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琉球大学/2007年度/a

琉球大学 2007年 数学 第4問解答・解説

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1問題

琉球大学2007年度第4問

次の問いに答えよ。(50点)

問1 極方程式 r=2(cos⁡θ+sin⁡θ)(0≦θ≦34π)\displaystyle r=2(\cos\theta+\sin\theta)\quad\left(0\leq\theta\leq\frac{3}{4}\pi\right) が表す曲線を直交座標平面上にかけ。

問2 問1で求めた曲線を xx 軸方向に −1-1 だけ平行移動して得られる曲線を CC とする。この曲線 CC と xx 軸によって囲まれる図形 DD の面積を求めよ。

問3 問2の図形 DD を xx 軸の周りに 1 回転させてできる立体の体積を求めよ。  (解答は次のページの解答欄に記入すること)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

極方程式を直交座標の円に直して弧を特定し、円弧部分の面積は小さい円弧部分の差で求め、回転体は円板・環状断面の定積分で求めた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) (x−1)2+(y−1)2=2(x-1)^2+(y-1)^2=2 の (2,0) から (0,0) まで (2,2) を通る 270∘270^\circ の大弧;;\quad (2) 1+3π2;\displaystyle 1+\frac{3\pi}{2};\quad (3) 10π3+3π2.\displaystyle \frac{10\pi}{3}+3\pi^2.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) x=rcos⁡θx=r\cos\theta, y=rsin⁡θy=r\sin\theta より r2=x2+y2r^2=x^2+y^2, rcos⁡θ=xr\cos\theta=x, rsin⁡θ=yr\sin\theta=y である。したがって x2+y2=2x+2y,(x−1)2+(y−1)2=2.x^2+y^2=2x+2y,\qquad (x-1)^2+(y-1)^2=2. ただし、これは円全体ではなく、0≦θ≦3π4\displaystyle 0\leq\theta\leq\frac{3\pi}{4} に対応する弧である。θ=0,π4,3π4\displaystyle \theta=0,\frac\pi4,\frac{3\pi}{4} の点はそれぞれ (2,0),(2,2),(0,0)(2,0),(2,2),(0,0) であるから、求める曲線は中心 (1,1)(1,1)、半径 2\sqrt2 の円のうち、(2,0)(2,0) から (0,0)(0,0) まで (2,2)(2,2) を通る大弧(中心角 270∘270^\circ)である。

(2) xx 軸方向に −1-1 平行移動すると、円の方程式は x2+(y−1)2=2x^2+(y-1)^2=2 となる。弧の両端は (1,0),(−1,0)(1,0),(-1,0) であり、DD はこの弦と大弧で囲まれる大きい円弧部分である。円全体の面積は 2π2\pi である。弦の下側の小さい円弧部分は、中心角 90∘90^\circ の扇形から、底辺 22、高さ 11 の三角形を除いた部分なので、その面積は 90360⋅2π−12⋅2⋅1=π2−1.\displaystyle \frac{90}{360}\cdot2\pi-\frac12\cdot2\cdot1=\frac\pi2-1. よって SD=2π−(π2−1)=1+3π2.\displaystyle S_D=2\pi-\left(\frac\pi2-1\right)=1+\frac{3\pi}{2}.

(3) x2+(y−1)2=2x^2+(y-1)^2=2 より、円の上下の枝は y=1±2−x2y=1\pm\sqrt{2-x^2} である。 ∣x∣≦1|x|\leq1 では DD の縦断面は 0≦y≦1+2−x20\leq y\leq1+\sqrt{2-x^2}、1≦∣x∣≦21\leq|x|\leq\sqrt2 では 1−2−x2≦y≦1+2−x21-\sqrt{2-x^2}\leq y\leq1+\sqrt{2-x^2} である。したがって円板断面と環状断面に分けると V=π∫−11(1+2−x2)2dx+2π∫12[(1+2−x2)2−(1−2−x2)2]dx.\displaystyle V=\pi\int_{-1}^{1}\left(1+\sqrt{2-x^2}\right)^2dx+2\pi\int_1^{\sqrt2}\left[\left(1+\sqrt{2-x^2}\right)^2-\left(1-\sqrt{2-x^2}\right)^2\right]dx. ここで ∫2−x2 dx=x22−x2+arcsin⁡x2\displaystyle \int\sqrt{2-x^2}\,dx=\frac{x}{2}\sqrt{2-x^2}+\arcsin\frac{x}{\sqrt2} である。これは x=2sin⁡u (0≦u≦π2)\displaystyle x=\sqrt2\sin u\ (0\leq u\leq\frac\pi2) と置けば、∫2cos⁡2u du=∫(1+cos⁡2u) du\displaystyle \int2\cos^2u\,du=\int(1+\cos2u)\,du として得られる。よって ∫012−x2 dx=12+π4,∫122−x2 dx=π4−12.\displaystyle \int_0^1\sqrt{2-x^2}\,dx=\frac12+\frac\pi4,\qquad \int_1^{\sqrt2}\sqrt{2-x^2}\,dx=\frac\pi4-\frac12. また、(1+2−x2)2=3−x2+22−x2\left(1+\sqrt{2-x^2}\right)^2=3-x^2+2\sqrt{2-x^2} であり、(1+2−x2)2−(1−2−x2)2=42−x2\left(1+\sqrt{2-x^2}\right)^2-\left(1-\sqrt{2-x^2}\right)^2=4\sqrt{2-x^2} だから、 V=π[163+4(12+π4)+8(π4−12)]=π(103+3π)=10π3+3π2.\displaystyle \begin{aligned}V&=\pi\left[\frac{16}{3}+4\left(\frac12+\frac\pi4\right)+8\left(\frac\pi4-\frac12\right)\right]\\&=\pi\left(\frac{10}{3}+3\pi\right)=\frac{10\pi}{3}+3\pi^2.\end{aligned} 以上より求める体積は 10π3+3π2\displaystyle \frac{10\pi}{3}+3\pi^2 である。

この問題で使う考え方

  • 三角比による面積
  • 円の方程式
  • 二倍角の公式
  • 極座標と極方程式
  • 不定積分・定積分の性質
  • 置換積分法
  • 曲線で囲まれた面積
  • 定積分による体積

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