本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

滋賀医科大学/2020年度/前期

滋賀医科大学 2020年 数学 第1問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

滋賀医科大学2020年度第1問

2つの関数 f(x)=xex,g(t)=∫−12∣t−f(x)∣ dx\displaystyle f(x)=xe^x,\qquad g(t)=\int_{-1}^{2}|t-f(x)|\,dx を考える。区間 −1≦x≦2-1\leq x\leq2 における f(x)f(x) の最小値を mm,最大値を MM とする。

(1) m,Mm,M を求めよ。

(2) tt が実数全体を動くとき,g(t)g(t) を最小にする tt の値と,g(t)g(t) の最小値を求めよ。

(3) ∫mMg(t) dt\displaystyle \int_{m}^{M}g(t)\,dt を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) m=−1e\displaystyle m=-\frac1e、M=2e2M=2e^2。 (2) 最小点 t=e2\displaystyle t=\frac{\sqrt e}{2}、最小値 e2+e−2e\displaystyle e^2+\sqrt e-\frac2e。 (3) ∫mMg(t) dt=21e44−3e+94e2\displaystyle \int_m^M g(t)\,dt=\frac{21e^4}{4}-3e+\frac9{4e^2}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

原文・入力

数学の確認

f′(x)=ex(x+1)f'(x)=e^x(x+1) は −1≦x≦2-1\le x\le2 の範囲で0以上、内部で正なのでfは増加する。よって m=f(−1)=−1e\displaystyle m=f(-1)=-\frac1e、M=f(2)=2e2M=f(2)=2e^2。

F(x)=(x−1)exF(x)=(x-1)e^x とすれば F′=fF'=f。m<t<Mm<t<M に対して f(a)=tf(a)=t となる aa は一つで、絶対値積分を aa で分けると

g(t)=F(−1)+F(2)−2F(a)+t(2a−1)g(t)=F(-1)+F(2)-2F(a)+t(2a-1)。

微分すると g′(t)=2a−1g'(t)=2a-1(aを含む項の微分は −2f(a)a′+2ta′=0-2f(a)a'+2ta'=0 と相殺)。aはtとともに増加するので、gは a<12\displaystyle a<\frac12 で減少、a>12\displaystyle a>\frac12 で増加する。区間外では t≦mt\le m ならgは傾き−3で減少し、t≧Mt\ge M なら傾き3で増加。従って実数全体の唯一の最小点は t0=f(12)=e2\displaystyle t_0=f(\frac12)=\frac{\sqrt e}{2}。F(−1)=−2e\displaystyle F(-1)=-\frac2e、F(2)=e2F(2)=e^2、F(12)=−e2\displaystyle F(\frac12)=-\frac{\sqrt e}{2} から g(t0)=e2+e−2e\displaystyle g(t_0)=e^2+\sqrt e-\frac2e。

(3)で同じ分割式を t=f(a)t=f(a) と置き換え、単調性による置換をすると

∫mMg(t) dt=∫−12{C−2F(x)+f(x)(2x−1)}f′(x) dx\displaystyle \int_m^M g(t)\,dt=\int_{-1}^{2}\{C-2F(x)+f(x)(2x-1)\}f'(x)\,dx、C=F(−1)+F(2)C=F(-1)+F(2)。

部分積分で Q−(M+m)K+32(M2+m2)\displaystyle Q-(M+m)K+\frac32(M^2+m^2)(K=∫f\displaystyle K=\int f、Q=∫f2\displaystyle Q=\int f^2)に整理される。K=e2+2e\displaystyle K=e^2+\frac2e、Q=∫x2e2x dx=54(e4−e−2)\displaystyle Q=\int x^2e^{2x}\,dx=\frac54(e^4-e^{-2})。m,Mを代入すると 21e44−3e+94e2\displaystyle \frac{21e^4}{4}-3e+\frac9{4e^2}。採用答案の三問と一致する。

範囲・表示・ラベル

指数関数の微分、絶対値を符号で分ける定積分、置換積分、部分積分を用い、高校数学IIIの範囲で説明できる。最小点が実数全体で一意であること、積分区間mからMを照合した。表示訂正は不要。

**答**

(1) m=−1e\displaystyle m=-\frac1e、M=2e2M=2e^2。

(2) t=e2\displaystyle t=\frac{\sqrt e}{2}、min⁡g=e2+e−2e\displaystyle \min g=e^2+\sqrt e-\frac2e。

(3) ∫mMg(t) dt=21e44−3e+94e2\displaystyle \int_m^M g(t)\,dt=\frac{21e^4}{4}-3e+\frac9{4e^2}。

この問題で使う考え方

  • 絶対値関数の定積分
  • 最小値の微分判定
  • 置換積分
  • 部分積分

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。