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岡山大学/2011年度/前期

岡山大学 2011年 数学 第2問解答・解説

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1問題

岡山大学2011年度第2問

nnを3以上の整数とする。3n3n枚のカードに1から3n3nまでの数字が1つずつ書かれている。この中から3枚のカードを取りだす。ひとたび取りだしたカードは戻さないものとする。

(1) 3枚のカードの数字がすべて3の倍数である確率を求めよ。

(2) 3枚のカードの数字の和が3の倍数である確率を求めよ。

(3) 3枚のカードの数字の積が3の倍数である確率と、3枚のカードの数字の和が3の倍数でない確率とはどちらが大きいかを調べよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

3枚を取り出す順序によらず、3枚の組を数える。全体は T=(3n3)\displaystyle T=\binom{3n}{3} 通りで、各組は同様に確からしい。3で割った余りが0、1、2のカードはそれぞれ nn 枚ずつある。

(1) 3の倍数のカード nn 枚から3枚を選ぶので (n3)(3n3)=(n−1)(n−2)3(3n−1)(3n−2).\displaystyle \boxed{\frac{\binom n3}{\binom{3n}3} =\frac{(n-1)(n-2)}{3(3n-1)(3n-2)}}.

(2) 3枚の余りの組は、順序を無視すると (0,0,0),(1,1,1),(2,2,2),(0,1,2)(0,0,0),\quad(1,1,1),\quad(2,2,2),\quad(0,1,2) の場合に限って和が3の倍数になる。最初の3種類はそれぞれ (n3)\displaystyle \binom n3 通り、最後は各余りのカードを1枚ずつ選ぶので n3n^3 通り。したがって 3(n3)+n3(3n3)=3n2−3n+2(3n−1)(3n−2).\displaystyle \boxed{\frac{3\binom n3+n^3}{\binom{3n}3} =\frac{3n^2-3n+2}{(3n-1)(3n-2)}}.

(3) 積が3の倍数となる確率を PP、和が3の倍数でない確率を QQ とする。積が3の倍数でないのは3の倍数のカードを1枚も選ばないときだから P=1−(2n3)T,Q=1−3(n3)+n3T.\displaystyle P=1-\frac{\binom{2n}3}{T},\qquad Q=1-\frac{3\binom n3+n^3}{T}. 差の分子を計算すると T(P−Q)=3(n3)+n3−(2n3)=3n(n−1)(n−2)+6n3−(2n)(2n−1)(2n−2)6=n(n+1)(n+2)6>0.\displaystyle \begin{aligned} T(P-Q) &=3\binom n3+n^3-\binom{2n}3\\ &=\frac{3n(n-1)(n-2)+6n^3-(2n)(2n-1)(2n-2)}6\\ &=\frac{n(n+1)(n+2)}6>0. \end{aligned} T>0T>0 なので P>QP>Q。よって、積が3の倍数となる確率の方が大きい\boxed{\text{積が3の倍数となる確率の方が大きい}}。

この問題で使う考え方

  • 余りによる分類
  • 組合せ
  • 余事象
  • 確率の差による比較

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