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京都大学/2025年度/前期

京都大学 2025年 数学 第3問解答・解説

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1問題

京都大学2025年度第3問配点 30点

ee は自然対数の底とする。x>1e\displaystyle x>\frac{1}{\sqrt{e}} において定義された次の関数 f(x),g(x)f(x),g(x) を考える。 f(x)=x2log⁡x,g(x)=x2log⁡x−11+2log⁡x\displaystyle f(x)=x^2\log x,\qquad g(x)=x^2\log x-\frac{1}{1+2\log x} 実数 tt は t>1e\displaystyle t>\frac{1}{\sqrt{e}} を満たすとする。曲線 y=f(x)y=f(x) 上の点 (t,f(t))(t,f(t)) における接線に垂直で,点 (t,g(t))(t,g(t)) を通る直線を ltl_t とする。直線 ltl_t が xx 軸と交わる点の xx 座標を p(t)p(t) とする。tt が 1e<t≦e\displaystyle \frac{1}{\sqrt{e}}<t\leq e の範囲を動くとき,p(t)p(t) の取りうる値の範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 値の範囲
    −19e≦p(t)≦3e3\displaystyle -\frac{1}{9\sqrt e}\le p(t)\le3e^3

3解答

解答を見る途中式つきの解答

以下の独立解説を採用する。

数学解説

切片座標の式

f′(t)=t(1+2log⁡t)f'(t)=t(1+2\log t)。接線に垂直な直線の傾きは −1/[t(1+2log⁡t)]-1/[t(1+2\log t)] である。これが (t,g(t))(t,g(t)) を通り xx 軸と交わる点を (p(t),0)(p(t),0) とするから −g(t)=−p(t)−tt(1+2log⁡t),\displaystyle -g(t)=-\frac{p(t)-t}{t(1+2\log t)}, すなわち p(t)=t+t(1+2log⁡t)g(t)=t3log⁡t(1+2log⁡t).p(t)=t+t(1+2\log t)g(t)=t^3\log t(1+2\log t).

値域

u=log⁡tu=\log t とおくと −1/2<u≦1-1/2<u\le1 で P(u)=e3uu(1+2u),P′(u)=e3u(u+1)(6u+1).P(u)=e^{3u}u(1+2u),\qquad P'(u)=e^{3u}(u+1)(6u+1). この区間で u+1>0u+1>0。従って PP は −1/2<u<−1/6-1/2<u<-1/6 で減少、−1/6<u≦1-1/6<u\le1 で増加する。左端は含まず P(u)→0P(u)\to0 で、内部の最小点 u=−1/6u=-1/6 では P=−1/(9e)P=-1/(9\sqrt e)。右端では P(1)=3e3P(1)=3e^3。よって −19e≦p(t)≦3e3.\displaystyle \boxed{-\frac1{9\sqrt e}\le p(t)\le3e^3}.

単元・方法・テーマ

単元:数学III「微分法」、数学III「指数・対数関数」。方法:接線の傾きと垂直条件、変数変換 u=log⁡tu=\log t、導関数の符号と端点極限。テーマ:接線法線を通じた対数関数の値域。

この問題で使う考え方

  • 指数・対数関数の微分
  • 積の微分
  • HS_III_NORMAL_LINE
  • HS_II_RANGE_BY_MONOTONICITY

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