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佐賀大学/2019年度/前期

佐賀大学 2019年 数学 第4問解答・解説

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1問題

佐賀大学2019年度第4問

n,mn,m を0以上の整数とする。このとき、次の問に答えよ。   (1) 自然数 x,yx,y に対して、x2+y2x^{2}+y^{2} が3の倍数ならば、x,yx,y はともに3の倍数であることを示せ。   (2) x2+y2=5⋅32nx^{2}+y^{2}=5\cdot3^{2n} をみたす自然数の組 (x,y)(x,y) は (3n, 2⋅3n),(2⋅3n, 3n)(3^{n},\ 2\cdot3^{n}),\quad (2\cdot3^{n},\ 3^{n}) のみであることを示せ。   (3) x2+y2=7⋅3mx^{2}+y^{2}=7\cdot3^{m} をみたす自然数 x,yx,y は存在しないことを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 3\quad 3
    midxmid x\quad かつ 3\quad 3
    midymid y\quad 。(2) 解は (3n,2\quad (3^n,2
    cdot3n)cdot3^n)\quad と (2\quad (2
    cdot3n,3n)cdot3^n,3^n)\quad のみ。(3) 自然数解は存在しない。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 整数の平方は、3で割った余りが0なら0、余りが1または2なら1となる。したがって x2+y2≡0(mod3)x^2+y^2\equiv0\pmod3 となるのは、x,yx,y がともに3の倍数の場合に限る。

(2) nn に関する帰納法を用いる。n=0n=0 では x2+y2=5x^2+y^2=5 より (x,y)=(1,2),(2,1)(x,y)=(1,2),(2,1)。次に n+1n+1 とする。右辺 5⋅32(n+1)5\cdot3^{2(n+1)} は3の倍数なので、(1)より x=3u、y=3vx=3u、y=3v と書ける。代入して9で割ると u2+v2=5⋅32n。u^2+v^2=5\cdot3^{2n}。 帰納法の仮定から (u,v)=(3n,2⋅3n)(u,v)=(3^n,2\cdot3^n) または (2⋅3n,3n)(2\cdot3^n,3^n)。したがって (x,y)(x,y) はその各成分を3倍した二組である。指定された二組を元の式へ代入すれば等式を満たすので、これらがすべての解である。

(3) m=0m=0 では x2+y2=7x^2+y^2=7。正の整数 xx は1または2で、対応する y2y^2 は6または3となり解はない。m=1m=1 では x=1,2,3,4x=1,2,3,4 を調べれば y2=20,17,12,5y^2=20,17,12,5 となるため、やはり解はない。

m≧2m\ge2 で解があると仮定する。右辺は3の倍数なので(1)から x=3u、y=3vx=3u、y=3v。9で割ると u2+v2=7⋅3m−2u^2+v^2=7\cdot3^{m-2} となる。偶数の mm では基底 m=0m=0、奇数の mm では基底 m=1m=1 から、それぞれ添字を2ずつ下げる帰納法で、解があると仮定した最小の指数まで下がると基底に矛盾する。よってどの m≧0m\ge0 にも自然数解はない。

答え

(1) 3∣x3\mid x かつ 3∣y3\mid y。(2) 解は (3n,2⋅3n)(3^n,2\cdot3^n) と (2⋅3n,3n)(2\cdot3^n,3^n) のみ。(3) 自然数解は存在しない。

この問題で使う考え方

  • 3で割った余りによる分類
  • 数学的帰納法
  • 平方数の確認

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