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昭和大学/2019年度/Ⅰ期

昭和大学 2019年 数学 第4問解答・解説

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1問題

昭和大学2019年度第4問

次の各問いに答えよ。ただし、答えは結果のみを解答欄に記入せよ。

(1) f(x)=cos⁡x1+sin⁡x\displaystyle f(x)=\frac{\cos x}{1+\sin x} のとき、f′(π6)\displaystyle f'\left(\frac{\pi}{6}\right) を求めよ。

(2) 曲線 ∣log⁡3x∣+∣log⁡3y∣=2\left|\log_{3}x\right|+\left|\log_{3}y\right|=2 で囲まれる図形の面積を求めよ。

(3) {x=(1+cos⁡θ)cos⁡θ,y=(1+cos⁡θ)sin⁡θ(−π≦θ≦π)\begin{cases} x=(1+\cos\theta)\cos\theta,\\ y=(1+\cos\theta)\sin\theta \end{cases} \qquad(-\pi\le\theta\le\pi) を xx 軸のまわりに回転させてできる回転体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

三角関数の商の微分、対数曲線の上下境界の積分、媒介変数表示からの円板・円環法を用いた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) −23;\displaystyle -\frac23;\qquad (2) 160ln⁡39;\displaystyle \frac{160\ln 3}{9};\qquad (3) 8π3.\displaystyle \frac{8\pi}{3}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 商の微分法を用いると f′(x)=−sin⁡x(1+sin⁡x)−cos⁡2x(1+sin⁡x)2=−11+sin⁡x.\displaystyle f'(x)=\frac{-\sin x(1+\sin x)-\cos^2x}{(1+\sin x)^2} =-\frac{1}{1+\sin x}. 従って f′(π6)=−11+12=−23.\displaystyle f'\left(\frac{\pi}{6}\right)=-\frac{1}{1+\frac12}=-\frac23.

(2) x,y>0x,y>0である。1/9≦x≦11/9\le x\le1では曲線の上下端がy=1/(9x)y=1/(9x), y=9xy=9xとなり、1≦x≦91\le x\le9ではy=x/9y=x/9, y=9/xy=9/xとなる。従って囲まれた図形の面積は ∫1/91(9x−19x)dx+∫19(9x−x9)dx=(409−2ln⁡39)+(18ln⁡3−409)=160ln⁡39.\displaystyle \begin{aligned} \int_{1/9}^{1}\left(9x-\frac1{9x}\right)dx +\int_{1}^{9}\left(\frac9x-\frac{x}{9}\right)dx &=\left(\frac{40}{9}-\frac{2\ln3}{9}\right) +\left(18\ln3-\frac{40}{9}\right)\\ &=\frac{160\ln3}{9}. \end{aligned}

(3) ρ=1+cos⁡θ\rho=1+\cos\thetaと書けば、与えられた曲線は極座標で半径ρ\rhoの曲線である。上半分は0≦θ≦π0\le\theta\le\piに対応する。xx軸のまわりの回転体を円板・円環で切ると、x<0x<0の区間では上側境界の外側の枝が外半径、内側の枝が内半径となる。従って、上半分の境界をθ=0\theta=0からπ\piへたどると、外側半径の円板・円環寄与を加え、内側半径の寄与を差し引く符号付き積分 V=−π∫0πy(θ)2x′(θ) dθ\displaystyle V=-\pi\int_0^\pi y(\theta)^2 x'(\theta)\,d\theta で体積が得られる。実際、x′(θ)=−sin⁡θ(1+2cos⁡θ)x'(\theta)=-\sin\theta(1+2\cos\theta)で、0≦θ≦2π/30\le\theta\le2\pi/3ではx′≦0x'\le0、2π/3≦θ≦π2\pi/3\le\theta\le\piではx′≧0x'\ge0となり、後半が内側円環の控除に当たる。よって V=π∫0π(1+cos⁡θ)2sin⁡3θ(1+2cos⁡θ) dθ=π∫−11(1+u)2(1−u2)(1+2u) du=π⋅83=8π3,\displaystyle \begin{aligned} V &=\pi\int_0^\pi(1+\cos\theta)^2\sin^3\theta(1+2\cos\theta)\,d\theta\\ &=\pi\int_{-1}^{1}(1+u)^2(1-u^2)(1+2u)\,du\\ &=\pi\cdot\frac83=\frac{8\pi}{3}, \end{aligned} ここでu=cos⁡θu=\cos\thetaと置換した。

この問題で使う考え方

  • 商の微分
  • 三角関数の微分
  • 対数関数のグラフ・増減
  • 曲線で囲まれた面積
  • 置換積分法
  • 定積分による体積
  • 曲線の媒介変数表示

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