本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

昭和大学/2019年度/Ⅰ期

昭和大学 2019年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

昭和大学2019年度第2問

次の各問いに答えよ。ただし、答えは結果のみを解答欄に記入せよ。 1から99までの自然数からなる集合を UU とする。以下の問いに答えよ。

(1) UU の要素のうち、100との最大公約数が1より大きいもの全体からなる集合を VV、UU の要素のうち偶数個の正の約数をもつものの集合を WW とする。AA および BB が UU の部分集合で、次の2つの条件を満たすとき、集合 BB の要素をすべて求めよ。 (a)A‾∪B=V\text{(a)}\quad \overline{A}\cup B=V (b)A‾∩B‾=W\text{(b)}\quad \overline{A}\cap\overline{B}=W

(2) UU の要素から重複せず50個の要素を取り出した集合を XX とする。XX の作り方が xx 通りあるとするとき、xx の約数のうち、3a3^{a}(aa は自然数)の形で表せる数で最大のものを求めよ。

(3) UU の要素のうち、正の約数の個数が100の正の約数の個数よりも大きい要素はいくつあるか。また、そのうち正の約数の和が100の正の約数の和よりも大きくなる要素 nn をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 条件を満たす A,B は存在しない;;\qquad (2) 34=81;3^4=81;\qquad (3) 7 個,n=84,90,96.,\quad n=84,90,96.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 補集合はU={1,2,…,99}U=\{1,2,\ldots,99\}に関するものとする。33はgcd⁡(3,100)=1\gcd(3,100)=1なのでVVに属さない。一方、3の正の約数は1,3の2個で偶数だから3∈W3\in Wである。(a)よりA‾∪B=V\overline A\cup B=Vなので、3∉V3\notin Vから3∉A‾3\notin\overline Aかつ3∉B3\notin B。従って3∉A‾∩B‾3\notin\overline A\cap\overline Bとなるが、(b)はA‾∩B‾=W\overline A\cap\overline B=Wを要求し3∈W3\in W。矛盾するため、二条件を満たすA,BA,Bは存在せず、そのようなBBも存在しない。

(2) XXの作り方は(9950)\displaystyle \binom{99}{50}通り。素因数3の指数をν3\nu_3とすると ν3(9950)=ν3(99!)−ν3(50!)−ν3(49!).\displaystyle \nu_3\binom{99}{50} =\nu_3(99!)-\nu_3(50!)-\nu_3(49!). 階乗中の3の個数を3,9,27,81,…3,9,27,81,\ldotsの倍数ごとに数えると ν3(99!)=33+11+3+1=48,ν3(50!)=16+5+1=22,ν3(49!)=16+5+1=22.\nu_3(99!)=33+11+3+1=48,\quad \nu_3(50!)=16+5+1=22,\quad \nu_3(49!)=16+5+1=22. 従って(9950)\displaystyle \binom{99}{50}に含まれる3の指数は48−22−22=448-22-22=4。その約数で3の累乗である最大のものは34=813^4=81。

(3) 100=22⋅52100=2^2\cdot5^2なので正の約数の個数は(2+1)2=9(2+1)^2=9、正の約数の和は (1+2+4)(1+5+25)=7⋅31=217.(1+2+4)(1+5+25)=7\cdot31=217. 1から99の整数の素因数指数から約数個数が9を超えるものを列挙すると次の7個である。 n素因数分解約数の個数約数の和4824⋅3101246022⋅3⋅5121687223⋅32121958024⋅5101868422⋅3⋅712224902⋅32⋅5122349625⋅312252\begin{array}{c|c|c|c} n&\text{素因数分解}&\text{約数の個数}&\text{約数の和}\\ \hline 48&2^4\cdot3&10&124\\ 60&2^2\cdot3\cdot5&12&168\\ 72&2^3\cdot3^2&12&195\\ 80&2^4\cdot5&10&186\\ 84&2^2\cdot3\cdot7&12&224\\ 90&2\cdot3^2\cdot5&12&234\\ 96&2^5\cdot3&12&252 \end{array} この列挙が尽くされることを確かめる。素数冪は約数個数10以上となる指数が9以上必要だが29>992^9>99。素因数が2種類で指数の組が(4,1),(5,1),(3,2)(4,1),(5,1),(3,2)またはその逆なら、99以下で該当するのは48,80,96,72だけであり、他の指数組で約数個数が10以上となるものは最小でも99を超える。素因数が3種類以上なら、約数個数を9より大きくするには少なくとも1つの指数が2以上必要である。指数組(2,1,1)(2,1,1)の候補は60,84,90で、これ以外の指数の増加や素数の増加は99を超える。4種類以上の素因数を含む数は最小でも2⋅3⋅5⋅7=210>992\cdot3\cdot5\cdot7=210>99。よって候補は表の7個に限られる。約数和が217を超えるのは84,90,9684,90,96である。

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。