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東京慈恵会医科大学/2016年度/前期

東京慈恵会医科大学 2016年 数学 第4問解答・解説

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1問題

東京慈恵会医科大学2016年度第4問

正四面体 ABCDABCD があり, 三角形 ABDABD 上に AP→=18AB→+14AD→\displaystyle \overrightarrow{AP}=\frac{1}{8}\overrightarrow{AB}+\frac{1}{4}\overrightarrow{AD} をみたす点 PP をとる。三角形 ACDACD の重心を GG, 直線 GPGP と平面 ABCABC の交点を QQ とする。線分 ABAB 上の点 RR を, 三角形 PQRPQR が PQPQ を斜辺とする直角三角形となるようにとるとき, 線分 AR,ABAR,AB の長さの比の値 ARAB\displaystyle \frac{AR}{AB} を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

正四面体の辺を位置ベクトルで表し、平面との交点は係数比較、直角条件は辺ベクトルの内積で処理した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ARAB=1+58\displaystyle \dfrac{AR}{AB}=\dfrac{1+\sqrt5}{8}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

辺の長さを ss とし、AA を原点として AB⃗=b,AC⃗=c,AD⃗=d\vec{AB}=\mathbf b,\qquad \vec{AC}=\mathbf c,\qquad \vec{AD}=\mathbf d とおく。各辺の長さは ss であり、例えば面 ABCABC は正三角形だから b⋅c=∣b∣2+∣c∣2−∣b−c∣22=s22.\displaystyle \mathbf b\cdot\mathbf c=\frac{|\mathbf b|^2+|\mathbf c|^2-|\mathbf b-\mathbf c|^2}{2}=\frac{s^2}{2}. 同様に b⋅d=c⋅d=s2/2\mathbf b\cdot\mathbf d=\mathbf c\cdot\mathbf d=s^2/2、また ∣b∣2=∣c∣2=∣d∣2=s2|\mathbf b|^2=|\mathbf c|^2=|\mathbf d|^2=s^2 である。

点 PP と重心 GG の位置ベクトルは AP⃗=18b+14d,AG⃗=13c+13d.\displaystyle \vec{AP}=\frac18\mathbf b+\frac14\mathbf d,\qquad \vec{AG}=\frac13\mathbf c+\frac13\mathbf d. 直線 GPGP 上の点を P+λ(G−P)P+\lambda(G-P) と表す。d\mathbf d の係数は (1−λ)/4+λ/3(1-\lambda)/4+\lambda/3 であり、平面 ABCABC 上ではこの係数が0だから λ=−3\lambda=-3。従って AQ⃗=4AP⃗−3AG⃗=12b−c.\displaystyle \vec{AQ}=4\vec{AP}-3\vec{AG}=\frac12\mathbf b-\mathbf c.

RR は線分 ABAB 上にあるので AR⃗=tb\vec{AR}=t\mathbf b(0≦t≦10\le t\le1)とおく。このとき t=AR/ABt=AR/AB である。PQPQ が直角三角形 PQRPQR の斜辺であるため、直角は RR にあり、RP⃗⋅RQ⃗=0\vec{RP}\cdot\vec{RQ}=0。ここで RP⃗=(18−t)b+14d,qquadRQ⃗=(12−t)b−c.\displaystyle \vec{RP}=\left(\frac18-t\right)\mathbf b+\frac14\mathbf d,qquad \vec{RQ}=\left(\frac12-t\right)\mathbf b-\mathbf c. 以上の内積を使うと 0=RP⃗⋅RQ⃗s2=(18−t)(12−t)−12(18−t)+14{12(12−t)−12}=t2−t4−116.\displaystyle \begin{aligned} 0&=\frac{\vec{RP}\cdot\vec{RQ}}{s^2}\\ &=\left(\frac18-t\right)\left(\frac12-t\right)-\frac12\left(\frac18-t\right) +\frac14\left\{\frac12\left(\frac12-t\right)-\frac12\right\}\\ &=t^2-\frac t4-\frac1{16}. \end{aligned} 従って 16t2−4t−1=016t^2-4t-1=0 より t=1±58.\displaystyle t=\frac{1\pm\sqrt5}{8}. 0≦t≦10\le t\le1 を満たすのは正の解だけなので ARAB=t=1+58.\displaystyle \frac{AR}{AB}=t=\frac{1+\sqrt5}{8}.

この問題で使う考え方

  • 空間図形の性質
  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • 位置ベクトル
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察

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