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滋賀医科大学/2020年度/前期

滋賀医科大学 2020年 数学 第2問解答・解説

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1問題

滋賀医科大学2020年度第2問

a,ba,b を異なる正の実数とする。次で表される xyxy 平面上の円 CC と楕円 EE を考える。 C:x2+y2=a2+b2C:x^2+y^2=a^2+b^2 E:x2a2+y2b2=1\displaystyle E:\frac{x^2}{a^2}+\frac{y^2}{b^2}=1 CC 上の点 AA から EE に引いた2本の接線が CC と再び交わる点をそれぞれ P,QP,Q とする。   (1) AP⊥AQAP\perp AQ を示せ。   (2) AA が CC 上を動くとき,△APQ\triangle APQ の面積を最大,最小にする AA の座標をそれぞれ求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

R2=a2+b2R^2=a^2+b^2, A=(u,v)A=(u,v) とおく。点 AA は円 CC 上にあるので u2+v2=R2u^2+v^2=R^2 である。 p2+q2=1p^2+q^2=1 を満たす方向 (p,q)(p,q) の、AA を通る直線は −qx+py=k,k=−qu+pv-qx+py=k,\qquad k=-qu+pv と書ける。この直線が EE の接線となる条件は k2=a2q2+b2p2(*)k^2=a^2q^2+b^2p^2 \tag{*} である。実際、X=x/a, Y=y/b, α=−aq, β=bpX=x/a,\ Y=y/b,\ \alpha=-aq,\ \beta=bp とおけば、EE 上では X2+Y2=1X^2+Y^2=1 であり、 (αX+βY)2+(βX−αY)2=(α2+β2)(X2+Y2)=α2+β2.(\alpha X+\beta Y)^2+(\beta X-\alpha Y)^2 =(\alpha^2+\beta^2)(X^2+Y^2)=\alpha^2+\beta^2. したがって αX+βY=k\alpha X+\beta Y=k が EE とただ1点で交わる条件は k2=α2+β2k^2=\alpha^2+\beta^2 で、これが (*) に等しい。

(1) いま (p,q)(p,q) を2本の接線のうち1本の方向とする。直交する方向 (−q,p)(-q,p) の直線について、接線条件は (pu+qv)2=a2p2+b2q2(pu+qv)^2=a^2p^2+b^2q^2 である。一方、最初の接線に (*) を用いると (pu+qv)2=u2+v2−(−qu+pv)2=R2−(a2q2+b2p2)=a2p2+b2q2.(pu+qv)^2 =u^2+v^2-(-qu+pv)^2 =R^2-(a^2q^2+b^2p^2) =a^2p^2+b^2q^2. よって直交する直線も EE の接線である。2本の接線は異なるから、これらが AP,AQAP,AQ の方向となり、AP⊥AQAP\perp AQ である。

(2) (p,q)(p,q) の方向の直線と CC との交点を A,PA,P とする。点 A+t(p,q)A+t(p,q) が円 CC 上にあることは t{t+2(pu+qv)}=0t\{t+2(pu+qv)\}=0 と同値なので、AP=2∣pu+qv∣AP=2|pu+qv| である。もう一方の接線の方向は (−q,p)(-q,p) だから、同様に AQ=2∣−qu+pv∣AQ=2|-qu+pv| である。(*) と (1) の式から AP2=4(a2p2+b2q2),AQ2=4(a2q2+b2p2).AP^2=4(a^2p^2+b^2q^2),\qquad AQ^2=4(a^2q^2+b^2p^2). 面積を SS とすれば S2=14AP2AQ2=4{a2b2+(a2−b2)2p2q2}.\displaystyle S^2=\frac14AP^2AQ^2 =4\{a^2b^2+(a^2-b^2)^2p^2q^2\}. p2+q2=1p^2+q^2=1 より 0≦p2q2≦1/40\le p^2q^2\le 1/4 であり、a≠ba\ne b だから SS の最小値は 2ab2ab、最大値は a2+b2=R2a^2+b^2=R^2 である。

最小値の等号は pq=0pq=0 のときで、接線は水平と鉛直になる。例えば q=0q=0 なら (*) は v2=b2v^2=b^2 となり、u2+v2=R2u^2+v^2=R^2 から u2=a2u^2=a^2 を得る。p=0p=0 でも同じ4点である。逆に A=(±a,±b)A=(\pm a,\pm b)(符号は独立)では、接線 y=v, x=uy=v,\ x=u と CC の弦の長さはそれぞれ 2a, 2b2a,\ 2b なので、確かに S=2abS=2ab となる。

最大値の等号は p2=q2=1/2p^2=q^2=1/2 のときである。このとき (*) は (−qu+pv)2=R22.\displaystyle (-qu+pv)^2=\frac{R^2}{2}. 左辺は u2+v2=R2u^2+v^2=R^2 により R2/2−2pquvR^2/2-2pquv だから、pq≠0pq\ne0 より uv=0uv=0 である。逆に A=(±R,0),(0,±R)A=(\pm R,0),(0,\pm R) では p2=q2=1/2p^2=q^2=1/2 の直線が (*) を満たすため、最大値をとる。ゆえに求める座標は、最大のとき A=(±a2+b2,0),(0,±a2+b2),A=(\pm\sqrt{a^2+b^2},0),\quad(0,\pm\sqrt{a^2+b^2}), 最小のとき A=(±a,±b)(各符号は独立)A=(\pm a,\pm b)\qquad\text{(各符号は独立)} である。

この問題で使う考え方

  • 三角比による面積
  • 円の方程式
  • 直線の方程式
  • ベクトルの内積
  • 楕円

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