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昭和大学/2017年度/Ⅰ期

昭和大学 2017年 数学 第4問解答・解説

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1問題

昭和大学2017年度第4問

次の各問いに答えよ。答は結果のみを解答欄に記入せよ。

(1) a+b=1,a2+b2=3a+b=1,\quad a^2+b^2=3のとき、a7+b7a^7+b^7の値を求めよ。

(2) 次の式の値を求めよ。∑k=12151(k+1)23+k(k+1)3+k23.\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{215}\frac{1}{\sqrt[3]{(k+1)^2}+\sqrt[3]{k(k+1)}+\sqrt[3]{k^2}}.

(3) 座標平面上の点(x,y)(x,y)が2x2+xy−5x−y2+4y−3≧02x^2+xy-5x-y^2+4y-3\geq0を満たしているとき、x2+y2x^2+y^2の最小値を求めよ。

(4) 関数f(x)=x+acos⁡x (a>1)f(x)=x+a\cos x\ (a>1)は0<x<2π0<x<2\piにおいて極小値1を取る。この範囲におけるf(x)f(x)の極大値を求めよ。

(5) 座標平面上の曲線9y2=(x+3)39y^2=(x+3)^3とyy軸とで囲まれた図形の周の長さを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

対称式の漸化式、立方差による望ましい消去、一次式への因数分解と不等式、導関数の符号、弧長積分を用いる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 2929\quad (2) 55\quad (3) 15\displaystyle \frac15\quad (4) π−1\pi-1\quad (5) 147−163+23\displaystyle \frac{14\sqrt7-16}{3}+2\sqrt3

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) a+b=1a+b=1 より 2ab=(a+b)2−(a2+b2)=1−3=−22ab=(a+b)^2-(a^2+b^2)=1-3=-2 なので ab=−1ab=-1 である。Sn=an+bnS_n=a^n+b^n とおくと、n≧2n\ge2 に対し Sn=(a+b)Sn−1−abSn−2=Sn−1+Sn−2.S_n=(a+b)S_{n-1}-abS_{n-2}=S_{n-1}+S_{n-2}. ここで S0=2, S1=1S_0=2,\ S_1=1 だから S2=3,S3=4,S4=7,S5=11,S6=18,S7=29.S_2=3,\quad S_3=4,\quad S_4=7,\quad S_5=11,\quad S_6=18,\quad S_7=29. したがって a7+b7=29a^7+b^7=29 である。

(2) u=k+13, v=k3u=\sqrt[3]{k+1},\ v=\sqrt[3]{k} とおくと、問題の分母は u2+uv+v2u^2+uv+v^2 である。また (u−v)(u2+uv+v2)=u3−v3=(k+1)−k=1(u-v)(u^2+uv+v^2)=u^3-v^3=(k+1)-k=1 だから、各項は 1u2+uv+v2=u−v=k+13−k3\displaystyle \frac{1}{u^2+uv+v^2}=u-v=\sqrt[3]{k+1}-\sqrt[3]{k} と変形できる。よって和は順に消去し合い、 ∑k=1215(k+13−k3)=2163−13=6−1=5.\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{215}\left(\sqrt[3]{k+1}-\sqrt[3]{k}\right) =\sqrt[3]{216}-\sqrt[3]{1}=6-1=5.

(3) u=2x−y, v=x+yu=2x-y,\ v=x+y とおくと、条件の左辺は 2x2+xy−y2−5x+4y−3=(u+1)(v−3)2x^2+xy-y^2-5x+4y-3=(u+1)(v-3) と因数分解できる。積が0以上だから、u+1≧0, v−3≧0u+1\ge0,\ v-3\ge0 または u+1≦0, v−3≦0u+1\le0,\ v-3\le0 である。 前者では x+y=v≧3x+y=v\ge3 であり、 2(x2+y2)−(x+y)2=(x−y)2≧02(x^2+y^2)-(x+y)^2=(x-y)^2\ge0 から x2+y2≧9/2x^2+y^2\ge9/2 となる。 後者では 2x−y=u≦−12x-y=u\le-1 なので、 5(x2+y2)−(2x−y)2=(x+2y)2≧05(x^2+y^2)-(2x-y)^2=(x+2y)^2\ge0 より x2+y2≧1/5x^2+y^2\ge1/5 である。点 (x,y)=(−2/5,1/5)(x,y)=(-2/5,1/5) では u=−1u=-1 となって条件を満たし、x2+y2=1/5x^2+y^2=1/5 である。したがって最小値は 1/51/5 である。

(4) f′(x)=1−asin⁡xf'(x)=1-a\sin x である。0<1/a<10<1/a<1 だから、ある θ (0<θ<π/2)\theta\ (0<\theta<\pi/2) を用いて sin⁡θ=1/a\sin\theta=1/a とおける。臨界点は θ, π−θ\theta,\ \pi-\theta であり、導関数の符号は順に正、負、正となる。ゆえに θ\theta で極大、π−θ\pi-\theta で極小をとる。 acos⁡θ=a2−1a\cos\theta=\sqrt{a^2-1} なので、極小値が1であるという条件は f(π−θ)=π−θ−a2−1=1f(\pi-\theta)=\pi-\theta-\sqrt{a^2-1}=1 である。したがって極大値は f(θ)=θ+a2−1=θ+(π−θ−1)=π−1.f(\theta)=\theta+\sqrt{a^2-1} =\theta+(\pi-\theta-1)=\pi-1.

(5) 曲線は −3≦x≦0-3\le x\le0 で y=±(x+3)3/23\displaystyle y=\pm\frac{(x+3)^{3/2}}{3} と表される。各枝について ∣dydx∣=x+32\displaystyle \left|\frac{dy}{dx}\right|=\frac{\sqrt{x+3}}{2} だから、1本の枝の長さは、弧長の公式を用いて ∫−301+(dydx)2 dx=12∫03u+4 du=77−83,(u=x+3)\displaystyle \int_{-3}^{0}\sqrt{1+\left(\frac{dy}{dx}\right)^2}\,dx =\frac12\int_0^3\sqrt{u+4}\,du =\frac{7\sqrt7-8}{3}, \qquad (u=x+3) である。2本の枝の長さに、x=0x=0 上の線分の長さ 232\sqrt3 を加えると、周の長さは 2⋅77−83+23=147−163+23.\displaystyle 2\cdot\frac{7\sqrt7-8}{3}+2\sqrt3 =\frac{14\sqrt7-16}{3}+2\sqrt3.

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 三次の乗法・因数分解公式
  • 階差・和の利用
  • 不等式の表す領域
  • 等式・不等式の証明
  • 三角関数の微分
  • 三角関数の相互関係
  • 合成関数の微分

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