(2) PS と QR の間の距離を h とする。三角形 PQR と PRS はそれぞれ平行線 QR と PS を底辺とし、高さはいずれも h である。従って SPQR:SPRS=QR:PS=t:s. 同じく、三角形 QRS と PQS もそれぞれ QR と PS を底辺とし、高さが h だから SQRS:SPQS=QR:PS=t:s. 問題の内分点の定義により KG:GL=SPRS:SPQR=s:t,MG′:G′N=SQRS:SPQS=t:s. 三角形の重心の位置ベクトルを OKOLOMON=3OP+OQ+OR,=3OP+OR+OS,=3OP+OQ+OS,=3OQ+OR+OS とする。内分点の公式から 3(s+t)OG=(s+t)OP+tOQ+(s+t)OR+sOS,3(s+t)OG′=sOP+(s+t)OQ+tOR+(s+t)OS. 右辺どうしの差は tOP−sOQ+sOR−tOS=0. 実際、点の位置ベクトルを代入すると tsa−s{ta+(1−t)b}+s{(1−t)b+tc}−tsc=0.s+t>0 なので OG=OG′、従って G=G′ である。
(3) (2)の G の式に点の位置ベクトルを代入すると 3(s+t)OG=(s2+st+t2)(a+c)+(1−t)(s+2t)b.u=3(s+t)s2+st+t2,v=3(s+t)(1−t)(s+2t) とおけば u>0 であり、 OG=u(a+c)+vb.T を AC の中点とすると OT=2a+c=2uOG−vOB. よって OT は OB と OG の一次結合であるから、T は O,B,G を通る平面上にある。さらに u>0 と a,b,c の一次独立性から、OG は OB の定数倍ではない。従って O,B,G は一直線上になく、3点を通る平面は定まり、その平面は AC の中点 T を通る。