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日本大学/2020年度/A

日本大学 2020年 数学 第1問解答・解説

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1問題

日本大学2020年度第1問

,[2],[3]は,マークシートに解答を記入しなさい。ただし,分数は既約分数で答え,平方根を含む解答は平方根の中をできるだけ簡単にして答えなさい。

[1] 以下の問いに答えなさい。

(1) 2つの放物線 y=4x2−7x−1y=4x^2-7x-1 と y=x2−2x+1y=x^2-2x+1 の共有点の xx 座標の値は

x=−12,3\displaystyle x=-\frac{\boxed{1}}{\boxed{2}},\quad \boxed{3}

である。また,2つの共有点をともに通る直線の方程式は

y=−45x+67\displaystyle y=-\frac{\boxed{4}}{\boxed{5}}x+\frac{\boxed{6}}{\boxed{7}}

である。

(2) 100以下の自然数全体を全体集合 UU とし,UU の部分集合 A,B,CA,B,C を

A={a∣a は 2 の倍数},B={b∣b は 3 の倍数},C={c∣c は 5 の倍数}A=\{a\mid a\text{ は }2\text{ の倍数}\},\quad B=\{b\mid b\text{ は }3\text{ の倍数}\},\quad C=\{c\mid c\text{ は }5\text{ の倍数}\}

とする。このとき,

n(A∩B∩C)=8,n(A∩B∪C‾)=910n(A\cap B\cap C)=\boxed{8},\qquad n\bigl(A\cap\overline{B\cup C}\bigr)=\boxed{9}\boxed{10}

である。ここで,n(T)n(T) は集合 TT の要素の個数を表す。

(3) 三角形 ABCABC において,各頂点 A,B,CA,B,C の対辺の長さを a,b,ca,b,c で表すとする。いま,∠C=120∘, c=8\angle C=120^\circ,\ c=8,かつ,

a4+c2a2−b2c2−b4=0a^4+c^2a^2-b^2c^2-b^4=0

ならば,

a=111213\displaystyle a=\frac{\boxed{11}}{\boxed{12}}\sqrt{\boxed{13}}

である。

(4) 連立不等式

{y≦−15x+3,y≧x−3,x≧0,y≧−23x+2\displaystyle \left\{\begin{array}{l} y\leq -\frac{1}{5}x+3,\\ y\geq x-3,\\ x\geq 0,\\ y\geq -\frac{2}{3}x+2 \end{array}\right.

により囲まれる図形を DD で表す。(x,y)(x,y) を DD の点とするとき,x+3yx+3y の最小値は 14\boxed{14} であり,最大値は 1516\boxed{15}\boxed{16} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

二次関数の交点、集合の倍数の個数、余弦定理による辺の決定、連立一次不等式の領域での一次式の極値をそれぞれ基本公式から求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x=−13, 2,y=−13x+53\displaystyle (1)\space{}x=-\frac13,\,2,\quad y=-\frac13x+\frac53
    (2) 3, 27
    (3) a=833\displaystyle (3)\space{}a=\frac{8\sqrt3}{3}
    (4) min⁡(x+3y)=3, max⁡(x+3y)=11\displaystyle (4)\space{}\min(x+3y)=3,\space{}\max(x+3y)=11

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 共有点では二つの放物線の yy 座標が等しいから 4x2−7x−1=x2−2x+14x^2-7x-1=x^2-2x+1 すなわち 3x2−5x−2=(3x+1)(x−2)=03x^2-5x-2=(3x+1)(x-2)=0 である。よって共有点の xx 座標は x=−1/3, 2x=-1/3,\,2 である。それぞれの yy 座標は x=−13 のとき y=169,x=2 のとき y=1\displaystyle x=-\frac13\text{ のとき }y=\frac{16}{9},\qquad x=2\text{ のとき }y=1 となる。したがって、両点を通る直線の傾きは 1−16/92−(−1/3)=−13\displaystyle \frac{1-16/9}{2-(-1/3)}=-\frac13 であり、点 (2,1)(2,1) を通るので切片は 5/35/3。求める直線は y=−13x+53\displaystyle y=-\frac13x+\frac53 である。

(2) U={1,2,…,100}U=\{1,2,\ldots,100\} である。A∩B∩CA\cap B\cap C は30の倍数全体なので、 n(A∩B∩C)=⌊10030⌋=3.\displaystyle n(A\cap B\cap C)=\left\lfloor\frac{100}{30}\right\rfloor=3. また n(A)=50n(A)=50、A∩BA\cap B は6の倍数全体、A∩CA\cap C は10の倍数全体であるから n(A∩B)=⌊1006⌋=16,n(A∩C)=⌊10010⌋=10.\displaystyle n(A\cap B)=\left\lfloor\frac{100}{6}\right\rfloor=16,\qquad n(A\cap C)=\left\lfloor\frac{100}{10}\right\rfloor=10. A∩B∩CA\cap B\cap C を二重に引いた分を戻すと n(A∩B∪C‾)=n(A)−n(A∩B)−n(A∩C)+n(A∩B∩C)=50−16−10+3=27.\begin{aligned} n\bigl(A\cap\overline{B\cup C}\bigr) &=n(A)-n(A\cap B)-n(A\cap C)+n(A\cap B\cap C)\\ &=50-16-10+3=27. \end{aligned}

(3) 与えられた等式の左辺は a4−b4+c2(a2−b2)=(a2−b2)(a2+b2+c2)a^4-b^4+c^2(a^2-b^2) =(a^2-b^2)(a^2+b^2+c^2) と因数分解できる。三角形の辺の長さは正なので a2+b2+c2>0a^2+b^2+c^2>0。したがって a2=b2a^2=b^2、ゆえに a=ba=b である。余弦定理と cos⁡120∘=−1/2\cos120^\circ=-1/2 から c2=a2+b2−2abcos⁡120∘=a2+b2+ab=3a2.c^2=a^2+b^2-2ab\cos120^\circ=a^2+b^2+ab=3a^2. c=8c=8 かつ a>0a>0 より a=83=833.\displaystyle a=\frac{8}{\sqrt3}=\frac{8\sqrt3}{3}.

(4) 上側の境界を u(x)=3−x/5u(x)=3-x/5、下側の二直線を ℓ1(x)=x−3,ℓ2(x)=−23x+2\displaystyle \ell_1(x)=x-3,\qquad \ell_2(x)=-\frac23x+2 とおく。x≧0x\geq0 で ℓ2(x)≦u(x)\ell_2(x)\leq u(x) は常に成り立ち、ℓ1(x)≦u(x)\ell_1(x)\leq u(x) は x≦5x\leq5 と同値である。したがって 0≦x≦50\leq x\leq5。また ℓ2(x)−ℓ1(x)=5−53x\displaystyle \ell_2(x)-\ell_1(x)=5-\frac53x より、0≦x≦30\leq x\leq3 では下側境界が ℓ2\ell_2、3≦x≦53\leq x\leq5 では ℓ1\ell_1 である。

固定した xx では x+3yx+3y は yy とともに増加する。よって最大値は上側境界上で調べればよく、 x+3u(x)=9+25x(0≦x≦5)\displaystyle x+3u(x)=9+\frac25x\qquad(0\leq x\leq5) は増加するから、最大値は x=5, y=2x=5,\ y=2 のときの 1111 である。一方、最小値は下側境界上で調べればよい。0≦x≦30\leq x\leq3 では x+3ℓ2(x)=6−xx+3\ell_2(x)=6-x であり、3≦x≦53\leq x\leq5 では x+3ℓ1(x)=4x−9.x+3\ell_1(x)=4x-9. 前者は減少、後者は増加するため、最小値は両者の接続点 (3,0)(3,0) における 33 である。

この問題で使う考え方

  • 和の法則
  • 約数・倍数
  • 余弦定理
  • 一次不等式
  • 二次方程式とグラフ
  • 集合と包含
  • 直線の方程式
  • 不等式の表す領域

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