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滋賀医科大学/2015年度/前期

滋賀医科大学 2015年 数学 第2問解答・解説

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1問題

滋賀医科大学2015年度第2問

a<ba<b とする。放物線 y=x2y=x^2 上の2点 A(a,a2),B(b,b2)A(a,a^2), B(b,b^2) におけるそれぞれの接線の交点を CC とおく。∠ACB=60∘\angle ACB=60^\circ であるとする。(50点)

(1) a+b=0a+b=0 のとき、aa を求めよ。

(2) ある正の実数 kk を用いて CA→=−k(1,2a),CB→=k(1,2b)\overrightarrow{CA}=-k(1,2a),\quad \overrightarrow{CB}=k(1,2b) と表されることを示せ。

(3) a<−36,b>36\displaystyle a<-\frac{\sqrt{3}}{6},\quad b>\frac{\sqrt{3}}{6} を示せ。

(4) bb を aa を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    a=-√3/2
  • (2)
    k=b−a2>0\displaystyle k=\frac{b-a}{2}>0 として CA→=−k(1,2a),CB→=k(1,2b)\overrightarrow{CA}=-k(1,2a),\quad \overrightarrow{CB}=k(1,2b)
  • (3)
    a<−36,b>36\displaystyle a<-\frac{\sqrt3}{6},\quad b>\frac{\sqrt3}{6}
  • (4)
    b=(2a-√3)/(2+4√3a)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

接線の方程式は y=2ax−a2y=2ax-a^2、y=2bx−b2y=2bx-b^2 である。その交点と、そこから A、B へ向かうベクトルを求める。 C=(a+b2,ab),k=b−a2>0,\displaystyle C=\left(\frac{a+b}{2},ab\right),\qquad k=\frac{b-a}{2}>0, CA→=−k(1,2a),CB→=k(1,2b).\overrightarrow{CA}=-k(1,2a),\qquad \overrightarrow{CB}=k(1,2b). (1) b=−ab=-a を用いて内積と長さから余弦を計算する。 cos⁡∠ACB=4a2−14a2+1=12ならばa2=34.\displaystyle \cos\angle ACB=\frac{4a^2-1}{4a^2+1}=\frac12 \quad\text{ならば}\quad a^2=\frac34. a<b=−aa<b=-a より a=−32\displaystyle a=-\frac{\sqrt3}{2}。

(2) 上のベクトル表示が求めるものである。

(3) −π2<θa,θb<π2\displaystyle -\frac\pi2<\theta_a,\theta_b<\frac\pi2、tan⁡θa=2a\tan\theta_a=2a、tan⁡θb=2b\tan\theta_b=2b を満たす角をとる。CA は方向 (1,2a)(1,2a) と逆向きで、CB は (1,2b)(1,2b) と同じ向きである。したがって、偏角差は ∠ACB\angle ACB の補角である。 θb−θa=2π3,−π2<θa<θb<π2.\displaystyle \theta_b-\theta_a=\frac{2\pi}{3},\qquad -\frac\pi2<\theta_a<\theta_b<\frac\pi2. この範囲から θa<−π6\displaystyle \theta_a<-\frac\pi6、θb>π6\displaystyle \theta_b>\frac\pi6 となるため、 a<−36,b>36.\displaystyle a<-\frac{\sqrt3}{6},\qquad b>\frac{\sqrt3}{6}.

(4) 偏角差の正接を使う。 2(b−a)1+4ab=tan⁡2π3=−3,b(2+43a)=2a−3.\displaystyle \frac{2(b-a)}{1+4ab}=\tan\frac{2\pi}{3}=-\sqrt3, \qquad b(2+4\sqrt3a)=2a-\sqrt3. (3)より 2+43a<02+4\sqrt3a<0 なので、 b=2a−32+43a.\displaystyle b=\frac{2a-\sqrt3}{2+4\sqrt3a}.

接線の交点を求めれば、A,C,Bを結ぶベクトルは接線の方向ベクトル(1,2a), (1,2b)(1,2a),\ (1,2b)の正負倍となる。a<ba<bより係数k=b−a2\displaystyle k=\frac{b-a}{2}は正。設問(1)ではb=−ab=-aを代入して余弦を直接計算し、a<ba<bから負の解を選ぶ。(3)では各接線方向の偏角を用いる。CA→\overrightarrow{CA} はA側へ向くため、偏角差は∠ACB\angle ACBの補角120∘120^\circである。偏角がともに(−90∘,90∘)(-90^\circ,90^\circ)内にある条件から各不等式が出る。(4)では偏角差の正接を用い、(3)で分母が0でないことも確かめて解く。

この問題で使う考え方

  • 接線方程式
  • ベクトルの内積
  • 偏角・正接

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