島根大学/2020年度/前期
島根大学 2020年 数学 第1問解答・解説
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1問題
自然数 に対し, と の最大公約数を で表す。以下はユークリッドの互除法を用いた最大公約数の求め方である。
ユークリッドの互除法
を をみたす自然数とし, とおく。 を で割った商を ,余りを とする。もし ならば を で割った商を ,余りを とする。この手順を 回繰り返したとき,余り が になれば,次の関係式が成り立つ。このとき, と の最大公約数について,が成り立つ。
自然数 に対し,すべての位の数字が である 桁の自然数を とおく。例えば, であり,すべての に対してである。次の問いに答えよ。
(1) ユークリッドの互除法を用いて, と の最大公約数を求めよ。
(2) をみたす自然数 と に対し,等式 が成り立つことを示せ。
(3) すべての自然数 に対し, と は互いに素である。このことと (2) の結果を用いて, をみたす自然数 と に対し, が成り立つことを示せ。
(4) をみたす自然数 と の最大公約数を とすると, と の最大公約数は であることを示せ。ただし,必要であれば,枠で囲まれたユークリッドの互除法の説明文で使用されている記号を用いてもよい。
(5) (1) と (4) を用いて, と の最大公約数を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
とおく。(1) 通常の互除法で 従って 。
(2) のとき (3) なので 。上の恒等式から であり、 と の公約数は と の公約数と同じ。互除法により だから、その公約数は も割る。逆に、 と の公約数は も割るので (4) これは添字 に通常のユークリッド互除法を反復したとき各余り段階で保たれる。従って最後の非零余り まで進めば (5) (1)と(4)に を用いて
ユークリッド互除法でgcd(12345,54321)=3。a_n=111…1とすると a_m−a_n=10^n a_{m−n}; 互除法の各段階で gcd(a_m,a_n)=gcd(a_n,a_{m−n})。従って gcd(a_12345,a_54321)=a_3=111。
この問題で使う考え方
- ユークリッド互除法
- 合同式
- 整数の公約数
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