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滋賀医科大学/2015年度/前期

滋賀医科大学 2015年 数学 第1問解答・解説

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1問題

滋賀医科大学2015年度第1問

aa を定数とする。x>0x>0 における関数 f(x)=log⁡x+ax2−3xf(x)=\log x+ax^2-3x について、曲線 y=f(x)y=f(x) は x=12\displaystyle x=\frac{1}{\sqrt{2}} で変曲点をもつとする。(50点)

(1) aa を求めよ。

(2) kk を定数とするとき、方程式 f(x)=kf(x)=k の異なる実数解の個数を求めよ。

(3) 曲線 y=f(x)y=f(x) と xx 軸、および2直線 x=1, x=2x=1,\ x=2 で囲まれた部分を、xx 軸の周りに1回転させてできる立体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    a=1a=1
  • (2)
    M=−log⁡2−5/4M=-\log2-5/4\quad とすると、1解は k<−2\quad k<-2\quad または k>M\quad k>M\quad 、2解は k=−2\quad k=-2\quad または k=M\quad k=M\quad 、3解は −2<k<M\quad -2<k<M\quad 。
  • (3)
    V=π(2(log⁡2)2−(32/3)log⁡2+434/45)V=\pi(2(\log2)^2-(32/3)\log2+434/45)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) f′′(x)=−1/x2+2af''(x)=-1/x^2+2a であり、変曲点の xx 座標から 0=−2+2a0=-2+2a、従って a=1a=1。また f(3)(x)=2/x3>0f^{(3)}(x)=2/x^3>0 なので、指定点で実際に凹凸が変わる。

(2) f′(x)=(2x−1)(x−1)/xf'(x)=(2x-1)(x-1)/x より、0<x<1/20<x<1/2 で増加、1/2<x<11/2<x<1 で減少、x>1x>1 で増加する。極大値と極小値は M=f(1/2)=−log⁡2−54,m=f(1)=−2.\displaystyle M=f(1/2)=-\log2-\frac54,\qquad m=f(1)=-2. 1/x1/x は 1≦x≦21\le x\le2 の範囲で凸で、両端を結ぶ直線より区間内部で下にあるから log⁡2=∫12dxx<∫12(32−x2)dx=34.\displaystyle \log2=\int_1^2\frac{dx}{x}<\int_1^2\left(\frac32-\frac{x}{2}\right)dx=\frac34. 従って m<Mm<M。また lim⁡x→0+f(x)=−∞\displaystyle \lim\limits _{x\to0+}f(x)=-\infty、lim⁡x→∞f(x)=∞\displaystyle \lim\limits _{x\to\infty}f(x)=\infty。これらの単調性と値域から、異なる正の実数解の個数は {1,k<−2 または k>M,2,k=−2 または k=M,3,−2<k<M.\begin{cases} 1,&k<-2\text{ または }k>M,\\ 2,&k=-2\text{ または }k=M,\\ 3,&-2<k<M. \end{cases}

(3) 1≦x≦21\le x\le2 の範囲で ff は増加し、f(2)=log⁡2−2<0f(2)=\log2-2<0 だから f(x)<0f(x)<0。よって回転体の体積は V=π∫12(log⁡x+x2−3x)2 dx.\displaystyle V=\pi\int_1^2(\log x+x^2-3x)^2\,dx. 被積分関数の原始関数の一つは F(x)=x((log⁡x)2−2log⁡x+2)+x55+3x3+23x3log⁡x−29x3−3x2log⁡x+32x2−32x4.\displaystyle F(x)=x((\log x)^2-2\log x+2)+\frac{x^5}{5}+3x^3+\frac23x^3\log x-\frac29x^3-3x^2\log x+\frac32x^2-\frac32x^4. したがって F(2)−F(1)=2(log⁡2)2−323log⁡2+43445\displaystyle F(2)-F(1)=2(\log2)^2-\frac{32}{3}\log2+\frac{434}{45} であり、 V=π(2(log⁡2)2−323log⁡2+43445).\displaystyle V=\pi\left(2(\log2)^2-\frac{32}{3}\log2+\frac{434}{45}\right).

(1) 二階導関数から a=1a=1. (2) 導関数の符号、極大値 M=−log⁡2−5/4M=-\log2-5/4, 極小値 m=−2m=-2, 端の極限で交点数を決める。 (3) 1≦x≦21\le x\le2 の範囲で f<0f<0 なので円板法を使い、π∫12f(x)2dx\displaystyle \pi\int_1^2 f(x)^2dx を積分する。

この問題で使う考え方

  • 二階導関数による変曲点条件
  • 増減と端の極限による方程式の解の個数判定
  • 円板法と定積分

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