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岡山大学/2023年度/前期(2/25・26)

岡山大学 2023年 数学 第3問解答・解説

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1問題

岡山大学2023年度第3問

箱の中に、1から3までの数字を書いた札がそれぞれ3枚ずつあり、全部で9枚入っている。A,B,CA,B,C の3人がこの箱から札を無作為に取り出す。AA と BB が2枚ずつ、CC が3枚取り出すとき、以下の問いに答えよ。

(1) AA が持つ札の数字が同じである確率を求めよ。

(2) AA が持つ札の数字が異なり、BB が持つ札の数字も異なり、かつ、CC が持つ札の数字もすべて異なる確率を求めよ。

(3) AA が持つ札の数字のいずれかが、CC が持つ札の数字のいずれかと同じである確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 1/4。(2) 3/14。(3) 117/140。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

9枚の札は、同じ数字の札どうしもそれぞれ別の札として数える。各人の手札と箱に残る札への配り方は等確率である。

{}(1) Aの2枚の選び方は (92)=36\displaystyle \binom{9}{2}=36 通りである。2枚が同じ数字となる選び方は、数字を3通りから選び、その数字の札3枚から2枚を選ぶので 3(32)=9\displaystyle 3\binom{3}{2}=9 通りである。したがって、求める確率は 3(32)(92)=936=14.\displaystyle \frac{3\binom{3}{2}}{\binom{9}{2}}=\frac{9}{36}=\frac14.

{}(2) 全配り方は (92)(72)(53)=7560\displaystyle \binom{9}{2}\binom{7}{2}\binom{5}{3}=7560 通りである。条件を満たすには、Cが1,2,3を1枚ずつ持つ。Cの札の選び方は各数字について3通りずつあるので 33=273^3=27 通り。Cの札を固定すると、残りは各数字2枚ずつである。Aが異なる数字の札を持つ選び方は、数字を3種類から2種類選び、各数字について残る2枚から1枚選ぶので (32)⋅22=12\displaystyle \binom{3}{2}\cdot2^2=12 通り。

このAの選び方を固定すると、Aが持つ2種類の数字は各1枚ずつ残り、選ばなかった数字は2枚残る。Bが異なる数字を持つ選び方は、Aの2種類の数字を1枚ずつ選ぶ1通り、またはAの数字から1種類と残りの数字を選ぶ 2⋅2=42\cdot2=4 通り、計5通りである。よって条件を満たす配り方は 27⋅12⋅5=162027\cdot12\cdot5=1620 通りであり、確率は 16207560=314.\displaystyle \frac{1620}{7560}=\frac{3}{14}.

{}(3) Aの手札を固定する。残り7枚からCの3枚を選ぶ各組は等確率であり、各Cの手札に対し残り4枚からBの2枚を選ぶ (42)\displaystyle \binom{4}{2} 通りが対応する。

Aの2枚が同じ数字である確率は 1/41/4 である。このとき、その数字の札は残り1枚、他の2種類は各3枚残る。CがAと共通の数字を持たないには、他の6枚から3枚を選ぶため、条件付き確率は (63)/(73)=4/7\displaystyle \binom{6}{3}/\binom{7}{3}=4/7 である。

Aの2枚が異なる数字である確率は 3/43/4 である。このときAが持たない数字の札が3枚あり、Cが共通の数字を持たないにはその3枚をすべて選ぶ必要があるため、条件付き確率は 1/(73)=1/35\displaystyle 1/\binom{7}{3}=1/35 である。したがって、AとCに共通の数字がない確率は 14⋅47+34⋅135=23140.\displaystyle \frac14\cdot\frac47+\frac34\cdot\frac1{35}=\frac{23}{140}. 求める事象はその余事象なので、確率は 1−23/140=117/1401-23/140=117/140 である。

物理的な札の配り方を等確率標本空間として扱う。小問(2)ではCの手札、Aの異なる数字、Bの異なる数字の順で数え、小問(3)ではAの同数字・異数字を場合分けして非共通事象を計算する。

この問題で使う考え方

  • 組合せによる等確率標本空間
  • 順次条件付けによる場合分け
  • 余事象

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