本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

日本大学/2018年度/A

日本大学 2018年 数学 第3問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

日本大学2018年度第3問

マークシートに解答を記入しなさい。ただし, 分数は既約分数で答え, 平方根を含む解答は平方根の中をできるだけ簡単にして答えなさい。

楕円 x2+y24=1\displaystyle x^{2}+\frac{y^{2}}{4}=1 上を点 PP は動くとする。また, 2点 A(−1,−322)\displaystyle A\left(-1,-\frac{3}{2}\sqrt{2}\right), B(0,−22)B(0,-2\sqrt{2}) をとる。このとき, 以下の問いに答えなさい。

(1) 3点 A,B,PA,B,P を順に線分で結んでできる三角形 ABPABP の面積が最大値をとるのは点 PP の座標が (3637,383940)\displaystyle \left(\frac{\boxed{36}}{\boxed{37}},\frac{\boxed{38}}{\boxed{39}}\sqrt{\boxed{40}}\right) のときであり, そのときの三角形 ABPABP の面積は 414243\displaystyle \frac{\boxed{41}}{\boxed{42}}\sqrt{\boxed{43}} である。

(2) 点 BB を通り, 第4象限で楕円に接する直線の方程式は y=44x−4546y=\boxed{44}x-\boxed{45}\sqrt{\boxed{46}} であり, 接点の座標は (4748,−49)\displaystyle \left(\frac{\sqrt{\boxed{47}}}{\boxed{48}},-\sqrt{\boxed{49}}\right) である。

(3) 点 PP が楕円上を1周するとき, 三角形 ABPABP の周および内部が通る領域の面積は 5051+52+53π54\displaystyle \frac{\boxed{50}\sqrt{\boxed{51}}+\boxed{52}+\boxed{53}\pi}{\boxed{54}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

楕円の媒介変数表示、三角関数の合成、接線式を用いた。掃過領域を楕円と固定線分の凸包に整理し、扇形と三角形に分割して面積を求めた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) P=(13,423),[ABP]max⁡=724\displaystyle (1)\space{}P=\left(\frac13,\frac{4\sqrt2}{3}\right),\quad [ABP]_{\max}=\frac{7\sqrt2}{4}
    (2) y=2x−22,T=(22,−2)\displaystyle (2)\space{}y=2x-2\sqrt2,\quad T=\left(\frac{\sqrt2}{2},-\sqrt2\right)
    (3) 72+4+5π4\displaystyle (3)\space{}\frac{7\sqrt2+4+5\pi}{4}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 楕円上の点を P=(cos⁡t,2sin⁡t)P=(\cos t,2\sin t) とおく。B−A=(1,−22)\displaystyle B-A=(1,-\frac{\sqrt2}{2}), P−A=(cos⁡t+1,2sin⁡t+322)\displaystyle P-A=(\cos t+1,2\sin t+\frac{3\sqrt2}{2}) である。座標による三角形の面積公式から, 面積の2倍に当たる向き付きの値は (xB−xA)(yP−yA)−(yB−yA)(xP−xA)=2sin⁡t+22cos⁡t+22\displaystyle (x_B-x_A)(y_P-y_A)-(y_B-y_A)(x_P-x_A)=2\sin t+\frac{\sqrt2}{2}\cos t+2\sqrt2。三角関数部分の振幅は 22+(22)2=322\displaystyle \sqrt{2^2+(\frac{\sqrt2}{2})^2}=\frac{3\sqrt2}{2} であり, 向き付きの値の最小値も 22−322=22>0\displaystyle 2\sqrt2-\frac{3\sqrt2}{2}=\frac{\sqrt2}{2}>0 だから, これを2で割ったものが常に面積である。最大値は 12(22+322)=724\displaystyle \frac12(2\sqrt2+\frac{3\sqrt2}{2})=\frac{7\sqrt2}{4}。最大となるとき sin⁡t=232/2=223\displaystyle \sin t=\frac{2}{3\sqrt2/2}=\frac{2\sqrt2}{3}, cos⁡t=2/232/2=13\displaystyle \cos t=\frac{\sqrt2/2}{3\sqrt2/2}=\frac13 なので P=(13,423)\displaystyle P=(\frac13,\frac{4\sqrt2}{3})。

(2) 楕円上の点 (u,2v)(u,2v) は u2+v2=1u^2+v^2=1 を満たし, その接線は ux+v2y=1\displaystyle ux+\frac v2y=1 である。これが B=(0,−22)B=(0,-2\sqrt2) を通る条件は −2v=1-\sqrt2 v=1, よって v=−12\displaystyle v=-\frac1{\sqrt2}。第4象限の接点では u=12\displaystyle u=\frac1{\sqrt2} だから接点は (22,−2)\displaystyle (\frac{\sqrt2}{2},-\sqrt2)。接線式に代入して x2−y22=1\displaystyle \frac{x}{\sqrt2}-\frac{y}{2\sqrt2}=1, すなわち y=2x−22y=2x-2\sqrt2。

(3) 点 PP が楕円を一周するときの三角形の和集合は, 楕円の内部と線分 ABAB の凸包である。実際, 楕円内部の点から線分 ABAB 上の点へ引いた線分は, その直線を延長すれば楕円上の点に達するため, いずれかの三角形 ABPABP に含まれる。凸包の境界は ABAB, AA と楕円の左端 L=(−1,0)L=(-1,0) を結ぶ接線分, 楕円の LL から T=(22,−2)\displaystyle T=(\frac{\sqrt2}{2},-\sqrt2) までの上側・右側を通る弧, および接線分 TBTB である。LL から TT へのこの弧の媒介変数の角度差は 5π4\displaystyle \frac{5\pi}{4}。単位円の扇形を縦に2倍した面積が対応する楕円扇形の面積なので, その面積は 1⋅22⋅5π4=5π4\displaystyle \frac{1\cdot2}{2}\cdot\frac{5\pi}{4}=\frac{5\pi}{4}。残る多角形 O−L−A−B−TO-L-A-B-T は三角形 OLA,OAB,OBTOLA,OAB,OBT に分けられ, 面積の和は 324+2+1=1+724\displaystyle \frac{3\sqrt2}{4}+\sqrt2+1=1+\frac{7\sqrt2}{4}。よって求める面積は 5π4+1+724=72+4+5π4\displaystyle \frac{5\pi}{4}+1+\frac{7\sqrt2}{4}=\frac{7\sqrt2+4+5\pi}{4}。

この問題で使う考え方

  • 楕円
  • 曲線の媒介変数表示
  • 三角関数の合成
  • 直線の方程式
  • 三角比による面積
  • 一般角と弧度法
  • 円の方程式

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。