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岡山大学/2018年度/前期

岡山大学 2018年 数学 第1問解答・解説

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1問題

岡山大学2018年度第1問

関数 f(x)=(1+x)exf(x)=(1+x)e^{x} について,以下の問いに答えよ。

(1) f(x)=0f(x)=0 を満たす xx の値を求めよ。

(2) 曲線 y=f(x)y=f(x) について,原点を通るすべての接線の方程式を求めよ。

(3) 曲線 y=f(x)y=f(x) について,原点を通る接線のうち,接点の xx 座標が最大のものを LL とする。曲線 y=f(x)y=f(x) と直線 LL および xx 軸で囲まれた部分の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    x=−1x=-1
  • (2)
    y=(t+2)etxy=(t+2)e^t x, t=−1±52\displaystyle t=\frac{-1\pm\sqrt5}{2}
  • (3)
    1e+5−22e5−12\displaystyle \frac1e+\frac{\sqrt5-2}{2}e^{\frac{\sqrt5-1}{2}}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) ex≠0e^x\ne0 なので f(x)=0f(x)=0 は 1+x=01+x=0 と同値。よって x=−1x=-1。

(2) f′(x)=(x+2)exf'(x)=(x+2)e^x。接点を x=tx=t とすると接線は y=(t+2)et(x−t)+(t+1)et.y=(t+2)e^t(x-t)+(t+1)e^t. 原点を通る条件は 1−t−t2=01-t-t^2=0、すなわち t=−1+52またはt=−1−52.\displaystyle t=\frac{-1+\sqrt5}{2}\quad\text{または}\quad t=\frac{-1-\sqrt5}{2}. このとき接線の傾きは (t+2)et(t+2)e^t なので、2本は y=(t+2)etx(t=−1±52).\displaystyle y=(t+2)e^t x\quad\left(t=\frac{-1\pm\sqrt5}{2}\right).

(3) 大きい方の接点を t=(5−1)/2t=(\sqrt5-1)/2 とする。このとき t2+t=1t^2+t=1 で、接線Lは原点を通り傾き m=(t+2)etm=(t+2)e^t。曲線とx軸の交点は −1-1、Lとx軸の交点は0。f′′(x)=(x+3)ex>0f''(x)=(x+3)e^x>0 は −1≦x≦t-1\le x\le t で成り立つので、接点以外では曲線は接線より上にある。面積は ∫−10(x+1)ex dx+∫0t((x+1)ex−mx) dx=1e+et(t−(t+2)t22).\displaystyle \int_{-1}^0 (x+1)e^x\,dx+\int_0^t\bigl((x+1)e^x-mx\bigr)\,dx =\frac1e+e^t\left(t-\frac{(t+2)t^2}{2}\right). t2+t=1t^2+t=1 より (t+2)t2=1(t+2)t^2=1。従って 1e+5−22e(5−1)/2.\displaystyle \boxed{\frac1e+\frac{\sqrt5-2}{2}e^{(\sqrt5-1)/2}}.

この問題で使う考え方

  • 接線の方程式
  • 二次方程式
  • 定積分

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