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東京医科歯科大学/2006年度

東京医科歯科大学 2006年 数学 第2問解答・解説

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1問題

東京医科歯科大学2006年度第2問

四面体OABCにおいて、ベクトル OA, OB, OC は互いに垂直であるとする。点Oから三角形ABCを含む平面に垂線ℓを引き、その平面とℓとの交点をHとする。このとき

(1) ベクトルAB・ベクトルCH = ベクトルBC・ベクトルAH = 0 を示せ。 さらに AC = 2, BC = 3 とする。また2点A,Hを通る直線と辺BCとの交点をDとするとき、点Hは線分ADを2:1の比に内分しているとする。このとき以下の各問いに答えよ。

(2) ベクトルCH = αベクトルCA + βベクトルCB となる定数α,βを求めよ。

(3) 辺ABの長さを求めよ。

(4) 四面体OABCの体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

Oを原点とする直交ベクトルで(1)を示す。三角形ABCでは内分点と直交条件を用いてCD/CBを定め、係数と辺ABを計算する。最後に3辺長から直交するOA, OB, OCの長さを求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  AB→⋅CH→=BC→⋅AH→=0,(1)\;\overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{CH}=\overrightarrow{BC}\cdot\overrightarrow{AH}=0,
    (2)  α=13,  β=19,\displaystyle (2)\;\alpha=\frac13,\;\beta=\frac19,
    (3)  AB=10,(3)\;AB=\sqrt{10},
    (4)  VOABC=528.\displaystyle (4)\;V_{OABC}=\frac{5\sqrt2}{8}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) a⃗=OA→,b⃗=OB→,c⃗=OC→,  x=∣a⃗∣2,y=∣b⃗∣2,z=∣c⃗∣2 と置く。n⃗=a⃗x+b⃗y+c⃗z とすれば n⃗⋅a⃗=n⃗⋅b⃗=n⃗⋅c⃗=1 なので、平面ABCは n⃗⋅X⃗=1 である。S=1x+1y+1z=∣n⃗∣2 とすると、原点からこの平面への垂線の足は OH→=n⃗S. よってAB→⋅CH→=(b⃗−a⃗)⋅(OH→−c⃗)=0,BC→⋅AH→=(c⃗−b⃗)⋅(OH→−a⃗)=0.(2) u⃗=CA→,v⃗=CB→,  u⃗⋅u⃗=4,  v⃗⋅v⃗=9,  s=u⃗⋅v⃗ と置き、CD→=tv⃗ とする。AH:HD=2:1 より CH→=13u⃗+2t3v⃗,AH→=23(tv⃗−u⃗).AH→⊥BC→ から (tv⃗−u⃗)⋅v⃗=0、すなわち 9t−s=0.CH→⊥AB→ から (u⃗+2tv⃗)⋅(v⃗−u⃗)=0、すなわち s−4+2t(9−s)=0. これらより18t2−27t+4=0,t=27±2136=43 または 16. Dは辺BC上にあるので 0≦t≦1 より t=16,  s=32.CH→=13u⃗+19v⃗ なので α=13,  β=19.(3) AB2=∣v⃗−u⃗∣2=9+4−2⋅32=10 より AB=10.(4) OA2+OC2=4,  OB2+OC2=9,  OA2+OB2=10 を解くと OA2=52,  OB2=152,  OC2=32. 相互に垂直な三辺を用いてVOABC=16 OA OB OC=1652⋅152⋅32=528.\displaystyle \text{(1) }\vec a=\overrightarrow{OA},\vec b=\overrightarrow{OB},\vec c=\overrightarrow{OC},\;x=|\vec a|^2,y=|\vec b|^2,z=|\vec c|^2\text{ と置く。} \vec n=\frac{\vec a}{x}+\frac{\vec b}{y}+\frac{\vec c}{z}\text{ とすれば }\vec n\cdot\vec a=\vec n\cdot\vec b=\vec n\cdot\vec c=1\text{ なので、平面ABCは }\vec n\cdot\vec X=1\text{ である。} S=\frac1x+\frac1y+\frac1z=|\vec n|^2\text{ とすると、原点からこの平面への垂線の足は }\overrightarrow{OH}=\frac{\vec n}{S}.\text{ よって} \overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{CH}=(\vec b-\vec a)\cdot(\overrightarrow{OH}-\vec c)=0,\qquad \overrightarrow{BC}\cdot\overrightarrow{AH}=(\vec c-\vec b)\cdot(\overrightarrow{OH}-\vec a)=0. \text{(2) }\vec u=\overrightarrow{CA},\vec v=\overrightarrow{CB},\;\vec u\cdot\vec u=4,\;\vec v\cdot\vec v=9,\;s=\vec u\cdot\vec v\text{ と置き、}\overrightarrow{CD}=t\vec v\text{ とする。} AH:HD=2:1\text{ より }\overrightarrow{CH}=\frac13\vec u+\frac{2t}{3}\vec v,\quad \overrightarrow{AH}=\frac23(t\vec v-\vec u). \overrightarrow{AH}\perp\overrightarrow{BC}\text{ から }(t\vec v-\vec u)\cdot\vec v=0\text{、すなわち }9t-s=0. \overrightarrow{CH}\perp\overrightarrow{AB}\text{ から }(\vec u+2t\vec v)\cdot(\vec v-\vec u)=0\text{、すなわち }s-4+2t(9-s)=0.\text{ これらより} 18t^2-27t+4=0,\quad t=\frac{27\pm21}{36}=\frac43\text{ または }\frac16.\text{ Dは辺BC上にあるので }0\le t\le1\text{ より }t=\frac16,\;s=\frac32. \overrightarrow{CH}=\frac13\vec u+\frac19\vec v\text{ なので }\alpha=\frac13,\;\beta=\frac19. \text{(3) }AB^2=|\vec v-\vec u|^2=9+4-2\cdot\frac32=10\text{ より }AB=\sqrt{10}. \text{(4) }OA^2+OC^2=4,\;OB^2+OC^2=9,\;OA^2+OB^2=10\text{ を解くと }OA^2=\frac52,\;OB^2=\frac{15}2,\;OC^2=\frac32.\text{ 相互に垂直な三辺を用いて} V_{OABC}=\frac16\,OA\,OB\,OC=\frac16\sqrt{\frac52\cdot\frac{15}2\cdot\frac32}=\frac{5\sqrt2}{8}.

この問題で使う考え方

  • 空間図形の性質
  • ベクトルの内積
  • 位置ベクトル
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察

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