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佐賀大学/2013年度/前期

佐賀大学 2013年 数学 第3問解答・解説

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1問題

佐賀大学2013年度第3問

xx 軸,yy 軸,zz 軸を座標軸,原点を OO とする座標空間において,zz 軸を中心軸とする半径 11 の円柱を考える。次に,xx 軸を含み xyxy 平面とのなす角が π4\displaystyle \frac{\pi}{4} となる平面を α\alpha とし,平面 α\alpha による円柱の切り口の曲線を CC とする。また,点 A(1,0,0)A(1,0,0) とする。さらに,曲線 CC 上の点 PP から xyxy 平面に下ろした垂線を PQPQ とし,∠AOQ=θ (0≦θ<2π)\angle AOQ=\theta\ (0\leq\theta<2\pi) とする。このとき,次の問に答えよ。

円柱と斜めの切り口Cの図に、原点Oからのx・y・z軸と、y軸からπ/4傾いたY軸が矢印付きで描かれている。x軸上のAを通る縦の直線にℓ、切り口上のPから下ろす線分の下端にQ、OAとOQの間の角にθがある。切り口の奥側は点線で描かれている。

(1) 点 PP の座標を θ\theta を用いて表せ。

(2) 点 AA を通り zz 軸に平行な直線を ℓ\ell とする。 ℓ\ell によって円柱の側面を切り開いた展開図の上に,曲線 CC の概形をかけ。

(3) 図のように,平面 α\alpha と yzyz 平面の交線を YY 軸とする。xYxY 平面における曲線 CC の方程式を求め,その概形をかけ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 平面αは図の向きから z=yz=y。(1) P(θ)=(cos⁡θ,sin⁡θ,sin⁡θ)P(\theta)=(\cos\theta,\sin\theta,\sin\theta)。(2) 円柱側面の展開図で z=sin⁡θ(0≦θ≦2π)z=\sin\theta\quad(0\le\theta\le2\pi)。(3) Y=2 yY=\sqrt2\,y とすると x2+Y22=1\displaystyle x^2+\frac{Y^2}{2}=1、中心O、x方向半軸1、Y方向半軸√2の楕円。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(2) 半径1の円柱側面を母線 ℓ\ell で切り開くと、母線から角 θ\theta までの横方向の弧長は 1⋅θ=θ1\cdot\theta=\theta である。縦座標は高さ zz だから、展開図上の曲線は z=sin⁡θ(0≦θ≦2π)z=\sin\theta\qquad(0\le\theta\le2\pi) という正弦曲線1周期である。θ=0,2π\theta=0,2\pi は切断線 ℓ\ell の両端に対応し、どちらも AA で z=0z=0。θ=π/2,3π/2\theta=\pi/2,3\pi/2 でそれぞれ z=1,−1z=1,-1、θ=π\theta=\pi で再び0となる。

横軸θ(弧の長さ)・縦軸zの展開図(縦横同縮尺)に、青い曲線z=sinθが0≦θ≦2πの1周期分描かれている。θ軸の目盛は0、π/2、π、3π/2、2π、z軸は−1、0、1で、曲線上の黒点(0,0)、(π/2,1)、(π,0)、(3π/2,−1)、(2π,0)を通る。両端θ=0とθ=2πには切り開いた直線ℓを表す縦の破線があり、両端の点にAと記されている。下に「両端θ=0, 2πの破線は切り開いた直線ℓ(どちらも点Aに対応)」と注記がある。

(3) YY 軸の正方向の単位ベクトルは u=(0,1/2,1/2)\boldsymbol u=(0,1/\sqrt2,1/\sqrt2)。xx 軸方向の単位ベクトル e=(1,0,0)\boldsymbol e=(1,0,0) と直交する。平面 α\alpha 上の点 (x,y,y)(x,y,y) は (x,y,y)=xe+Yu(x,y,y)=x\boldsymbol e+Y\boldsymbol u と表されるので Y=2 yY=\sqrt2\,y である。(1)より x=cos⁡θx=\cos\theta, Y=2sin⁡θY=\sqrt2\sin\theta。従って cos⁡2θ+sin⁡2θ=1\cos^2\theta+\sin^2\theta=1 から x2+Y22=1.\displaystyle \boxed{x^2+\frac{Y^2}{2}=1}. これは中心 OO、xx 方向の半軸1、YY 方向の半軸 2\sqrt2 の楕円で、A=(1,0)A=(1,0) を通る。

横軸x・縦軸Yの座標平面(原点O、縦横同縮尺)に、青い楕円x²+Y²/2=1が描かれている。楕円はx軸と黒点(−1,0)、(1,0)で、Y軸と黒点(0,√2)、(0,−√2)で交わり、目盛−1、1、√2、−√2は楕円の外側に記されている。右の交点(1,0)には点Aの名前がある。

円柱は x²+y²=1。平面αはx軸を含むため、yz平面内の方向とxy平面内のy軸方向との角がπ/4である。図では正Y方向が正yから正z側へ傾くのでαは z=y。 (1) Qの偏角はθだからQ=(cosθ,sinθ,0)、PはQの真上でα上にありP=(cosθ,sinθ,sinθ)。 (2) 半径1の円柱の側面をℓに沿って切り開くと、横方向の弧長はθで縦座標がz。従って展開図上の曲線は z=sinθ、0≦θ≦2π。θ=0,2πの両端はいずれもAに対応し、間に最大1、最小−1をもつ正弦曲線1周期である。 (3) αとyz平面の交線Yの単位方向ベクトルは (0,1/√2,1/√2)。α内の点は (x,y,y)=x(1,0,0)+Y(0,1/√2,1/√2) と表せるのでY=√2y。したがって x=cosθ,Y=√2sinθであり、θを消去すると x²+Y²/2=1。これは中心O、x方向半軸1、Y方向半軸√2の楕円である。各小問の概形を添付図に示す。

この問題で使う考え方

  • 円柱面の媒介変数表示
  • 円柱側面の展開
  • 正規直交座標による座標変換
  • 媒介変数の消去

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