(1) sin2θ>0 となる区間と sin3θ>0 となる区間をそれぞれ求める。 sin2θ>0 となる範囲は 0<θ<2π または π<θ<23π, sin3θ>0 となる範囲は 0<θ<3π または 32π<θ<π または 34π<θ<35π. 0≦θ≦2π で共通部分を取ると 0<θ<3π または 34π<θ<23π.
(2) ∣sin2θ∣=1 は θ=4π+2kπ を与え、指定区間では 4π,43π である。また、∣sin3θ∣=1 は θ=6π+3kπ を与え、指定区間では 6π,2π,65π である。したがって θ=6π,4π,2π,43π,65π.
(3) (1)で求めた二つの範囲 0<θ<3π、34π<θ<23π を、それぞれ範囲A、範囲Bと呼ぶ。θ1,θ2 がともに A にあると、角 2θ1<2θ2 と 3θ1<3θ2 はいずれも0より大きくπより小さく、同じ正弦値となるためにはそれぞれの角の和が π でなければならない。よって θ1+θ2=2π と θ1+θ2=3π が同時に必要となり、矛盾する。ともに B にあると、0<3θ−4π<2π では正弦が単調増加するので、sin3θ1=sin3θ2 は θ1=θ2 を導き、これも矛盾する。したがって θ1は範囲A、θ2は範囲Bにある。
α1=2θ1(0<α1<32π),α2=2θ2−2π(32π<α2<π) とおくと、sinα1=sinα2 かつ α1<α2 より α1+α2=π、すなわち θ1+θ2=23π である。また β1=3θ1(0<β1<π),β2=3θ2−4π(0<β2<2π) とおくと、同じ正弦値を持つ条件は β1=β2 または β1+β2=π である。後者は θ1+θ2=35π を与えて矛盾するので、β1=β2、すなわち θ2−θ1=34π となる。和と差を解いて (θ1,θ2)=(12π,1217π). 実際、両条件で sin2θ1=sin2θ2=21、sin3θ1=sin3θ2=22>0 である。
(4) 0≦u<v≦2π とする。正弦の一致条件から sin2u=sin2v の必要十分条件は v−u=kπ または u+v=2π+kπ,sin3u=sin3v の必要十分条件は v−u=32mπ または u+v=3π+32mπ, ただし k,m は整数である。
両方が差の条件の場合、kπ=32mπ より、範囲内の正の差は v−u=2π のみである。このとき (u,v)=(0,2π) で像は (0,0)。sin2 が差、sin3 が和の条件の場合、v−u=kπ、u+v=3π+32mπ である。k=1 から (u,v)=(0,π), (3π,34π), (32π,35π), (π,2π) を得る。k=2 では (u,v)=(0,2π) だが和の条件を満たさない。これらの像は (0,0),(23,0),(−23,0),(0,0) である。
sin2 が和、sin3 が差の条件の場合は u+v=2π+kπ、v−u=32mπ であり、範囲を満たす組は (u,v)(12π,1217π)(125π,1213π)(127π,1223π)(1211π,1219π)(sin2u,sin3u)(21,22)(21,−22)(−21,−22)(−21,22) である。両方が和の条件の場合は 2π+kπ=3π+32mπ、すなわち 1+6k=4m となり、整数解はない。
以上の相異なる自己交点は (0,0),(±23,0),(±21,±22) である(最後の符号は独立)。原点は複数の媒介変数の組から得られるが同一点なので1点と数え、合計は 7 点。