大分大学/2020年度/前期
大分大学 2020年 数学 第1問解答・解説
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1問題
を任意の正の整数とし,2つの関数 はともに 回微分可能な関数とする。このとき以下の問いに答えなさい。
(1) 積 の第4次導関数 を求めなさい。
(2) 積 の第 次導関数 における の係数を類推し,その類推が正しいことを数学的帰納法を用いて証明しなさい。ただし, は負でない 以下の整数とし,, とする。
(3) 関数 の第 次導関数 を求めなさい。ただし, は自然対数の底であり, とする。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) n≧4なら 。(2) 第n次導関数の係数は二項係数 C(n,r)。。ただし原文条件 n≧1 だけでは(1)の4階導関数の存在は保証されない。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) の場合、積の微分を4回適用すると (2) 一般式は では積の微分法則に一致する。 次で成立すると仮定して両辺を微分し、隣接項をまとめると だから 次でも成立する。帰納法により証明された。 (3) に対し、Leibniz の公式で の0〜3階導関数を用いると ただし原文の共通仮定は のみなので、(1)では を追加しないと4階導関数の存在が保証されない。
(1) なら積の微分を4回適用すると係数はパスカル型に並び、となる。しかし原文はnを任意の正整数としてf,gがn回微分可能とするだけなので、では4階導関数の存在が保証されない。(2) n=1で積の微分法則が成立する。nで成立すると仮定して微分し、隣接項をまとめると係数は になるので、帰納法で一般式が成立する。(3) Leibniz式で とし、の0〜3階導関数だけが非零であることから を得る。
この問題で使う考え方
- 積の微分法則
- 二項係数による一般化
- 数学的帰納法
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