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島根大学/2020年度/前期

島根大学 2020年 数学 第2問解答・解説

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1問題

島根大学2020年度第2問

a≠1a\neq 1 とする。円 C1:x2+y2−4ax−2ay=5−10aC_{1}:x^{2}+y^{2}-4ax-2ay=5-10a,円 C2:x2+y2=10C_{2}:x^{2}+y^{2}=10,円 C3:x2+y2−8x−6y=−10C_{3}:x^{2}+y^{2}-8x-6y=-10 について,次の問いに答えよ。

(1) 円 C1C_{1} が原点を通るとき,円 C1C_{1} の中心と半径を求めよ。

(2) 定数 aa の値にかかわらず円 C1C_{1} は定点 AA を通る。この定点 AA の座標を求めよ。

(3) 円 C2C_{2} と円 C3C_{3} の2つの交点と原点を通る円の中心と半径を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 中心(1,12)\displaystyle (1,\frac12)、半径 52\displaystyle \frac{\sqrt5}{2}。(2) A=(2,1)A=(2,1)。(3) 中心(2,32)\displaystyle (2,\frac32)、半径52\displaystyle \frac52。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) C1C_1 の式を平方完成すると (x−2a)2+(y−a)2=5(a−1)2(x-2a)^2+(y-a)^2=5(a-1)^2 となる。中心は (2a,a)(2a,a)、半径は 5 ∣a−1∣\sqrt5\,|a-1| である。原点を通る条件を代入すると 0=5−10a0=5-10a、よって a=12\displaystyle a=\tfrac12。従って 中心 (1,12),半径 52.\displaystyle \text{中心 }(1,\tfrac12),\qquad \text{半径 }\frac{\sqrt5}{2}.

(2) A=(x,y)A=(x,y) が定数 aa によらず C1C_1 上にある条件を (x2+y2−5)+a(−4x−2y+10)=0(x^2+y^2-5)+a(-4x-2y+10)=0 と書く。これが a≠1a\ne1 の全てで成り立つので、aa の係数と定数項がともに0である。従って x2+y2=5,2x+y=5.x^2+y^2=5,\qquad 2x+y=5. y=5−2xy=5-2x を代入すると x2+(5−2x)2=5すなわち5(x−2)2=0,x^2+(5-2x)^2=5\text{すなわち} 5(x-2)^2=0, よって x=2,y=1x=2,y=1。実際、(2,1)(2,1) を元の式に代入すると左辺は 5−10a5-10a となるから、全ての a≠1a\ne1 で円上にある。従って A=(2,1)A=(2,1)。

(3) C2,C3C_2,C_3 の共通点では、二つの円の式の差から 4x+3y=10,x2+y2=104x+3y=10,\qquad x^2+y^2=10 を得る。直線 4x+3y=104x+3y=10 と原点の距離は 2<102<\sqrt{10} なので、C2C_2 との交点は異なる2点であり、これらが C2,C3C_2,C_3 の二交点である。

原点を通る円を x2+y2+Dx+Ey=0x^2+y^2+Dx+Ey=0 とおく。二交点では x2+y2=10x^2+y^2=10 だから、この円が両方を通る条件は Dx+Ey=−10Dx+Ey=-10 である。これは二交点を通る直線であり、二点を結ぶ直線 4x+3y=104x+3y=10 と一致する。すなわち −4x−3y=−10-4x-3y=-10 だから D=−4,E=−3D=-4,E=-3。求める円は x2+y2−4x−3y=0x^2+y^2-4x-3y=0 で、平方完成すると (x−2)2+(y−32)2=254.\displaystyle (x-2)^2+(y-\tfrac32)^2=\frac{25}{4}. よって中心は (2,32)\displaystyle (2,\tfrac32)、半径は 52\displaystyle \tfrac52。この式は原点を通り、二交点でも 10−4x−3y=010-4x-3y=0 を満たす。

(1) 平方完成すると C1C_1 は (x−2a)2+(y−a)2=5(a−1)2(x-2a)^2+(y-a)^2=5(a-1)^2。原点を代入して a=12\displaystyle a=\frac12 なので中心は (1,12)\displaystyle (1,\frac12)、半径は52\displaystyle \frac{\sqrt5}{2}。(2) C1C_1の式を (x2+y2−5)+a(−4x−2y+10)=0(x^2+y^2-5)+a(-4x-2y+10)=0 と整理する。A=(x,y)A=(x,y)がa≠1a\neq1の全てでこの円上にあるので、定数項とaの係数がそれぞれ0。従って x2+y2=5,2x+y=5x^2+y^2=5,\quad 2x+y=5。代入すると5(x−2)2=05(x-2)^2=0でA=(2,1)A=(2,1)。(3) C2,C3C_2,C_3の交点では差を取って4x+3y=104x+3y=10、またx2+y2=10x^2+y^2=10。原点を通る円を x2+y2+Dx+Ey=0x^2+y^2+Dx+Ey=0 とする。この円が両交点を通るには線形条件 Dx+Ey=−10Dx+Ey=-10 が両方で成立しなければならない。交点は4x+3y=104x+3y=10上の異なる2点なので、その直線は−4x−3y=−10-4x-3y=-10、従ってD=−4, E=−3D=-4,\ E=-3。求める円は x2+y2−4x−3y=0x^2+y^2-4x-3y=0。平方完成して中心(2,32)\displaystyle (2,\frac32)、半径52\displaystyle \frac52。原点はこの円上にあり、共通交点でも10−4x−3y=010-4x-3y=0となる。

この問題で使う考え方

  • 平方完成
  • 係数比較
  • 2円の差による共通弦・根軸
  • 原点を通る円の一般形

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