}S_n=4 (共通選択肢はナ)。

検算:各段階で辺の長さは 12\displaystyle \frac12 倍となるため、円の面積は 14\displaystyle \frac14 倍ずつとなる。第1項は πa212\displaystyle \frac{\pi a^2}{12} であり、和はその 43\displaystyle \frac43 倍、すなわち πa29\displaystyle \frac{\pi a^2}{9} となる。

この問題で使う考え方

  • 円の性質
  • 三角形の中心
  • 三角形の性質
  • 無限等比級数

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