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東京医科大学/2020年度/一般

東京医科大学 2020年 数学 第1問解答・解説

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1問題

東京医科大学2020年度第1問

(1) 正の整数 aa と bb について、等式 301a−319b3=a−b\sqrt[3]{301\sqrt{a}-319\sqrt{b}}=\sqrt{a}-\sqrt{b} が成立している。実数 ab\sqrt{ab} が整数でないとき a=アイa=\boxed{\text{アイ}} である。

(2) 実数 α\alpha が 0≦α<2π0\leq\alpha<2\pi の範囲にあり、β\beta が 0≦β≦π2\displaystyle 0\leq\beta\leq\frac{\pi}{2} の範囲にあるとき (6cos⁡α⋅cos⁡β+sin⁡α⋅15sin⁡β)2\left(6\cos\alpha\cdot\sqrt{\cos\beta}+\sin\alpha\cdot\sqrt{15\sin\beta}\right)^2 の最大値は ウエ\boxed{\text{ウエ}} である。

(3) 不等式 m+13−m3<148\displaystyle \sqrt[3]{m+1}-\sqrt[3]{m}<\frac{1}{48} をみたす正の整数 mm の最小値は オカ\boxed{\text{オカ}} である。

(4) 不等式 (n+13)4−(n3)4>40\left(\sqrt[3]{n+1}\right)^4-\left(\sqrt[3]{n}\right)^4>40 をみたす正の整数 nn の最小値は キクケコサ\boxed{\text{キクケコサ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

立方根条件を立方して係数を比較し、二変数の最大値は内積とベクトルの長さの関係、不等式の最小整数は差の単調性と閾値比較で求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(1)\quad アイ=82.=82.
    (2)(2)\quad ウエ=39.=39.
    (3)(3)\quad オカ=64.=64.
    (4)(4)\quad キクケコサ=27000.=27000.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 両辺を3乗して整理すると (a+3b−301)a=(3a+b−319)b(a+3b-301)\sqrt a=(3a+b-319)\sqrt b を得る。係数の一方が0なら等式より他方も0である。両方が0でないと仮定すれば,a/b\sqrt{a/b} が有理数となり,ab=ba/b\sqrt{ab}=b\sqrt{a/b} も有理数となる。abab は整数なのでこの平方根は整数となり,条件に反する。よって両係数はともに0であり,a+3b=301a+3b=301,3a+b=3193a+b=319 を解くと b=73,a=82b=73,a=82。実際,82⋅73=598682\cdot73=5986 は 772=592977^2=5929 と 782=608478^2=6084 の間なので条件を満たす。

(2) A=6cos⁡βA=6\sqrt{\cos\beta},B=15sin⁡βB=\sqrt{15\sin\beta} とおく。A,B≧0A,B\ge0 であり,ベクトル (A,B)(A,B) と (cos⁡α,sin⁡α)(\cos\alpha,\sin\alpha) の内積の絶対値は長さの積以下であり、後者の長さは1だから (Acos⁡α+Bsin⁡α)2≦A2+B2(A\cos\alpha+B\sin\alpha)^2\le A^2+B^2。等号は適切な α\alpha で成立する。よって最大値は 36cos⁡β+15sin⁡β36\cos\beta+15\sin\beta の最大値である。同様にベクトル (36,15)(36,15) と (cos⁡β,sin⁡β)(\cos\beta,\sin\beta) の内積を考えると 36cos⁡β+15sin⁡β≦362+152cos⁡2β+sin⁡2β=3936\cos\beta+15\sin\beta\le\sqrt{36^2+15^2}\sqrt{\cos^2\beta+\sin^2\beta}=39。cos⁡β=12/13,sin⁡β=5/13\cos\beta=12/13,\sin\beta=5/13 とできるので最大値39をとる。

(3) dm=m+13−m3d_m=\sqrt[3]{m+1}-\sqrt[3]m とおくと,有理化により dm=1/Dmd_m=1/D_m,ただし Dm=(m+13)2+m+13m3+(m3)2D_m=(\sqrt[3]{m+1})^2+\sqrt[3]{m+1}\sqrt[3]m+(\sqrt[3]m)^2。DmD_m は mm とともに増加するから dmd_m は減少する。さらに 1933=7189057>65⋅483=7188480193^3=7189057>65\cdot48^3=7188480 より 653<193/48\sqrt[3]{65}<193/48,したがって d64<1/48d_{64}<1/48。一方 1913=6967871>63⋅483=6967296191^3=6967871>63\cdot48^3=6967296 より 633<191/48\sqrt[3]{63}<191/48,したがって d63>1/48d_{63}>1/48。よって m≦63m\le63 では不等式を満たさず,最小値は64。

(4) f(x)=x4/3f(x)=x^{4/3} とおけば,求める左辺は f(n+1)−f(n)=∫nn+143x3 dx\displaystyle f(n+1)-f(n)=\int_n^{n+1}\frac43\sqrt[3]x\,dx。被積分関数は増加するので,この差は nn とともに増加する。x<27000x<27000 なら 43x3<40\displaystyle \frac43\sqrt[3]x<40 であるから n=26999n=26999 では差が40未満であり,それより小さい nn でも40未満。x>27000x>27000 なら 43x3>40\displaystyle \frac43\sqrt[3]x>40 なので n=27000n=27000 では差が40より大きい。したがって最小値は27000。

この問題で使う考え方

  • 実数と無理数
  • 対偶・背理法による証明
  • 三次の乗法・因数分解公式
  • 等式・不等式の証明
  • 三角関数の相互関係
  • 無理関数の性質
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質

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