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琉球大学/2014年度/前期

琉球大学 2014年 数学 第1問解答・解説

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1問題

琉球大学2014年度第1問

次の問いに答えよ。(50点)

問1 定積分 ∫0π4xcos⁡2x dx\displaystyle \int_0^{\frac{\pi}{4}}x\cos 2x\,dx を求めよ。

問2 AB=AC=1AB=AC=1 である二等辺三角形 ABCABC において,BC=2xBC=2x,内接円の半径を rr とおく。

(1) rr を xx を用いて表せ。

(2) rr が最大となる xx の値を求めよ(最大値そのものは求める必要はない)。  (解答は次のページの解答欄に記入すること。)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

問1  部分積分により ∫0π/4xcos⁡2x dx=[x2sin⁡2x+14cos⁡2x]0π/4=π8−14=π−28.\displaystyle \int_0^{\pi/4}x\cos 2x\,dx=\left[\frac{x}{2}\sin 2x+\frac14\cos 2x\right]_0^{\pi/4}=\frac{\pi}{8}-\frac14=\frac{\pi-2}{8}. この原始関数を微分するとxcos⁡2xx\cos 2xとなるので、計算を確認できる。

問2(1)  三角形が非退化であるからBC=2x>0BC=2x>0かつ2x<AB+AC=22x<AB+AC=2であり、0<x<10<x<1である。頂点AAから辺BCBCに下ろした垂線はBCBCを二等分する。高さをhhとすると、斜辺が11、底辺の半分がxxの直角三角形よりh=1−x2h=\sqrt{1-x^2}。したがって△ABC\triangle ABCの面積はx1−x2x\sqrt{1-x^2}、半周長は1+x1+xである。内心から各辺に下ろした垂線の長さはいずれもrrなので、三つの小三角形の面積を足すと△ABC\triangle ABCの面積は半周長とrrの積に等しい。よって r=x1−x21+x=x1−x1+x(0<x<1).\displaystyle r=\frac{x\sqrt{1-x^2}}{1+x}=x\sqrt{\frac{1-x}{1+x}}\qquad(0<x<1).

問2(2)  この範囲ではr>0r>0なので、rrを最大にするxxはg(x)=r2g(x)=r^2を最大にするxxと一致する。 g(x)=x2(1−x)1+x,g′(x)=(2x−3x2)(1+x)−(x2−x3)(1+x)2=2x(1−x−x2)(1+x)2.\displaystyle g(x)=\frac{x^2(1-x)}{1+x},\qquad g'(x)=\frac{(2x-3x^2)(1+x)-(x^2-x^3)}{(1+x)^2}=\frac{2x(1-x-x^2)}{(1+x)^2}. 0<x<10<x<1では分母と2x2xは正であり、1−x−x2=01-x-x^2=0の解のうちこの範囲にあるものはα=(5−1)/2\alpha=(\sqrt5-1)/2だけである。1−x−x21-x-x^2はこの範囲で減少するから、0<x<α0<x<\alphaではg′(x)>0g'(x)>0、α<x<1\alpha<x<1ではg′(x)<0g'(x)<0。したがってgg、ひいてはrrはx=αx=\alphaで最大となる。 x=5−12\displaystyle \boxed{x=\frac{\sqrt5-1}{2}}

この問題で使う考え方

  • 三角比による面積
  • 三角形の中心
  • 微分係数と導関数
  • 導関数と増減
  • 多項式の導関数
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 部分積分法
  • 商の微分

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