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昭和大学/2007年度

昭和大学 2007年 数学 第4問解答・解説

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1問題

昭和大学2007年度第4問

次の各問に答えよ。ただし、答は結果のみを解答欄に記入せよ。

(1) xx の整式 P(x)P(x) は x2+5x^2+5 で割り切れ、x−2x-2 で割ると9余るという。P(x)P(x) を (x2+5)(x−2)(x^2+5)(x-2) で割ったときの余りを求めよ。

(2) 半径1の円に内接する直角三角形があり、その一辺の長さは1である。この直角三角形に内接する円の半径を求めよ。

(3) 次の極限値を求めよ。

(3-1) lim⁡x→01+x−1−xx\displaystyle\lim\limits _{x\to0}\frac{\sqrt{1+x}-\sqrt{1-x}}{x}

(3-2) lim⁡x→01−cos⁡xxsin⁡x\displaystyle\lim\limits _{x\to0}\frac{1-\cos x}{x\sin x}

(4) ある病院のある日の外来受診者は、男性200名、女性800名であった。またそのうち、男性の40%、女性の20%が病気であった。この日の受診者の中から、どの人も平等に選ばれるような方法で1人を選ぶとき、次の確率を求めよ。

(4-1) 選ばれた人が病気である確率。

(4-2) 選ばれた人が病気の男性である確率。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x2+5,\space{}x^2+5,\quad (2) 3−12,\displaystyle \space{}\frac{\sqrt3-1}{2},\quad (3-1) 1,\space{}1,\quad (3-2) 12,\displaystyle \space{}\frac12,\quad (4-1) 625,\displaystyle \space{}\frac6{25},\quad (4-2) 225.\displaystyle \space{}\frac2{25}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 求める余りを R(x)R(x) とすると、除数 (x2+5)(x−2)(x^2+5)(x-2) は x2+5x^2+5 の倍数であり、P(x)P(x) も x2+5x^2+5 で割り切れる。したがって R(x)R(x) も x2+5x^2+5 で割り切れる。一方、余りの次数は3未満なので R(x)=C(x2+5)R(x)=C(x^2+5) と書ける。P(x)P(x) を x−2x-2 で割った余りが9だから、R(2)=P(2)=9R(2)=P(2)=9 であり、9C=99C=9 より C=1C=1。したがって余りは x2+5.x^2+5.

(2) 直角三角形の外接円半径が1なので、斜辺は直径で長さ2である。一辺1は斜辺ではなく直角をはさむ辺であり、三平方の定理から他方の辺は 22−12=3\sqrt{2^2-1^2}=\sqrt3 となる。内接円半径を rr とする。三角形の面積を内接円の半径と半周長で表すと 1⋅32=r1+3+22.\displaystyle \frac{1\cdot\sqrt3}{2}=r\frac{1+\sqrt3+2}{2}. よって r=33+3=3−12.\displaystyle r=\frac{\sqrt3}{3+\sqrt3}=\frac{\sqrt3-1}{2}.

(3-1) 分子を有理化すると 1+x−1−xx=(1+x)−(1−x)x(1+x+1−x)=21+x+1−x.\displaystyle \frac{\sqrt{1+x}-\sqrt{1-x}}{x} =\frac{(1+x)-(1-x)}{x\bigl(\sqrt{1+x}+\sqrt{1-x}\bigr)} =\frac{2}{\sqrt{1+x}+\sqrt{1-x}}. したがって極限値は 2/(1+1)=12/(1+1)=1 である。

(3-2) 半角公式を用いると 1−cos⁡xxsin⁡x=2sin⁡2(x/2)2xsin⁡(x/2)cos⁡(x/2)=12⋅tan⁡(x/2)x/2.\displaystyle \frac{1-\cos x}{x\sin x} =\frac{2\sin^2(x/2)}{2x\sin(x/2)\cos(x/2)} =\frac12\cdot\frac{\tan(x/2)}{x/2}. x→0x\to0 のとき tan⁡(x/2)/(x/2)→1\tan(x/2)/(x/2)\to1 だから、極限値は 1/21/2 である。

(4-1) 病気の受診者は男性 200⋅0.4=80200\cdot0.4=80 名、女性 800⋅0.2=160800\cdot0.2=160 名で、計240名である。全受診者1000名から等確率に1人を選ぶので P(病気)=2401000=625.\displaystyle P(\text{病気})=\frac{240}{1000}=\frac6{25}.

(4-2) 病気の男性は80名だから P(病気の男性)=801000=225.\displaystyle P(\text{病気の男性})=\frac{80}{1000}=\frac2{25}.

この問題で使う考え方

  • 多項式の除法
  • 剰余・因数定理
  • 円の性質
  • 三角形の性質
  • 三角形の中心
  • 関数の極限
  • 半角の公式
  • 確率の基本法則

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