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自治医科大学/2018年度/前期

自治医科大学 2018年 数学 第23問解答・解説

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1問題

自治医科大学2018年度第23問

曲線 C:y=1x\displaystyle C:y=\frac{1}{x}(xx は実数,x>0x>0)について考える。点 P(k,k)P(k,k)(kk は実数,k>0k>0)から,曲線 CC 上に存在する異なる2つの点 Q,RQ,R に対し引いた直線は,どちらも曲線 CC と接するものとする。∠QPR=23π\displaystyle \angle QPR=\frac{2}{3}\pi となるとき,6k26k^{2} の値を求めよ。

選択肢(記号と値):ア 0,カ 1,サ 2,タ 3,ナ 4,ハ 5,マ 6,ヤ 7,ラ 8,ワ 9。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

接線の傾きと点Pの通過条件から接点の二次方程式を作り、逆数の2解と接線の方向を使って角条件を式にする。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 6k2=4(6k^2=4\quad(選択肢ナ)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

接点の xx 座標を tt とすると、曲線 y=1/xy=1/x のその点における接線の傾きは −1/t2-1/t^2 である。接点 (t,1/t)(t,1/t) における接線が P(k,k)P(k,k) を通る条件は k−1t=−1t2(k−t),すなわちk=2tt2+1.\displaystyle k-\frac1t=-\frac1{t^2}(k-t), \qquad\text{すなわち}\qquad k=\frac{2t}{t^2+1}. したがって、接点の xx 座標は kt2−2t+k=0kt^2-2t+k=0 の2つの正の異なる解である。この2解の積は 11 なので、2解を tt と 1/t1/t と書ける。点の名前を入れ替えて t>1t>1 とする。このとき k=2t/(t2+1)k=2t/(t^2+1) から 1/t<k<1<t1/t<k<1<t となる。

2本の接線の傾きはそれぞれ −1/t2-1/t^2 と −t2-t^2 である。0<β<α<π/20<\beta<\alpha<\pi/2 を tan⁡β=1t2,tan⁡α=t2\displaystyle \tan\beta=\frac1{t^2},\qquad \tan\alpha=t^2 で定めると、2直線の鋭角を ϕ=α−β\phi=\alpha-\beta と表せる。上の大小関係より、PQ→\overrightarrow{PQ} は右下向き、PR→\overrightarrow{PR} は左上向きであるから、実際の角は ∠QPR=π−ϕ\angle QPR=\pi-\phi である。条件 ∠QPR=2π/3\angle QPR=2\pi/3 から ϕ=π/3\phi=\pi/3。加法定理と tan⁡αtan⁡β=1\tan\alpha\tan\beta=1 により 3=tan⁡ϕ=tan⁡α−tan⁡β1+tan⁡αtan⁡β=t2−t−22.\displaystyle \sqrt3=\tan\phi =\frac{\tan\alpha-\tan\beta}{1+\tan\alpha\tan\beta} =\frac{t^2-t^{-2}}{2}. u=t2>0u=t^2>0 とおくと u−u−1=23u-u^{-1}=2\sqrt3、したがって u2−23 u−1=0,u=2+3,u^2-2\sqrt3\,u-1=0,\qquad u=2+\sqrt3, (もう一方の解 3−2\sqrt3-2 は負である)。よって (t2+1)2=(3+3)2=6(2+3)=6u,k2=4t2(t2+1)2=4u6u=23.\displaystyle (t^2+1)^2=(3+\sqrt3)^2=6(2+\sqrt3)=6u, \qquad k^2=\frac{4t^2}{(t^2+1)^2}=\frac{4u}{6u}=\frac23. したがって 6k2=46k^2=4(選択肢ナ)。

検算として k2=2/3k^2=2/3 は 0<k<10<k<1 を満たし、接点方程式は判別式 4(1−k2)>04(1-k^2)>0、積 11 の正の異なる2解をもつ。したがって、条件にある異なる2接点が実際に存在する。

この問題で使う考え方

  • 商の微分
  • 曲線の接線
  • 直線の方程式
  • 三角関数の加法定理
  • 一般角と弧度法

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