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京都大学/2025年度/前期

京都大学 2025年 数学 第5問解答・解説

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1問題

京都大学2025年度第5問配点 30点

θ\theta は実数とする。xyzxyz 空間の2点 A(0,0,24)\displaystyle A\left(0,0,\frac{\sqrt{2}}{4}\right),P(cos⁡θ,sin⁡θ,12cos⁡θ)\displaystyle P\left(\cos\theta,\sin\theta,\frac{1}{2}\cos\theta\right) を通る直線 APAP が xyxy 平面と交わるとき,その交点を QQ とする。θ\theta が −π4<θ<π4\displaystyle -\frac{\pi}{4}<\theta<\frac{\pi}{4} の範囲を動くときの点 QQ の軌跡を求め,その軌跡を xyxy 平面上に図示せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

c=cos⁡θc=\cos\theta, s=sin⁡θs=\sin\theta, h=2/4h=\sqrt2/4 とおく。 −π/4<θ<π/4-\pi/4<\theta<\pi/4 より c>1/2c>1/\sqrt2 なので、PP の高さ c/2c/2 は AA の高さ hh より大きい。 したがって直線 APAP は xyxy 平面に平行ではなく、交点 QQ は常に一意に存在する。

交点の座標。 直線上の点を A+t(P−A)A+t(P-A) と表す。第3成分を0とすると h+t(c/2−h)=0,t=11−2c.\displaystyle h+t(c/2-h)=0,\qquad t=\frac1{1-\sqrt2c}. よって Q=(x,y,0)Q=(x,y,0) の平面座標は x=c1−2c,y=s1−2c.\displaystyle x=\frac c{1-\sqrt2c},\qquad y=\frac s{1-\sqrt2c}. ここで 1+2x=1/(1−2c)<01+\sqrt2x=1/(1-\sqrt2c)<0 だから c=x1+2x,s=y1+2x.\displaystyle c=\frac{x}{1+\sqrt2x},\qquad s=\frac{y}{1+\sqrt2x}. c2+s2=1c^2+s^2=1 を使えば x2+y2=(1+2x)2,(x+2)2−y2=1.x^2+y^2=(1+\sqrt2x)^2, \qquad \boxed{(x+\sqrt2)^2-y^2=1}. さらに xx を cc の関数とみると ddc(c1−2c)=1(1−2c)2>0.\displaystyle \frac{d}{dc}\left(\frac c{1-\sqrt2c}\right) =\frac1{(1-\sqrt2c)^2}>0. 1/2<c≦11/\sqrt2<c\le1 より x≦11−2=−1−2.\displaystyle x\le\frac1{1-\sqrt2}=-1-\sqrt2.

この左側の枝の全点が得られること。 (x+2)2−y2=1(x+\sqrt2)^2-y^2=1, x≦−1−2x\le-1-\sqrt2 を満たす任意の点をとり、 D=1+2x<0,c=xD,s=yD\displaystyle D=1+\sqrt2x<0,\qquad c=\frac xD,\qquad s=\frac yD とおく。曲線の式から c2+s2=1c^2+s^2=1。 また c−12=−12D>0,c−1=−1−(2−1)xD≦0.\displaystyle c-\frac1{\sqrt2}=\frac{-1}{\sqrt2D}>0, \qquad c-1=\frac{-1-(\sqrt2-1)x}{D}\le0. よって 1/2<c≦11/\sqrt2<c\le1 であり、cos⁡θ=c\cos\theta=c, sin⁡θ=s\sin\theta=s を満たす −π/4<θ<π/4-\pi/4<\theta<\pi/4 が存在する。交点の式に戻せば、もとの (x,y)(x,y) が得られる。 したがって軌跡は (x+2)2−y2=1,x≦−1−2\boxed{(x+\sqrt2)^2-y^2=1,\qquad x\le-1-\sqrt2} であり、双曲線の左側の枝全体である。 頂点 (−1−2,0)(-1-\sqrt2,0) は θ=0\theta=0 に対応して含まれる。 θ→±π/4\theta\to\pm\pi/4 では点は無限遠へ進むため、除くべき有限の端点はない。 漸近線は y=±(x+2)y=\pm(x+\sqrt2)。図の青線が軌跡、破線が漸近線である。

見出しに(x+√2)²−y²=1、x≤−1−√2と記されたグラフ。青い曲線は左へ開き、頂点の黒丸に(−1−√2,0)のラベルと引出し線がある。橙色の破線2本はx軸上で交差し、曲線に沿って左上・左下へ延びる。軸はxとy、x目盛は−6から0まで2刻み、y目盛は−4から4まで2刻み。

この問題で使う考え方

  • 直線の媒介変数表示
  • 媒介変数の消去
  • 定義域からの枝の選択
  • 軌跡の逆の確認

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