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岡山大学/2020年度/(・26) 前期(2/25・26)

岡山大学 2020年 数学 第3問解答・解説

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1問題

岡山大学2020年度第3問

xyzxyz空間における次の点を頂点とする立方体を考える。 O(0,0,0),A(1,0,0),B(1,1,0),C(0,1,0),D(0,0,1),E(1,0,1),F(1,1,1),G(0,1,1)\begin{aligned} O(0,0,0),\quad A(1,0,0),\quad B(1,1,0),\quad C(0,1,0),\\ D(0,0,1),\quad E(1,0,1),\quad F(1,1,1),\quad G(0,1,1) \end{aligned} 点PPは時刻t=0t=0に原点OOを出発し,毎秒1の速さで正方形OABCOABCの周上を点OO,点AA,点BB,点CCの順に一周する。点QQは時刻t=0t=0に点DDを出発し,毎秒1の速さで正方形DEFGDEFGの周上を点DD,点GG,点FF,点EEの順に一周する。線分PQPQが通過してできる図形と正方形OABCOABC,正方形DEFGDEFGによって囲まれる立体をKKとする。以下の問いに答えよ。

(1) aaは0≦a<12\displaystyle 0\leq a<\frac{1}{2}を満たすとする。平面z=az=aによって立体KKを切ったときの切り口の面積を求めよ。

(2) 立体KKの体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

高さzでPQ上にある点を内分点として表し、その軌跡を平行四辺形と特定する。対角線による三角形分割で断面積を求め、断面積の定積分で体積を計算した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  1−2a,\;1-2a,\qquad (2)  12\displaystyle \;\frac{1}{2}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

点P,Qはともに4秒で出発点へ戻るので,時刻は0≦t≦40\le t\le4だけ考えればよい。高さzzにおいて線分PQPQ上にある点をXz(t)X_z(t)とする。PPのzz座標は00,QQのzz座標は11だから,線分上の内分点の公式より Xz(t)=(1−z)P(t)+zQ(t)(0≦z≦1).X_z(t)=(1-z)P(t)+zQ(t)\qquad (0\leq z\leq 1). 時刻t=0,1,2,3,4t=0,1,2,3,4におけるXz(t)X_z(t)のxyxy座標は,順に (0,0),(1−z,z),(1,1),(z,1−z),(0,0)(0,0),\quad (1-z,z),\quad (1,1),\quad (z,1-z),\quad (0,0) である。各整数時刻の間ではP,QP,Qがそれぞれ辺上を等速で動くため,Xz(t)X_z(t)もこの隣り合う点を結ぶ線分上を動く。したがって高さzzの切り口は,頂点O′=(0,0), Uz=(1−z,z), W=(1,1), Vz=(z,1−z)O'=(0,0),\ U_z=(1-z,z),\ W=(1,1),\ V_z=(z,1-z)をこの順に結ぶ平行四辺形である。

対角線O′WO'Wの長さは2\sqrt{2}で,その直線はy=xy=xである。点Uz,VzU_z,V_zから直線y=xy=xまでの距離はいずれも ∣(1−z)−z∣2=∣1−2z∣2\displaystyle \frac{|(1-z)-z|}{\sqrt{2}}=\frac{|1-2z|}{\sqrt{2}} である。対角線O'Wで平行四辺形を二つの三角形に分けると,各三角形の面積は 12⋅2⋅∣1−2z∣2=∣1−2z∣2.\displaystyle \frac12\cdot\sqrt{2}\cdot\frac{|1-2z|}{\sqrt{2}}=\frac{|1-2z|}{2}. よって高さzzの切り口の面積をA(z)A(z)とすれば A(z)=∣1−2z∣.A(z)=|1-2z|.

(1) 0≦a<12\displaystyle 0\le a<\frac12より∣1−2a∣=1−2a|1-2a|=1-2aであるから,求める面積は 1−2a.\boxed{1-2a}.

(2) 断面積を高さについて積分すると Vol⁡(K)=∫01A(z) dz=∫01/2(1−2z) dz+∫1/21(2z−1) dz=[z−z2]01/2+[z2−z]1/21=14+14=12.\displaystyle \begin{aligned} \operatorname{Vol}(K) &=\int_0^1 A(z)\,dz\\ &=\int_0^{1/2}(1-2z)\,dz+\int_{1/2}^1(2z-1)\,dz\\ &=[z-z^2]_0^{1/2}+[z^2-z]_{1/2}^1\\ &=\frac14+\frac14=\boxed{\frac12}. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 位置ベクトル
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察
  • 不定積分・定積分の性質
  • 定積分による体積
  • 座標による距離

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